
英会話 1日1フレーズ【No.79】では、”I’m sorry to disturb you, but ~.”という、誰かに話しかけるときの英語の枕詞をご紹介します。
会話はタイミングが大切。相手が忙しそうなときや突然話しかける場面では、失礼にならないように気を配ることがとても重要です。
この記事で、この表現の意味と使い方をしっかり押さえて、ぜひ日常会話で活用してみましょう。
「お邪魔してすいませんが」と前置きする
男がレストランで食事をしています。そこへ、他の人が声をかけてきました。何か気になることがあるようです。
A: Excuse me.
すみません。
B: Yes?
はい?
A: I’m sorry to disturb you, but your chair is on my wife’s coat.
お邪魔してすみませんが、あなたのイスが妻のコートの上にあります。
B: Oh! I’m so sorry. I didn’t notice.
おっと!すみません。気づきませんでした。
A: It’s okay. Could you please move your chair a little?
大丈夫です。少しイスを動かしていただけますか?
B: Of course! Is this better?
もちろんです。これで大丈夫ですか?
A: Yes, thank you very much.
はい、ありがとうございます。
B: You’re welcome. And sorry again.
どういたしまして。もう一度、すみませんでした。
英単語メモ
disturb=邪魔をする
notice=気づく
move=動かす
このフレーズに注目!
I’m sorry to disturb you, but ~.
①お忙しいところすみませんが。
②お邪魔してすみません。
このフレーズは、とても丁寧で、相手に配慮した紳士的な英語表現です。話しかける前に一言そえることで、相手に対する敬意や気遣いを示すことができます。
・相手が忙しそうにしているとき
・誰かが他の人と話している最中に話しかけたいとき
・オフィスやレストランなど、フォーマルな場所で声をかけるとき
など、「ちょっと失礼します」「お話中すみません」というイメージで、日本語でも丁寧な前置きを使う場面と同じようなときに使えます。
応用
“while”(~している間)を加えると、「~しているのにごめんなさい」というニュアンスが加わり、より状況に合わせた丁寧な言い方になります。
例:
I’m sorry to disturb you while you’re talking.
あなたが話している最中にお邪魔してすみません。
I’m sorry to disturb you while you’re working.
お仕事中にすみません。
I’m sorry to disturb you while you’re eating.
お食事中に失礼します。
発音記号
/ aɪm ˈsɔː.ri tə dɪˈstɜːb juː bət ~ /(アイム ソーリィ トゥ ディスター(ブ) ユー バッ(ト) ~)
このような言い方もできます
“disturb”の代わりに、”bother”(手をわずらわせる/迷惑をかける)や “interrupt”(さえぎる/割り込む)を使ってもOKです。
例:
I’m sorry to bother you.
I’m sorry to interrupt you.
どちらも「お邪魔してすみません」「ちょっと失礼します」といった丁寧なニュアンスになります。
丁寧な前置きは、コミュニケーションの潤滑油。こうした「人に気を遣う一言(=枕詞)」は、スムーズな会話を生むコミュニケーションの潤滑油です。
サラッと使いこなせるようになると、まさに「気遣いのできる大人」という印象を与えることができます。
そして、それをきちんと見ている人からは、「この人はしっかりしているな」「礼儀正しい人だな」と、好印象を持たれる可能性が高まります。
最後に
英会話 1日1フレーズ【No.79】では、人に声をかける前に気遣いを示す表現、”I’m sorry to disturb you, but ~.” を学びました。
声をかけるタイミングはとても大切です。相手に一言「すみませんが」とリスペクトを示してから会話を始めることは、スムーズなコミュニケーションのための重要なポイントです。
ぜひ、この表現をあなたの英会話で活用してみてください。
更にこの表現も覚えてみよう
今回のフレーズはいかがでしたか?その一言があるかないか。それによって相手に与える印象は大きく変わります。
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主に、コミュニケーションをスムーズにするための、相手の話を引き出す質問が中心です。覚えておけばきっと、英会話の幅が広がるはずです。

