What’s yours is mine, and what’s mine is my own.
オレのものはオレのもの、おまえのものもオレのもの。
これがいわゆる「ジャイアニズム」
あなたの周りに、こんな人はいないだろうか?
何でもかんでも欲しがる、欲の強い人。人のものでも容赦なく「それは俺のものだぞ」と当然の権利の如く声高に主張する。そういう人の生き方を「ジャイアニズム」と呼ぶ。
彼らの根本にあるのは徹底した自己中心性である。
他人とはすなわち自分のために存在するNPCでしかありえず、そこに人間性のかけらはいっぺんも見当たらない。
つまり、自分が欲しいものを手に入れるためには、人を犠牲にしてもかまわない。「自分さえよければそれでいい」という、究極の自己中心主義である。
だからあなたが「オレのオレによるオレのための」という人と人生で出会ってしまったとき、「こいつはヤバイぞ・・・」と、その危険性を無意識のうちに感じ取ることができるはずだ。
その直感を無視するのはNG。素直に従って損はない。オレのものはオレのもの、おまえのものもオレのもの。そういう人を見たら、ガン逃げを推奨する。
あなたが彼らの餌食となる理由は、一つもない。「君子危うきに近寄らず」である。あなたがジャイアニズムの信者になりたいのであれば、話は別だが。
ストック!英単語
mine = 私のもの
yours = あなた(たち)のもの
元ネタ
『ドラえもん』でおなじみのジャイアン(剛田武)のセリフから。
「人のものでさえ自分のものである」と解釈してしまう超楽観的な思考法は、本人にとっていろいろ得かもしれませんが、はたからすれば迷惑そのもの。
過剰な要求には断固として「No!」を宣言するのが吉です。
ちなみに”What’s yours is mine ~”の英語は、シェイクスピアの『尺には尺を(Measure for Measure)』がオリジナルです。
ついでにこちらの決め台詞もどうぞ
What’s yours is mine, and what’s mine is my own.とあわせて覚えておくと英語の表現力が広がるのがこちらです。
It’s mine, my own, my precious.
いとしいしとよ。
名作『ロード・オブ・ザ・リング』で、物語の重要なカギを握るセリフで、「執着」という視点でこの言葉を読み解くと、映画を更に奥深く、楽しむことができます。
ちなみに映画の字幕では「いとしいしと」と表現されていますが、「しとって何だ?」と興味を持った方はぜひ映画(『1』~『3』)を確認してみてください。
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