「からかわないで」
トム・ハンクス&レオナルド・デカプリオ主演映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』より。
詐欺師のフランク(レオナルド・ディカプリオ)は、医師としてナースのブレンダに接近。
婚約するほどブレンダに夢中になるが、FBIの追っ手がフランクのもとへ。フランクが自らの正体をブレンダに明かすシーンより引用。
Frank:Brenda… Brenda, I don’t want to lie to you anymore. All right?
ブレンダ、もう君に嘘をつくのはやめよう。いいね?
Frank:I’m not a doctor. I never went to medical school. I’m not a lawyer or a Harvard graduate or a Lutheran. Brenda, I ran away from home a year and a half ago when I was 16.
僕は医者じゃない。医科大なんて出てない。法科出も嘘、ルーテル派でもない。1年半前に16で家出したんだ。
Brenda:You’re not a Lutheran?
フランク、ルーテル派も嘘?
ルーテル派=キリスト教の宗派のこと。宗教改革で有名なマルティン・ルターに始まる。
Frank:Brenda… You see all this money? I have more. I have plenty more. I have enough money to last us for the rest of our lives.
すごいお金だろ?もっと金があるんだ。たくさんね。僕らが一生暮らせるだけくらいある。
Brenda:Frank, stop teasing me.You’re Frank Conners. You’re Frank Conners, and you’re 28 years old and…
フランク、からかわないで。あなたはフランク・コナーズで年は28歳でしょ? なぜ嘘なんか 本当の名前はなんていうの?
このフレーズに注目!
Stop teasing me.
からかうのはやめて。
「それ本気で言ってんの?」「私をからかってるの?」というときの英語。別表現としては、Are you pulling my leg?があります。
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』では詐欺師の青年フランクが何も知らない女性ブレンダを騙し、恋人に。
しかし言っていることもやっていることもすべてウソ。結局ブレンダはフランクのウソに気づき、「あなたは誰なの?」と問い詰めています。
それが上記の会話。
相手の話がどこかおかしい。何かがヘン。からかわれているのかもしれない。そんなふうに感じたときは、Stop teasing me.をこのように使うのが効果的です。
このページの英語表現
anymore = これ以上
plenty = 豊富
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』について
レオナルド・デカプリオが天才的詐欺師役を演じたスリリングドラマ。
ウソにウソを重ねるディカプリオをトム・ハンクス演じるFBIマンが追跡。やがて追い詰められていくディカプリオ。
ウソで塗り固められた人生を送っているディカプリオは一体どうなるのか。最後にはいろんな意味でめでたしめでたし。
最後にはすべてスッキリできる素晴らしい映画です。
ただし英語はやや難しい言い回しが登場するので、英語字幕で視聴するのがおすすめ。