英会話 1日1フレーズ【No.77】では、落ち込んでいる人を励ましたいときや、つらい状況にあるときにぴったりの表現、”Rainy days never stay.” をご紹介します。
人生は山あり谷あり。こうした前向きなフレーズを覚えておくことは、英会話力だけでなく、人としての幅を広げることにもつながります。ぜひこの表現を覚えて、あなたの英会話の引き出しに加えてみてください。
「そんなときもあるさ」と伝える
Kanaが友人のYoshikiと仕事帰りに一杯やっています。Kanaはいろいろお疲れモードのようです。
Kana: This is not my day.
今日はツイてないなぁ。
Yoshiki: What happened?
何があったんだ?
Kana: It’s a long story.
いろいろあって。
Yoshiki: Tell me.
話せよ。
Kana: It’s about a new project. I have a good plan, but my boss doesn’t agree with me.
新規プロジェクトの件よ。いい計画があるんだけど、ボスが賛成してくれなくて。
Yoshiki: Rainy days never stay. It’s not your fault.
そんなときもあるさ。君のせいじゃない。
Kana: I know, but I want to accomplish this project.
分かってるわよ、でも私はこのプロジェクトをやり遂げたいの。
Yoshiki: “Where there’s a will, there’s a way,” right?
「意思あるところに道は開ける」だろ?
Kana: Thank you, Yoshiki.
そうだね。ヨシキ、ありがとう。
英単語メモ
project=プロジェクト、計画
agree=同意する、賛成する
accomplish=成し遂げる、やり遂げる
このフレーズに注目!
Rainy days never stay(s).
そんなときもあるさ。
「雨の日はいつまでも続かない」。つまり、「悪いことがあっても、いつかは終わるよ」という意味の、どこか飄々(ひょうひょう)として前向きな英語表現です。
たとえば誰かが落ち込んでいるとき。あえて「頑張れ!」と強く励ますのではなく、「そういう日もあるよ」「気にしすぎなくていいよ」と、やさしく・さりげなく気持ちを軽くしてあげたいときにぴったりです。
「stayにsをつける」パターンを見かけるのはなぜ?
インターネットや歌詞などで “Rainy days never stays.”という形を見かけることがありますが、これは文法的には誤りです。
ただし、音の響き(ライム=韻)を重視する歌詞や詩の中では、”days” と”stays” の音を合わせるために、わざと使われている可能性もあります。
このあたりはネイティブの遊び心や表現の自由が影響していると思われます。もし詳しい理由をご存じの方がいれば、ぜひ教えてください。
発音記号
/ ˈreɪni deɪz ˈnevə steɪ /(レイニィ デイズ ネヴァ ステイ)
ついでに覚えたい関連フレーズ3選
“Rainy days never stay.”と一緒に覚えておくと、英語の表現力が広がるだけでなく、人にやさしく寄り添える英語力が身につきます。あわせて覚えてみてください。
Don’t worry.
気にしないで。
落ち込んでいる相手や不安そうな人にかける、シンプルかつ万能な表現です。
That’s life.
人生はそういうものだよ。
良いことも悪いこともあるよ、という大人の割り切りを示す表現です。
Tomorrow is another day.
明日は別の日。(→明日は明日の風が吹く。)
前向きな気持ちを伝えたいときにぴったりの表現です。
最後に
英会話 1日1フレーズ【No.77】では、人をやさしく励ましたり、ネガティブな場面でも前向きな気持ちにさせてくれる英語表現、”Rainy days never stay.” をご紹介しました。
落ち込んでいる人にかける言葉として、また、自分自身がつらい状況にあるときにも、「そんなときもあるよ」「きっと晴れるよ」といったやさしい励ましの気持ちを伝えることができます。
ぜひこのフレーズを覚えて、あなたの英会話の引き出しに加えてみてください。英語で気持ちを伝える力が、きっとあなたの言葉をもっと深くしてくれます。
もっと英語フレーズを増やしたいあなたへ
今回のフレーズはいかがでしたか?定番の表現だけでなく、ことわざや引用的な表現を覚えておくことで、英会話力だけでなく、人としての対応力も磨くことができます。
ただし、大切なのはまず基本をしっかり押さえること。下記の記事では、英語で自分の考えや気持ちを伝えるための基本的なフレーズを中心にご紹介しています。
余裕がある方はぜひチェックして、定番表現をストックしてみてください。