Read between the lines.
行間を読め。(=察してください。)
これぞ日本のデファクトスタンダード
日本で生きていく上で、「空気を読む」ということは必須スキルと言っても過言ではない。
あれこれハッキリと言葉で明示されはしないが、それとなく「こうすべき」という「空気」が漂っている。それを察して行動することが礼儀であり常識である。
この「空気を読む」文化は、批判されることも多いが、とても洗練された文化であるのは間違いない。
わざわざ何事も言葉で明示しなければならない社会というのは、それだけ人と人との信頼が希薄であり、争いが多い社会であることを意味する。
それはアメリカのように、いろんな国からやってきた人たち、つまり生まれも文化も違う人たちが暮らしている国をイメージすれば分かりやすいだろう。
そう考えれば、
「言わなくても分かるだろう」
「空気を読んでくれよ」
という文化が主流である日本は、とても平和で洗練された国であることは間違いない。
もちろん、空気の読みすぎはよくない。それは「人の目の気にしすぎ」というものである。しかし人を不快にさせない程度の空気を読む力くらいはしっかり持っておきたい。
それが最低限の思いやりというものである。
ストック!英単語
line = 線、行、台詞
元ネタ
日常英語フレーズから。
日本語でも「行間を読む」という言葉は大人の世界で役立つ考え方です。というのは物事にはハッキリと言葉にはされないことがあって、自ら察して理解する必要があることがあるからです。
この意味で日本語も英語も考え方は同じ。Read between the lines.は特におすすめの決め台詞です。単純に「察してください」と説明する場合も有効です。
ついでにこちらの英語もストック!
Read between the lines.とあわせて覚えておくと英語の表現力が広がるのがこちらです。ストックして、更に英語で言いたいことを言うためのチョイスを増やしましょう。
Calm down.=落ち着いてください。
Let me explain.=説明します。
I hope you got my message.=わかってくれたらありがたいです。