私の話は分かりましたか?
キアヌ・リーブス、ローレンス・フィッシュバーン主演映画『マトリックス』(The Matrix)より。
ネオは今の世界に疑問をいだき、疑問の答えを見つけるため、日夜ハッキング活動をしています。
映画の冒頭、朝寝坊して仕事に遅刻、上司に呼び出されたネオが上司に説教されるシーンからの引用です。
Rhineheart:You have a problem with authority, Mr. Anderson. You believethat you are special, that somehow the rules do not apply to you.
君には困ったものだ、アンダーソン君。自分は特別でルールを守る必要がないと思っている。
Rhineheart:Obviously you are mistaken. This company is one of the top software companies in the world because every single employee understands that they are part of a whole.
大きな間違いだ。当社が世界有数のソフト会社である理由は皆が社の一部だと自覚しているからだ。
Rhineheart:Thus if an employee has a problem, the company has a problem.
したがって社員の問題は会社の問題だ。
Rhineheart:The time has come to make a choice, Mr. Anderson. Either you choose to be at your desk, on time, from this day forward – or you choose to find yourself another job.
選択は2つだ、アンダーソン君。今日限り遅刻をなくすか、それともほかに職を探すかだ。
Rhineheart:Do I make myself perfectly clear?
分かったかね。
Neo:Yes Mr. Rhineheart, perfectly clear.
はい、ラインハートさん。よく分かりました。
このフレーズに注目!
Do I make myself clear?
私の話は分かりましたか?
「Do you understand?」と同じ意味ですが、どちらかというと「上から目線」の英語です。例えば上司が部下に指示を出して「君、分かったかね?」という感じでしょうか。
場合によっては感じが悪い言い方になるかもしれませんが、ビジネスなど上下を意識する必要がある場面にぴったり。
この英語を使うと自分の威厳をピリッと示すことができるかも。
このページの英語表現
thus = したがって
employee = 従業員
映画『マトリックス』について
公開当時その斬新な映像で大きな話題となったフューチャーアクション映画。
その映像美、アクション性が注目を集めましたが、その世界観。哲学的な思想には、ただのアクション映画にはない深みがあります。
日本から影響を受けたと思われるものが多く、日本人的には観るたびにニッコリできるシーン多数。特にモーティアスとネオの禅を思わせるトレーニングシーンは印象的です。