「私を責めないでください」
Tetsuokoと彼の上司であるMr.Hirosakiが会話しています。Tetsuokoは上司から先日の取引先とのトラブルについて、責任をなすりつけられているようです。
Mr.Hirosaki:I’ve heard about that. They are very angry.
話は聞かせてもらったよ。先方はカンカンだ。
Tetsuoko:With all due respect, I think it was your matter.
お言葉ですが、その件に関してはあなたの案件ですが。
Mr.Hirosaki:I don’t think so. It was your fault.
私はそうは思わない。君の責任だろう。
Tetsuoko:That’s not true. I have no responsibility for that. Don’t blame me.
それは違います。その件に関しては私に責任はありません。私を責めないでください。
Mr.Hirosaki:Don’t cross me. Maybe you lose your job.
私に逆らうのかね。会社にいられなくなるかもしれんなぁ。
Tetsuoko:Are you threatening me?
私を脅す気ですか?
Mr.Hirosaki:I’m trying to warn you.
警告しているんだよ。
Tetsuko:I think you are abusing your authority.
パワハラですね。(あなたは権威を乱用していると思います→パワハラしてると思います)
このフレーズに注目!
Don’t blame me.
私を責めないでください。
事実とは違うことで非難されたとき、「私のせいではないです」というときに使う英語です。
日本人的には問題が起こったとき、とりあえず「すいませんでした」と謝罪しておくのが社会的な行動ですが、その常識があらゆる場面で通じるとは限りません。
「それは私のせいではありません。責めないでください」が適切な場合もあります。この点常識や慣習にとらわれず、適切に考え、対応したいところです。
いずれによせ外国だけでなく日本においても、安易に「すいませんでした」と連呼することは、時代の流れ的に適切な行動ではなくなるかもしれません。
このページの英語表現
With all due respect=お言葉ですが
fault=欠点、あやまち
Don’t cross me.=私に逆らうな
threaten=脅す
abuse=乱用する