英語の価格表現についての豆知識をご紹介するページです。
英語で安いと言うと、cheapが有名ですが、使うと誤解を与えるかも?英語で「安い」と伝えるにも、次の4つの言い方があります。
1.cheap
2.inexpensive
3.affordable
4.reasonable
同じ「安い」という意味でもニュアンスは大違い。それぞれの違いを使い分け、英語で「お得」を探しましょう。
cheap
日本人にとって一番有名な英語の「安い」がcheapかもしれません。
「ともかく価格さえ安ければいい」と言ったニュアンスになります。なので、品質は期待できません。
cheap novel(三流小説)、cheap movie(三流映画)と言ったように、cheapは「品質がよくない・安っぽい」というニュアンスが付きまとい、こんな決まり文句もあるくらいです。
cheap and nasty
= 安かろう、悪かろう(値段が安ければそれだけ質が落ちる/安い物によい物はない)
inexpensive
inexpensiveはcheapのように「品質がダメ/安っぽい」というニュアンスはありません。価格だけ評価している感じでニュートラルな表現です。
affordable
affordableは「入手可能な」という意味の英語です。
「(自分の想定している予算を考えると)安い」という感じです。また、「誰でも買えるような、手ごろな価格」というニュアンスがあります。
例えば、予算1万円で、英語の電子辞書を購入するとします。いろんなネットショップにアクセス、辞書をチェックします。
すると機能のわりに値段が安く(9,000円とします)、しかも「自分が想定した予算」で手に入りやすい価格設定でした。このようなときにaffordableを使います。
reasonable
安くてお買い得な、価格を探すときはreasonableがオススメ。reasonableは「合理的な、正当な、スジの通った」という意味の英語です。
価格にreasonableを使う場合は、「このサービスがこの値段で!?」というニュアンス。価格とサービスが釣り合っていて「この商品はこの値段なら納得できる」というときに使います。
海外に行って、飛び込みでホテルを探す場合はreasonableを使うと吉。こんな感じで。
I am looking for a cheap hotel.
⇒ I am looking for a reasonable hotel.
まとめると
英語の「安い」まとめです。
一口に「安い」と言っても、実にいろんな表現があります。ニュアンスの違いを理解して適切なタイミングで使ってみると、お得な買い物ができるかも。
安い 英語一覧 |
意味 | ポイント |
cheap | (品質低い、見た目も悪いが)価格が安い | 低品質、安っぽさ。価格最優先のときに。 |
inexpensive | (品質、見た目関係なしに)価格が安い | 価格だけにフォーカスしている感じ。どちらかというとニュートラルな表現。 |
affordable | (予算的にお手ごろ、誰でも手が届くという意味で)価格が安い | 誰でも手に入れられる、買いやすいというニュアンス。 |
reasonable | (「この価格でこのサービスなら納得!」という意味で)価格が安い | 「安くてお得」というイメージに近い英語。 |
最後に
以上、「安い」という英語表現の豆知識をご紹介しました。
cheap、inexpensive、affordable、reasonable、どれも覚えておいて損がない単語なので、それぞれが「どんなニュアンスを持っているか?」を押さえておくことで、場面に応じてより適切な表現をチョイスすることができます。
ぜひ参考にしてみてください。