「君の言いたいことは分かるよ」
映画『6才のボクが、大人になるまで。』(Boyhood)より。
継父のもとで上手くいかないメイソンジュニアとオリヴィア。実父のメイソンはメイソンJr.、オリヴィアと会話するものの、いまいちかみ合わないシーンから引用。
Olivia:Dad, your questions are kind of hard to answer.
パパの質問、答えにくい。
Mason:What is so hard to answer about what sculpture are you making?
”何を彫っているのか?”だぞ。
Olivia:It’s abstract.
抽象物なの。
Mason:Okay, that’s good. See, I didn’t know that. I didn’t know you were even interested in abstract art.
いいね。抽象アートが好きだとは知らなかった。
Olivia:I’m not. They make us do it.
違うわ。それが課題なの。
Mason Jr.:But, Dad, why is it all on us, though? What about you? How was your week? Who do you hang out with? Do you have a girlfriend? What have you been up to?
でも父さん、何で僕らの話ばかりなの?自分のことを話してよ。先週はどうだった?誰と一緒にいた?彼女は?何かニュースはないの?
Mason:I see your point. So we should just let it happen more natural, right? That’s what you’re saying? Okay, that’s what we’ll do. Starting now.
分かるよ。もっと自然に会話すべきだね。そういうことだろ。分かった、それでいこう。今からだ。
※一部単語を変更しています。
このフレーズに注目!
I see your point.
君が言っていること、分かるよ。
「あなたの言いたいことは分かりますよ」というニュアンスの英語。会話の基本は相手の話を理解すること。
「私はあなたの話をきちんと理解しています」ということをきちんと伝えることができれば、コミュニケーションの納得度もアップするはずです。
このページの英語表現
sculpture = 彫刻
abstract = 抽象
映画『6才のボクが、大人になるまで。』について
メイソンJr.という6歳の男の子が成長、大人になるまでを描いた映画。
この映画がすごいのは、映画を12年かけて撮り続けて、しかも同じ俳優が12年間同じ役を演じ続けているというところ。
この意味で映画のタイトルはリアル。「6歳のボク」が大人になったらどうなったのか。その成長と変化を楽しむことができます。
この映画を観ることで、人が成長することはどのようなことなのか。しいては生きていくことはどんなことなのか。とても深みがある映画になっています。