サイト・トランスレーション(sight translation)とは、英語を語順のまま理解する方法。通訳者向けのトレーニングとして有名で、通称「サイトラ」と呼ばれています。
語順のまま、頭から理解していくので、サイト・トランスレーションを繰り返すことで、効果的にリスニングの勉強をすることができます。
この記事ではサイト・トランスレーションの基本的な知識について、英語学習の方向けて分かりやすくご紹介しています。
はじめに、サイト・トランスレーションの方法
では具体的にどうやるのか?練習方法は次の通りです。
1.テキスト+CD付きの英語・英会話教材を用意する
2.テキストを開き、CDをかける
3.英文を語順どおりに目で追う
この方法は、いわゆる順送りの訳と言われる方法で、英語をストレートに頭から読んでいきます。初心者の方の場合、英文の区切りごとに、CDを一時停止ポーズし、意味を訳していく方法がおすすめです。
サイト・トランスレーションのポイントは、英文を「語順のまま」理解すること。練習を積むことで、速聴・速読能力の向上や、センテンスをそのまま理解できる英語脳育成に効果があります。
英語を「そのまま」聞き取る+理解するために
英会話教材の中には、日本語に訳さないで理解できるよう、工夫されているものがあります。
例えば、6ヶ月で英語上達を目指すプライムイングリッシュでは、独自のリスニングプログラムで、英語をそのまま理解できるよう、工夫されています。
他の初級者向けの英会話教材にも、英語のセンテンス→日本語訳という順番で音声が流れてくる教材もあります。
この場合、センスグループ(意味のかたまり)ごとに英語を理解できないので、中級者以上の方にはあまり向いていないという欠点があります。
ただ、英語をイメージで理解するにはとても便利なので、初心者の方には、そのような教材の方が使いやすいかもしれません。
英語が苦手な方、着実に上達したい方は、そのような英会話教材で実力アップを目指していくのがおすすめです。
サイト・トランスレーションの練習は「量をこなす」こと
誰もが英語をそのまま理解できる英脳を身につけたいと考えますが、いきなり「そのまま理解しろ!」と言われても無理があります。
理想的なのは、ステップバイステップで、日本語から離れていく方法です。そのために、ある程度リスニングの練習量が必要ですが、少しでも効率よく英語脳を身につけるためには、専門の教材を活用してみるとよいかもしれません。
最初は日本語ありきでも、英語をたくさん聞いて、練習をしているうち、「和訳しなくても」英語がそのまま理解できるようになります。
方法を覚えたら、それを繰り返す。いろんな教材で試してみる。これがサイト・トランスレーションの効果を実感する重要なポイントです。
まとめ
サイト・トランスレーションは「英語を語順のまま理解していくトレーニング」です。
これによって英語をそのまま自然に理解できるようになり、英会話はもちろんのこと、TOEICなど、様々な面で英語力アップが期待できます。
慣れるまでは難しく感じるかもしれませんが、これが本来の英語の理解の仕方。できれば鬼に金棒なので、意識してサイト・トランスレーションを取り入れていくことが効果的です。
最後に
以上、英語の効果的なトレーニングの一つ、サイト・トランスレーションについてご紹介しました。
英語を語順のまま理解できるようになる。これによって英語力が劇的に伸びる可能性があります。やがて「英語脳」を身につけるのも夢ではありません。
ではどうやってそれを実現するか?そこで取り入れたいのがサイト・トランスレーションです。
このページでは方法や効果のポイントを厳選してご紹介していますので、初めての方はぜひ参考にしてみてください。
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