「そうできたらいいけど」
ベン・アフレック、サミュエル・L・ジャクソン主演映画『チェンジング・レーン』(Changing Lanes)より。
裁判に必要な書類を間違ってドイルに渡してしまい、途方にくれるギャビン。そんなとき、ドイルを発見するギャビン。
ドイルに対して謝罪をするシーンより引用。
Gavin:I have no excuse for my behaviour, I am sorry. I don’t know how to make it up to you except I will buy you a new car.
言い訳はしない。僕がすべて悪い。どうやって償ったらいいか … 新車でも弁償するよ。
Doyle:Money. You think I want money? What I want is my morning back. I need you to give my time back to me. Can you give me back my time?
金だと。俺が金目当てだと?あの朝の時間を返せ。時間を返せよ。君にそれができるか?
Doyle:So she won’t take the boys to Oregon! So they’ll move into the house so I can be a father! Just 20 minutes! Can you give me that?
そうしたら家族はオレゴンに引っ越さず、息子も取られない。俺はまた父親に戻れるんだ!あの20分を返してくれ!
Gavin:I wish I could, man. I wish I could.
できればそうしたい。そうしたいよ。
このフレーズに注目!
I wish I could.
そうできたらいいけど。
そうしたいけれど実際は無理だろうな、そんなときの英語です。実現の可能性がないときはI wish、実現の可能性があるときはI hopeを使えばOKです。
このページの英語表現
behaviour = 行為
Oregon = オレゴン
映画『チェンジング・レーン』
ほんのちょっとした差異が人生を変えてしまう。まさに運命のレーンについて深く考えることができるのがこの映画です。
サミュエル・ジャクソン演じるドイルはアル中が原因で家族とも別れることに。
そして努力してアル中から脱却。人生やり直しのチャンスがまさに目の前に迫ったとき、ギャビンとの事故によって、文字通り、運命が変わってしまいます。
ギャビン自身もその事故によって運命が変わることになってしまうのですが、ともかく『チェンジング・レーン』というタイトルが非常に秀逸。
人生について、とても深い考察に満ちた映画です。