Enough is as good as a feast.
足るを知る者は富む。
「足し算」の人生を歩み続けるのは不可能!
端的に言って、「もっと」を求める人生は刺激的だ。
今より「もっと」お金を稼ぐ。今より「もっと」たくさん人と出会って、素晴らしい恋愛をする。今より「もっと」すごい自分になって成功する。
つまり「もっと」を求める人生は、「足し算」思考の人生と言えるのかもしれない。
何か昨日よりも+になれば成功。右肩上がりにうまくいっているときは、人生は最高に楽しいだろう。
しかしあいにく、人生いつまでも右肩上がりにうまくいくことはない。なぜなら、人は引き算。老化や病気、いつかは引き算で人生を考えなければいけないときが来るからである。
若さはいつか必ず失われる。年齢を重ねれば体力が落ちて疲れやすくなるし、病気になりやすくもなる。だから「足し算」思考で人生を考えているといつか必ず限界がやって来る。
結局どこかの段階で、「もっと」を求めるよりも大切なことがあることに、気づくときがやって来る。
もしあなたがもう、これ以上頑張ることが難しいなら、「もっと」を求め続けてうんざりしてきているとしたら、今こそがそのときかもしれない。
そのときは、「もっと」何かを求めるのではなく、逆に何かを手放していく。つまり人生から何かを引いていく「引き算」思考を始めるのである。
するとどうなるか?私たちは「もっと」を求めなくても幸せになることができる。満足に生きることができる。そのことに気づくことができるのである。
ストック!英単語
feast= 饗宴、ごちそう
元ネタ
古代中国の思想家、老子の思想より。
「もっとお金を稼ぎたい」「もっと成功したい」「もっとモテたい」と、欲望を刺激されるのは「競争社会」という世の中の環境です。
だからこそ今持っているものに加えて何かを手に入れることが素晴らしいと考えることは自然なことですが、でもそれがライトアンサーなのか?
老子の思想を読み解けば、別のベクトルから人生を眺めることができます。
ついでにこちらの英語もストック!
Enough is as good as a feast.とあわせて覚えておくと英語の表現力が広がるのがこちらです。ストックして、更に英語で言いたいことを言うためのチョイスを増やしましょう。
You can’t always get what you want.=つねに欲しい物を手に入れられることはできない。
Decide what you really want.=本当に欲しいものを決めよう。
Live simply.=シンプルに生きよう。