現在TOEICのスコアが300点台の初心者の方のための記事です。
これから英語の勉強を始めるにあたって、どうすれば無理なく英語力を伸ばすことができるか？挫折せずに続けていくことができるか？そのために知っておきたい情報を分かりやすくご紹介しています。
無理なく英語を勉強して、TOEICスコアアップに挑戦したい初心者の方は、ぜひ参考にしてみてください。
はじめに
勉強を始める前に、まずこのことを覚えておいて欲しいと思います。
「初心者だからこそ成長しやすい、上達を実感しやすい」
少し想像して下さい。あなたは英検準１級レベルから英検1級を目指すのと、5級から3級を目指すのと、どちらが簡単だと思いますか？または、理科のテストで80点から95点を狙うのと、20点から60点にアップさせることと、どちらがかんたんに達成できるか？
答えは後者です。なぜなら、上へ行けば行くほど、ほんの小さなミスが命取りになり、より細かく精度の高い知識を要求されるからです。
例えば、60点の平均的な点数を取る場合、標準的なレベルの問題さえ解くことができればかんたんに達成することができます。
ところが95点を取る場合、細かく、しっかりと勉強しなければ、目標を達成することはできません。ある程度レベルがアップすると、逆にもっと勉強をしなければ上に行くことはできないのです。
その点、初心者の方の場合、まだ英語に慣れていない真っ白な状態です。この場合、基礎的な学習を行うことで、すぐに平均以上のレベルまでアップすることができます。
かんたんに言えば、ある程度の集中的な努力で、遅れはかんたんに取り戻せるということです。
つまり、「英語を頑張りたい！」というTOEIC300点～の初心者のあなたこそ、今後大きく伸びる可能性があるということを知って欲しいと思うのです。
あせらず基礎を徹底！
ではTOEIC300点～から着実に英語力を無理なく伸ばしていくにはどうすればいいか？そこで大切なのが基礎です。
基礎というのは土台です。例えば、家を建てるとき、しっかりと土台を作りますよね。その次にどんどん作っていくのです。こうしてしっかりとした家が出来上がります。
ところが、この土台がいい加減だと、台風や地震ですぐに家がだめになってしまいます。英語学習も同じです。しっかりとした基礎があってこそ、着実に成長できるのです。
英語学習の場合、基礎は次の4点です。
1．リーディング
2．グラマー
3．ライティング
4．リスニング
なお、あなたが英語を話せるようになるためにスピーキング力を伸ばしたい場合、ある程度単語の知識や、文法を知っておかないと、練習しても意味がありません。
例えば、英会話の文章やフレーズを丸暗記するケースです。こういう学習では基礎的な実力がつきません。したがってこのページでは省いています。
ちなみにここで言う「英語の基礎力」は中学卒業レベル(英検3級レベル)と考えてください。
というのは、中学英語には動詞の用法、比較、過去形など、基本的な文法、構文など、英語を話せるようになる基本や、TOEICスコアアップに必要なベースがぎっしり詰まっているからです。
はっきり言えば、あなたが日常英会話を自然にこなせる英語力を必要としているだけなら、中学英語をマスターすることで、無理なく目標を達成することができます。それだけ基礎力は重要です。
TOEIC300点台の初心者の方の場合、おそらく中学英語の基礎が未完成な部分があるはずです。発音、文法、語彙力、リスニングなど、まずは心当たりないか、確認してみましょう。
おすすめしたい英語学習の手順
ということで、まずは英語学習の手順をかんたんにご紹介します。
まず必要なのはあなたが英語の基礎力を身につけるための教材を入手します。内容は中学英語を中心とした内容でOKです。
教材を選ぶさいは、
1．（あなたが）分かりやすいと感じたか？
2．その教材が気に入ったか？
3．それを使ってみたいと思うか？
という点に着目して、教材を選択してみましょう。
ちなみに、あなたが過去に「英語を頑張るか！」と思いつつも勉強に挫折してしまった場合、超初心者向けの教材を選ぶ、という選択肢があります。
CD＆テキストのベーシックな内容で、「優しい」「分かりやすい」ことに特化しています。本屋さんで購入できる教材に比べてお金がかかります。
一方で、初心者の方を対象としているので挫折しにくいのがメリットです。有名な教材としては次のようなものがあります。
初心者の実践！まず英語を理解する
ここからは具体的な学習方法についてご紹介します。
教材を購入→英語を読む＆理解する＆聴く＆書く（＋話す）を練習していくのが基本になります。それぞれ、勉強するにあたっての方法や注意したいポイントをシェアします。
英語を勉強するための計画の立て方、手順と準備はこちらを参考にどうぞ。
リーディング
具体的な目標としては、「中学3年までの英語のテキストをスラスラ読めて内容を理解できる」ことです。
チェックポイントとしては、
・英文を読んでいて途中でつまらないか？内容が瞬時に理解できるか？
・出現する英単語の90%以上が分かるか？
・パラグラフごとの大意をまとめることができるか？
の3つを押さえておけば問題ありません。
自分のレベルにあわせて(ここが大切です)、まずは読みやすい英文テキストを用意しましょう。あくまで、中学校のレベルでかまいません。
そのテキストをとことんやり切り、単語を暗記し、英文に慣れていきましょう。この際、読む速さは気にせず、慣れることに意識を向けましょう。
グラマー
あなたがTOEICのスコアを伸ばしていきたい場合、中学英語の文法問題集を購入をおすすめします。
文法問題を解きながら、基本的な知識を吸収します。このときのやり方としては、同じ英文法問題集を2冊購入し、答えを見ながら文法を覚えていきましょう。
ここでの学習は、問題集で100点を取ることが目的ではありません。大切なことは、英文法の考え方・基礎力を身につけるということです。点数は気にせず、理解して覚えることに集中します。
さらにこのポイントを意識！
もし学習に余裕があるのなら、リーディングと文法を平行して行うことをおすすめします。例えば、各英語テキストには、同時に覚えておきたい文法がセットになっていると思います。
その文法を問題集で覚えることで、リーディングとグラマー、ダブルの学習効果を期待することができます。その上で、ライティングとリスニングも欠かさず行います。方法は次の通りです。
ライティング
初心者のライティング学習の法則はシンプルです。難しい英語を書く必要はありません。短文でよいので、文法的に正しい英文を書くことだけに注意を払います。
英語テキストの一文を暗記、それを文にしていくなど、工夫をします。ライティングは文法が分かれば、後は数稽古です。例えば、テキストの覚えておきたい例文を暗記して書きまくるなど、ひたすら数をこなしていきましょう。
リスニング
初心者向けのリスニングのポイントは、ゆっくりでもよいので、繰り返し英文を聞くことです。はじめのうちは、ぜんぜん英語を聞き取れなくてもかまいません。
むしろ、「1～2回聞くだけでは分からないのは当然！」くらいの気持ちでよいと思います。みんなそこからスタートしています。
大切なのは、慣れること。ともかく何度もリスニングして下さい。自然に耳が反応するようになります。発音を真似して、英語に慣れていきましょう。
最後に
以上が、TOEIC300点台から始める英語の学習方法の手順とポイントになります。
英語を勉強することは、ある意味筋肉トレーニングをするようなものです。やることをきちんとやっていれば、最初は効果が出ているのかよくわからない状態になるかもしれません。ですが、3ヶ月、6ヶ月すると、目に見える変化に気づくことができます。
だからこそ大切なのは、何をすればいいのかを知ること。そして、それをきちんと続けていくことです。この記事ではそのための方針をご紹介しました。
今あなたがTOEIC300点台の初心者の方で、ステップ・バイ・ステップで英語力を伸ばしていきたいなら、ぜひ参考にしてみてください。
本気で英語力を伸ばしたい方に
なお、これからのことを考えて本気で英語力を伸ばしたい方におすすめしたい情報があります。それが、英語のプロコーチによる英語習得のサポートを受けることです。
具体的には、英語コーチングというサービスを活用して、英語学習のイロハを習得するという方法です。
英語に限らず、何事も基礎が重要です。基礎は土台であり、土台の上に更に様々なものを積み重ねていくからです。しかし、土台がぐらついていれば、その上にいくら何かを積み上げていこうとも、それらはかんたんに崩れてしまいます。
英語コーチングは、文字通り英語習得の知見を持つ専任のプロコーチが英語学習を徹底的にサポートしてくれるサービスです。このサービスを利用することで、トータルで見れば英語学習のために費やすお金を節約することができるでしょう。
英語コーチングは英語パーソナルジムで受講することができます。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
