Victory has a thousand fathers but defeat is an orphan.
成功には千人の父親いるが、失敗は一人の孤児である。
「失敗」こそが叡智へと至る道。
端的に言って、成功者とは、誰よりも失敗を多く経験した者のことである。
「一勝九敗」とか、それを表現する言葉がいろいろあるが、本質的に人生は確率論。つまり、成功というアタリを引くためには、たくさんのハズレを引く必要がある。
だからこそ、実業家にしろ芸術家にしろ、成功してこの世に名前を残している人は、多作家であり、膨大な数の失敗を経験している。
例えばピカソ。
「ゲルニカ」や「アビニヨンの娘たち」など、有名な作品はたくさんあるが、ピカソが生涯10万点以上の作品を書いていることはあまり知られていない。
つまり、ピカソが書いた絵の多くは誰にも知られず、地下に眠っており、多くの人が知っている作品はほんのわずかしかないのだ。
これが何を意味するのか。その意味を真剣に考えると、いろいろ奥深い。「失敗」について、受け止め方がガラリと変わるはずだ。
「失敗」というとなかなかポジティブに考えることができないかもしれないが、本当の意味で人生における勝利をつかみとりたいなら。何より人生最後の最後で「めでたしめでたし」を迎えたいなら。
失敗のない人生は、ありえないのである。
ストック!英単語
Victory = 勝利
defeat = 敗北、打ち負かす
orphan = 孤児
元ネタ
アメリカ第35代大統領ジョン・F・ケネディの名言から。
43歳という若さで大統領に就任した「若き改革者」のイメージが強いケネディ大統領。就任中は、
Ask not what your country can do for you; ask what you can do for your country.
国家があなたのために何をしてくれるかではなく、あなたが国家のために何ができるか
など、歴史に残る様々な名言を残しています。
ついでにこちらの英語もストック!
Victory has a thousand fathers but defeat is an orphan.とあわせて覚えておくと英語の表現力が広がるのがこちらです。ストックして、更に英語で言いたいことを言うためのチョイスを増やしましょう。
Failure is the mother of success.=失敗は成功の母。
Fall seven times, stand up eight.=七転び八起き。
Never, never, never give up.=絶対にあきらめるな。