英語を手軽に話せるポイント!「グロービッシュ」とは?

地球儀を持つ男

「英語を話せるようになりたい!」

そこでネイティブのような流暢な発音でかっこよく英語が話せれば最高ですよね。

でも、大切なのは英語できちんとコミュニケーションができること。ネイティブのようなきれいな発音で話せなくても、英語はきちんと通じます。

というのは英語は世界の共通語。ネイティブだけでなく、世界中の様々な人が、英語を使ってコミュニケーションをしています。そこで知っておきたいのが「グロービッシュ」という用語です。

海外に出ればアメリカ人やイギリス人など、英語のネイティブだけでなく、英語のノンネイティブと会話をする機会があります。そのときこのポイントを押さえておけば、英語でのコミュニケーションがもっと素晴らしくなるかも?

参考にしてみてください。

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グロービッシュとは?

まずはじめにグロービッシュとは、英語のノンネイティブ同士がコミュニケーションをするためのシンプルな英語のことです。

もともとはネイティブとノンネイティブが英語でスムーズにコミュニケーションをするためのものでしたが、ノンネイティブ同士の方が効果が高いことが判明。今ではグロービッシュ=ノンネイティブ同士が英語でコミュニケーションをする方法として広まっています。

その秘訣はシンプルさ。厳選された1500語を使用。難しい単語は使いません。文法も中高レベルの基本的なものが中心です。

・SVC(主語+動詞+補語)

・SVO(主語+動詞+目的語)

など、超シンプル。一文はとても短く、英語のノンネイティブでも、かんたんに理解できる英語になっています。

また、ときに文法そのものも無視して、「カタコト」のように使う場合もあります。最低限の英語でのコミュニケーションをするという意味では、初心者の方でもとっつきやすいかもしれません。

ポイントは置き換え

グロービッシュはノンネイティブが英語でコミュニケーションをするためのもの。そのため、シンプルに英語を理解しようとします。

単語でも、難しい表現をかんたんな表現に「置き換えて」理解するので、コミュニケーションがとりやすくなります。

基本的に日常英会話の範囲なら中学で習う英語をしっかり覚えれば対処できますが、語彙力でいうと2000語。多くても3000語。これだけの単語をフル動員すれば、英語でのコミュニケーションが可能になります。

グロービッシュでは、さらに1500語という厳選されたシンプルかつ重要な英単語を中心に、コミュニケーションを測るのが特徴です。

ネイティブはグロービッシュを使わない!

シンプルでノンネイティブでも英語を理解しやすい。それがグロービッシュの特徴ですが、そもそもがノンネイティブのために提唱された英語。そのため、ネイティブスピーカーはグロービッシュを使いません。

この意味で、ノンネイティブ同士が英語でコミュニケーションをするには便利ですが、ネイティブと英語でコミュニケーションをするには、適切な英語力を身につける必要があります。

あくまでノンネイティブと英語で理解し合うためのものなので、その点、英語の勉強を続けていくなら、特に気にしなくてもいいかもしれません。

まとめ

ここまでのまとめです。

グロービッシュは、ノンネイティブが英語で理解し合うための超シンプルな英語です。1500語、文章や文法もシンプル。ときに文法も無視。そのため、英語が詳しくないノンネイティブ同士でも、気軽にコミュニケーションを取ることができます。

ただ、「では積極的にグロービッシュを勉強しよう!」という必要はなく、長い目で見ると普通に英語を勉強を続けていくことが大切です。

シンプルな英語でコミュニケーションを取りつつ、日々勉強によってネイティブともやりとりができる英語力を身につける。そのためのステップとして、グロービッシュを取り入れるといいかもしれません。

グロービッシュのポイント

・ノンネイティブが英語でやりとりするためのもの。

・使う単語は1500語!

・文法は能動態を中心にした中学で習うようなシンプルなもの。

・難しい表現はかんたんな英語に置き換える。

・ネイティブはグロービッシュを使わない。

最後に

以上、英語を手軽に話せるポイントになる「グロービッシュ」についてご紹介しました。

英語と一言で言っても、そこには驚くほどの多様性があります。私たち日本人は、ネイティブが話す英語こそが「正しい」と考える傾向がありますが、世の中には様々な英語があります。

何より、英語はあくまでコミュニケーションの道具にしか過ぎません。この意味で、ネイティブらしさを追い求めることは必ずしも英語習得に必要なことではない、という考え方を知っておくことも必要でしょう。

もちろんネイティブのような流暢な発音で英語を自由自在に使いこなせることはかっこいいことかもしれませんが、それが英語でコミュニケーションをする唯一の方法ではありません。

英語を学ぶときはつねに、本質を見据えたいものです。

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