「英語の勉強はモチベーションが必要」という誤解

根性マン

「英語の勉強がなかなか続かない。モチベーションが保てない・・・」

英語を身につける上で経験するのが、やる気ダウンによる挫折です。

英会話教材を購入したり、英会話スクールに通って、「今度こそ英語!」と気合を入れたにも関わらず、1ヶ月。2ヶ月すると、だんだんと英語を勉強することが億劫になってくる。そんな経験はないでしょうか?

このページでは英語を続けるための面白い考え方をご紹介します。「一体何の話なのか?」というと、英語を続けるために必要なのはモチベーションではなく続けるための仕組みそのもの、という話です。

英語を頑張ろうと思って始めたにも関わらずやる気減退。途中で挫折の予感を感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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はじめに

英語を続けていく上で大切なのは、「何が何でも英語力アップ!」と気合を入れる根性論ではありません。高いモチベーションでもありません。

大切なのは、無理なく英語を勉強することを続けられる工夫です。むしろ注意したいのは、英語を頑張るために「モチベーション」に頼ってはいけない、ということです。

なぜか?モチベーションは、日々の気分や時間の経過によって、どうしても上下してしまうもの。つまりかんたんに変わってしまうものだからです。

モチベーションをずっと高い状態で維持し続けることは、毎日晴天の気持ちの良い転機を期待し続けるのと同じことです。それは非現実的な話です。

大切なのは英語が続く仕組み作り!

ではどうすればいいか?

大切なのは、「英語の勉強をする」という行動が自然に習慣化することのみを意識して、今あなたができる工夫をすることです。

具体的にご説明します。例えばあなたが現在会社員で、将来のことを見据え、「英語を勉強しなければいけない必要性」を実感しているとします。

しかしあなたは仕事が忙しく、朝7時過ぎには家を出て家に戻ってくるのは夜の8時9時。疲労がたまっているだけでなく、まとまった英語の勉強をする時間を確保できないとします。

こんな状況で、モチベーションを頼りに根性で英語を勉強し続けることが可能なのか?

もちろんできる人はいるでしょう。「やるしかないんだ!」と自分を叱咤激励し、眠いまぶたをこすりながら、英語を勉強できる人もいるでしょう。でも、それができる人はごく一部であって、誰もができることではありません。

ヒントは日常ルーティンにあり!

「仕事が忙しく英語を勉強するためのまとまった時間が確保できない」

このような状況で、モチベーションを維持し続けることはそもそもできません。なので、目指すべきはやる気アップではありません。

日常のルーティンのなかで、英語に触れることができる時間はいつなのか?どのくらいの時間なら無理なく勉強ができるのか?まずは1日を振り返り、細切れの空き時間を探します。

例えばあなたが朝の通勤時間が長いなら、その時間に焦点を当てて、「通勤時間内にできる行動」から始めるのです。

例えば、通勤の電車が混雑しておりテキストを読むのが難しいならスマホからオンライン教材にアクセス、イヤフォンをつないで英語をリスニングすることができます。

通勤といった毎日のルーティンのなかに英語を勉強する行動を加えることによって、それが習慣化しやすくなります。英語を続けていく上で大切なのは、まさにこの習慣化にあるのです。

習慣を制する者は

私自身が習慣化の力に気づいたのは29歳のときのことでした。

当時、朝の4時30分に起床して6時前には電車に乗車。家に帰るのは夜の8時9時といった生活をしていました。

休める時間といえばせいぜい日曜くらいで、それも日頃の睡眠不足でクタクタ。とても、家で英語を勉強できる状態ではありません。

ではどうしたか?2時間近くかけて通勤時間を「英語の勉強をする!」と決めて、「始発の電車に乗って座席に座ったら英語の教材を開き、音声を再生する」ことだけを意識することにしたのです。

最初は意識しないと、英語の教材を開くことはできませんでした。しかし、14日。21日。毎日続けていると、それを自然にしています。まるで、朝起きて、歯を磨くように、です。

この経験から分かったことがあります。それは、何かを身につけたいならそれをするための行動を習慣化することが最も着実である、ということです。

習慣化すれば、意識しなくても自然にその行動を「してしまう」のです。そしてその行動の積み重ねこそが現実を変えていくのです。

「小さな行動」を無理なく続ける

英語を続けるためには、あなたの日常の時間を振り返り、ここなら英語に触れることができる!」という時間を見つけます。そして、教材を開いたりスマホで英語を聴くなど、小さな行動を始め、それが習慣になるまで続けていきます。

私の場合、電車のなかで英語の教材をかけっぱなしで寝てしまうこともありましたが、睡眠学習の効果なのか、単語や言い回しの知識が無意識に刻まれていくことを実感しました。

それはまさに「0と1は違う」という話で、英語の勉強を続けていく上で、とても貴重な経験となりました。

だからこそ、英語の勉強が必要だけれど日々が忙しくて、家でじっくり勉強する時間を確保することが難しい場合、

1.「スキマ時間」を発見する

2.そこでできる「小さな行動」をする

という、シンプルな行動をおすすめしたいと思います。

ポイントは、あなたのライフスタイルのなかで無理なく英語を勉強するという行動を続けることです。それによって、英語を続けることが習慣化していくのです。

まとめ

ここまでのまとめです。

「英語が続かない・・・」を「英語が続く!」に変えるために大切なのは、行動の習慣化です。そこで大切なのは、今のライフスタイルのなかで、英語を学ぶスキマ時間を発見。そこで小さな行動を始め、それを継続していくことです。

モチベーションに頼る必要はありません。

いちいち「今日も英語を頑張るぞ!」と気合を入れずとも、ある時間、ある場所にいるときに自然に英語の教材を使う。そんな習慣を作っていくことが、英語を無理なく続けていくためのポイントです。

やる気が続けばそれは最高です。でも、やる気は上下します。頼り続けるとガッカリします。大切なのは仕組みです。英語を無理なく続けるための、仕組みです。

最後に

以上、「英語の勉強はモチベーションが必要」という考え方とは違う考え方をご紹介しました。

あなたが常に自分に刺激を与えて高いモチベーションを維持でき、目標を着実に達成していくタイプの方であれば、この話はあまりお役に立てないかもしれません。

一方であなたが、

「英語の勉強を始めてもなかなか続かなくて・・・」

「三日坊主になってしまう・・・」

とお悩みなら、その解決策はモチベーションアップではありません。あなたが無理なく英語を続けるための仕組み作りです。そこであなたはライフスタイルを変える必要がありません。

今の生活を振り返り、「この◯分なら英語ができる!」という時間を発見してください。そこでほんとうに小さな、行動を繰り返すこと。それだけを意識してみてください。

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