英語を身につけること。
それはいわば、スキルを習得するということ。サッカーやテニス、合唱や華道。技術を身につけることと同じ行為です。
この意味で英語は、「学校で勉強したから」という理由で、自由自在に使いこなすことはできません。
それは、学校の体育の授業でサッカーをしたからといって、音楽の授業で合唱したからといって、プロになれないのと同じことです。
ではどうしたら英語を自由に使いこなせるようになるのか?
それはやはり日々のトレーニング。練習が欠かせません。毎日欠かさず英語を勉強することが大切になってきます。
一朝一夕でスキルは身につかない
当サイトでは継続は力なり。
1日20分30分。わずかな時間でも構わないので、英語を続けることの大切さをお伝えしています。その一番の理由は、英語は「スキル」だから。
スキルは日々の練習によって身につけることができるものです。短期集中で頑張れば、確かに一時的に効果を実感できるかもしれませんが、継続にはかないません。
例えば、「私はサッカーのプロになりたいです」という人が、月曜から金曜まで一切サッカーの練習をせず、土日だけ1日8時間。猛練習をして、プロになることができるでしょうか?
もしくは、「私は忙しいので、練習は隔週で頑張ります!」という人が、着実に結果を出すことができるでしょうか?
英語もまさに、これと同じ。スキルと考えれば、バラバラに努力をするよりも、毎日継続していくほうが、結果的に、効果を実感しやすくなります。
続ければ実感できるブレイクスルー
英語が面白いところは、最初全く分からなくても、続けていけば、自然に分かるようになるところです。
例えば私が大学受験のため、Z会が出版していた某本で英語の長文を勉強していたときのこと。
勉強の始めは全く理解できず、二行の英文を読み進めるだけで、時間的に30分。まさに非効率の極みで、その歩みはどん亀の如しでした。
ところがコツコツ英文を読み進めていくと、気がつけば、英語を読むスピードがアップしています。
それだけではありません。自然に内容理解度もアップ。「これは一体どうしたことなのか?」という、ブレイクスルーを経験しました。
この体験から、英語は続けてさえいればなんとかなることを、身を持って体感することができました。
続けるから「できる」ようになる!
もちろん、毎日英語を勉強せず、週末などに集中的に英語を頑張ること。
それが全く無意味なわけではありません。英単語を覚える。フレーズを覚える。そういった、局所的部分では、それは意味がある努力なのは間違いありません。
ただし英語はスキルなので、根幹的な方法としてはやはり、毎日継続する方が、効果を実感しやすい、という話です。
特にリスニング力。英文法力。こうした基礎的な部分は、毎日続けてこそ、理解が深まり、実力が伸びていきます。
私が経験したように、毎日続けることで、「できない」というモヤがいつの間にか晴れ、「できる」に変わっていきます。
それは毎日英語を継続することによって、誰もが実感できる体験です。20分でも30分でも時間はかまいません。毎日英語に接する時間を確保することが大切です。
まとめ
英語は毎日コツコツ続けるのが吉。短期集中で頑張る場合でも毎日必ず、英語を触れる時間を作ることが大切です。
週に1回だけ8時間の勉強をするよりも、毎日1回30分✕週7勉強するほうが、上達を実感しやすくなります。
英語を勉強するなら、「週末だけ」「隔週で」ではなく、「毎日」英語に触れることを意識することがポイントです。
英語はスキル。習得するために、ぜひ継続を意識してみてください。
最後に
スキルはある意味一生物。
身につけるまでは時間、労力、様々なものを投資する必要がありますが、一度身につけてしまえば、半永久的にその力を使うことができます。
英語も、一度ある程度の実力を身につけることによって、身につけた英語力を人生で役立てていくことができます。そしてそれはポータブル。いつでもどこでも必要であれば、活用することができるのです。