英語を話せるようになるためのサービスが英会話スクール。
この記事では初心者の方向けに、英会話スクール通えば英語が話せるようになるか?そのポイント、注意点を分かりやすくご紹介しています。
A・あなたの環境に合わせた選択がベストアンサー
まず結論から言うと、英会話スクールに通ったからといって必ずしも英語を話せるようになるとは限りません。
知人の話ですが、彼は2年ほど某大手スクールに通っていました。残念ながら、「話せるようにならなかった」と言っていました。
知人の話はあくまで一例なので、たまたまそうだったかもしれません。ですが、通う=英会話が身につくわけではないという現実は頭に入れておく価値があります。
「英会話スクールに通うだけで英語を話せるようになる!」と安易に考えることはおすすめしません。
その理由はこちらの記事をご覧ください。
では、英会話スクールにお金を払って通うことに価値はないのか?もちろん、そんなことはありません。スクールに通うことの意味を間違えなければ、検討する価値は十分あります。
英会話スクールに通うことで、英語を通じた知り合いと出会うことができるなど、独学にはないメリットも確かにあります。長い目で見れば、英語上達に役に立つ可能性も、十分にあります。
英語が話せる、それこそが
英会話スクールに通うメリットは、英語を話せる機会を持てること(=普段の学習の成果をアウトプットできること)です。
英語はある意味スポーツと同じで、勉強するだけで話せるようにはなりません。単語を覚え、文法を勉強することも大切ですが、同時にリスニングや音読、シャドウイングなどの自発的な学習が欠かせません。
何より、覚えた知識をアウトプットする練習が必要です。つまり、英語を話すという練習が必要です。英会話スクールはその機会を提供してくれる場所です。
スクールに通うことで、ネイティブと英語を話すことができます。そこで、普段の学習で気が付かないことに気がつくことがあります。
・覚えたフレーズがパッとでない
・ネイティブ講師の質問に反応できない
・ネイティブ講師の話が聞き取れない
など、実際に体験してみないと分からないことに気が付きます。そこで、レッスンを重ねるうちに、
・簡単な英会話が話せるようになった
・ネイティブ講師の英語が少しずつ分かるようになった
というようなプロセスを体験することがあります。
これは、英会話を実際に体験しないことには味わえないことであり、この体験に価値があります。
私たち日本人の大半は、普段英語を使う機会がないのが現実です。仕事でネイティブと付き合いがある方以外、「毎日英語を話す」というような環境はありません。使う機会がないので、話せるようになる機会も少なくなってしまいます。
普段英語(外国語)を使わなくて生活できるということはとても素晴らしいことですが、英語習得に関しては私たち自身がその生活のなかで英語を使う機会を意識的に作る必要があります。
英会話スクールに通うことはまさに、そのための定期的な機会を作ることです。即効性はありませんが、コツコツ話せる機会を持つことで、少しずつ何かが変わっていく可能性があります。
キーワード
・アウトプットの意味を解説。英語力がグングン伸びるポイントがこれ!
英会話スクールを使いこなせる人
普段から英語を学習し、本気で話せるようになりたいと考えている方なら、スクールに通うことを検討する価値があります。
週に数回のレッスンでも、上達の過程で必要な学びを得ることができるかもしれませんが、一番危ないのは「英会話スクールに通うだけで英語が話せるようになる」という過剰な期待を持つことです。
冒頭でご紹介した私の友人のケースですが、彼の場合、「英会話スクールに通えば英語が話せるようになる」と考え、英語に触れるのはスクールのレッスンだけという状態でした。
彼は普段、まるで勉強していません。このような状態で、スクールに通っても効果が出なくて当然です。
週に数回のレッスンだけでペラペラになったら、それこそ奇跡です。いかに教える講師がすごい人でも、学習者が受身なら、大きな効果は期待できないと思います。
英会話スクールに通って目に見える成果を出している人は、担当講師の力量やレッスンの内容だけでなく、普段から自分でもコツコツ英語学習を行っている人です。
毎日リスニングテープを聴いたり、海外のニュースを英語でチェックしたり、こっそりやるべきことを続けています。
「英語はあまり勉強しませんが、英会話スクールに通いました。通うだけで英語がペラペラ話せるようになりました」
このようなことは起こらないでしょう。先に述べたとおり、英会話スクールは英語を学ぶことができる場でもありますがその大きな価値は、「英語を使う機会を作ることができる」という点にあります。
実はここが一番?
ちなみに、英会話スクールに通うことのメリットは、何も英語を話す練習ができるところだけではありません。英語を通じて仲間と出会えるところも、英会話スクールに通う密かなメリットです。
人との出会いは、私たちの人生を変えるきっかけを与えてくれます。例えばグループレッスン等で、他の学習者の方と一緒にレッスンを受けることになります。
するとレッスンで会話を交わすことによって、英語を題材に「私はこういう風に英会話を勉強してます」など、自然に英語友だちを作ることができます。
レッスンの時間帯によっては、様々な年代の仲間と知り会うことも可能です。それはきっと、英語学習に取り組む良い刺激になることでしょう。
もちろん、あなたがグループレッスンで他の生徒と交流を希望するのではなく、英語を話せるようになることを第一の目標にするなら、マンツーマン英会話を選ぶなど、しかるべきコースを選ぶ必要があります。
更にもっと言うと、マンツーマンのレッスンでも、講師の質によって、効果に大きな差があります。
1.講師のレベル(+相性)
2.受講カリキュラム
3.効果が実感できるメソッド
など、英会話スクールを厳選して検討することが大切です。
場合によっては英会話スクールではなく、別のサービスを選んだ方が、期待する結果が得られる可能性があります。
つまるところ、英会話スクールに通うこと=英語が話せるようになるための近道ではない、ということを知っておいた方がいいでしょう。
本気で英語を短期間で身につけたいなら
一昔前までは、英語を学ぶ、話す場所と言えば英会話スクールが定番でしたが、時代は変わりつつあります。
身近に良い英会話スクールがない(=「通いたい!」と思うところがない)場合や、そもそも英語力を本気で伸ばしたいと考えたとき、英会話スクール以外の選択肢も検討する価値があります。
例えば英語パーソナルジムで受講できる英語コーチングは短期で英語力を伸ばしたい人が選ぶ有力な選択肢となっています。
英会話スクールに1年2年と通うより、本格的な英語力アップが期待できるので、本気度が高い人ほどサービスの選択はより有効なものを選ぶことが大切です。
英会話スクールのニーズは、英語をアウトプットする機会を日常において比較的カジュアルに作れる点にあります。また、英会話スクールに定期的に通うということは、ある種のコミュニティを持つことでもあります。
マイルドに英会話を楽しみたい方は、グループレッスンに参加して、そこで自分のペースで英語学習に取り組むこともまた、一つの価値の体験となるでしょう。
最後は自分次第。
以上、「英会話スクールに通えば英語が話せるようになるのか?」という疑問についてのアンサーをご紹介しました。
「英語を話す」という点では、必ずしも、英会話スクールに通うことが最適な方法ではありません。ですが用い方次第、心がけ次第で、結果がかなり変わるでしょう。
冒頭でご紹介した私の知人のように、受身の状態で英会話スクールに通っても、あまり効果は期待できないかもしれません。
逆に、スクールをアウトプットの場として利用したり、英語友だちと関わるための場所として活用をするなら、英会話スクールに通うことを検討する価値は十分にあります。
通うのに必要なお金とその費用対効果を天秤にかけることで、上手くスクールと付き合うことができるでしょう。
また、自分に合うか・合わないかは、レッスンを受けてみないことには判断ができません。
まずは、無料体験サービスなどを利用し、
・自分に向いているか?
・英会話が身につきそうか?
・グループレッスンの場合は受講者の属性(年齢等)
などをチェックしておきます。
そうすることで、あなたにとっての最適なレッスンが見つかると思います。無料体験も可能です。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
英語を話せるようになりたい初心者の方におすすめの英会話スクールまとめ