英語を話せるようになる。
そのために真っ先に必要なのが「英語の文法を覚える」「英会話フレーズを覚える」といった「英語を勉強する」ことが頭に思い浮かぶかもしれませんが、実は、「英語を勉強する」のと同じくらい、大切なことがあります。
それがマインド。つまり考え方です。
このページでは、日本人が英語を話せるようになるためのマインドについて、分かりやすく解説しています。「考え方」というと精神論ぽくて、うさんくさいように思えるかもしれませんが、実はかなーり大切なことです。
英語を話せるようになりたい初心者の方は、ぜひ参考にしてみてください。
なぜ英語が話せないのか?
英語を話せるようになるために英語を勉強するのは当然です。でも、あなたも知っているとおり、英語を勉強するだけでは、話せるようにはなりません。
なぜか?それは英語を話せるようになるマインドを持っていないからです。
英語を勉強して比較的すぐに話せるようになる人は、英語を話せるようになるための考え方を持っています。一方、TOIECが700点800点あるのに、なぜか簡単な日常英会話ですら話せるようにならない人もいます。
ここにはマインドの違いがひそんでいます。
英語が話せるようになるマインド
「英語を話せるようになるためには、まずマインドを身につける必要がある」
その大切さを教えてくれたのは、私が大学1年生の頃。あるアメリカ人の先生から日米文化比較論の講義を受けていたときのことです。
人に意識は基本的にiceberg(氷山)であり普段自分自身で意識できる部分よりも、自分自身で意識できない部分の方が大きいこと。
そして、「英語を話せるようになるためには、意識できる部分だけでなく、意識できない部分を変えていく必要がある」ということをその先生は言っていました。
これはどういうことなのかというと、意識できる部分というのは英語を勉強するという行動です。それは、私達が意識することで実行することができます。
しかし問題は意識できない部分です。英語を勉強しても、意識していない部分が英語を話すための行動をしなければ、いつまでも英語を話せるようにはならないのです。
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始めの一歩はまずここから
ではどうすればいいか?
意識していない部分を変えるためにできることが、「まず話す」というマインドです。完璧な英語を話す必要は1ミリもなし。知っている単語でいい。ともかく英語を話すこと。
このアメリカ人の先生の講義は非常に厳しいことで有名で、学生からは恐れられていましたが、「積極的に英語を話そうとしないことマインドは間違っているよ」ということを、行動で示してくれました。
だからこそまずマインド。英語ができる人はできるマインドを持っている。そのことに気づけるかどうかは、とても大きい問題です。
「完璧な英語を話せないと」
「発音をきちんとしないと」
「正しい文法で話さないと」
こう考えて英語を話そうとするのは、上達しないマインドです。そんなことを考えていたら、いつまで経ってもmake yourself understoodはできません。
だから、英語を話せるようになりたいなら勉強することは当然の前提。加え、考え方。マインドを変える必要があります。
英語が話せる3つのマインド!
では具体的に、どんなマインドを持って英語に取り組めばいいのか?
大切なのは、「今すぐ」「かんたん」に意識できることです。この意味で特に大切なのはこの3つです。
1.「英語は難しい」という思い込みを捨てる
2.英語は「話す」が正義
3.さらば完璧主義(間違える恐怖を克服)
この3つです。
「英語は難しい」という思い込みを捨てる
今、日本には様々な国から観光客が訪れます。彼らが日本に来て、「日本語話しますか?」と聞くと、「少し」とか、自信を持って言います。
私たち日本人は、英語が話せる=流暢でペラペラ、ネイティブのように話せないとダメという「固定観念」を持っています。だから英語に対して必要以上に「難しい」というハードルを上げています。
しかし外国の人はどうでしょう?デタラメな日本語でも、「私日本語、話せまーす!」と知っている単語でコミュニケーションを取ろうとします。これこそがまさに、マインドの違いなのです。
「話す」が正義
上手いとか下手とか関係なく、知っている英単語でいいので、ともかく英語で伝えてみる。そんな積極的なマインドを持つ人は伸びます。なぜなら、使えば使うほど英語は身につき、自然に口から出るようになるからです。
英語を話すということは、いくら勉強してもどうにもなりません。実際に英語を話してこそ身につくスキルです。だからこそ1にも2にも英語を話すこと。チャンスがあればどんどん積極的に行動できるマインドが大切です。
英会話を習っていても、日本人にありがちな、シャイで受け身なマインドを継続していれば、英語を話せるようにはなりません。
さらば完璧主義
ただし、英語を話すにあたって、絶対に注意したいマインドがあります。それが「完璧主義」。
・英語の発音はネイティブのように正しくなければいけない
・正しい文法で正確に話さなければいけない
など、英語に完璧さを求めては、いつまで経っても話せません。
なぜなら、完璧な英語を話そうと力む→失敗のプレッシャーを強く感じるから口から出てこない→いつまで経っても英語を話せない
という負のループに突入してしまうからです。
逆に、「英語は外国語なんだからミスしてもいいんだ!」くらいの気持ちでどんどん話す。文法が間違っても気にしない。そんなマインドを持っている人は、英語がやがてペラペラになります。
英語を話すことに慣れていない人にとって重要なこと
英語を話せるようになる上で大切なのは、英語を勉強した上で、積極的に話していくことです。
そこで注意したいのですが、英語を話すときに発音がどうだとか文法がどうだとか、「木を見て森を見ず」で必要以上に細かく間違いを指摘してくる人と一緒に会話をするのは要注意です。
あなたにマウントを取りたいだけの人である可能性が高く、相手にしていると「英語は正しく話さなければ」と上達しないマインドを身につけてしまうリスクがあります。
私の経験上、明らかに間違っている発音を指摘されるのは当然の話でそれは問題ありません)たとえばこのような場合とか)。ですが「ネイティブはどうだ」「文法的にどうだ」とか言い出す人と英会話をしていると、あまり面白くありません。
というのは私が20代の頃、お世話になったアメリカ人やイギリス人のネイティブの人からは一度もtの音がどうだとか細かい指摘を受けたことはありません。なぜなら彼らは私が話そうとする意図を察して会話を続けてくれていたからです。
最後に
以上、英語を話せるようになるために、いかにマインドが大切なのかを、分かりやすく解説しました。
マインドというとうさんくさいように感じるかもしれませんが、上達を決定づけるとても大切なポイントです。
更に言うと、英語だけでなく、人生で何かに取り組み然るべき結果を出したいと思うなら。努力はもちろんのこと、正しいマインド(英語を話せるようになる)を身につけることが大切です。
英語が話せるようになるために、どんな考え方をすればそれが現実になるのか?この記事がその気づきとなれば幸いです。
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