シンクロリーディングとは、英語を聞くと同時にテキストを声に出して読むトレーニング方法です。パラレル・リーディング、聞き読みとも言われます。
英語を話せるようになるためには、英語を聞く受動的なトレーニング法と同時に、自分から声に出して英語を話す能動的なトレーニングが欠かせません。
シンクロリーディングは、英語を聞くと同時に声に出して読むトレーニングなので、英語の文字と音を一致させる練習ができるとても良い練習法です。
英語を聞いて声に出す練習法にシャドウイング(Shadowing)がありますが、こちらのはテキストを見ず、聞こえた英語を発声していきます。
効果が期待できる練習法ではありますが、難しいのが難点。
シャドウイングをしてみて、「難しい、ムリかな」と思ったら、今度はシンクロリーディングでトライするのがおすすめです。
シンクロリーディングの手順
シンクロリーディングは次の手順で行います。
シャドウイングよりは実践が簡単なので、初心者の方、英語が苦手な方にはこちらの方が取り組みやすいかもしれません。
1・英会話教材を用意する。(テキスト&CD)
↓
2・テキストを開いて下見する。
↓
3・CDを再生機にセット
↓
4・CDをかけて、テキストに目を向ける。
↓
5・英語が聞こえたら、テキストを見ながら音読していく。このとき、できる限りCDと発声のタイミングが近くなるようにする。CDに遅れないのが重要です。
備考&注意点
ちなみにシンクロリーディングをするための英語教材ですが、最初のうちは、200語~300語程度のテキストをメインに使っていけばいいと思います。
シンクロリーディングは何度も繰り返して反復練習するのが良いので、文字数の多いテキストだと疲れてしまうかもしれません。
初心者の方、英語が苦手な方は、短めのテキストが良い英語教材を選び、シンクロリーディングを行うのがおすすめ。
その場合、繰り返しを意識して、CDの英語スピードに遅れないよう、ついていくことを意識すればOKです。
このさい、発音の良し悪しは気にしなくても構いません。CDの英語についていき、全て音読できることが重要です。
何度もCDで練習し、シンクロリーディングをスラスラできるようになったら、シャドウイングの練習を取り入れていくのが理想的。
だんだんと、英語の音が聞き取りやすくなって、発声するのが簡単になっていきます。それに応じて、「英語が上手くなった!」を実感できるはずです。
まとめ
シンクロリーディングは英語を聞くと同時にテキストを声に出して読むトレーニング方法です。
この練習をすることで、文字と音を一致させながら英語力を高めていくことができます。
シャドウイングよりも簡単なので、初心者の方でも比較的取り組みやすいトレーニング方法です。
英語の文字を読み、その音を正確に理解したいときにおすすめです。
英語のプロが完全指導!英語パーソナルトレーニングが注目される理由