
初心者のための中学英語やり直し講座その14です。
この記事では一般動詞の過去形について、重要なポイントだけを厳選して分かりやすく解説しています。
重要なポイントをシンプルに分かりやすくまとめました。やり直しの際は、まずここだけを確認しておきましょう。
はじめに。過去形とは?
まず最初に、「過去形とは何?」というところから確認しましょう。
過去形とは、過去のある時点(昨日など)のことを表すときに使います。かんたんに言えば、「~しました」「~でした」を話すときに使います。
一般動詞の過去形:基本の作り方(規則動詞)
一般動詞は、主語によって動詞の形が変わることを以前復習しました。過去形になると、変化はより分かりやすくなります。それがこちらです。
動詞の原型(元の形)+ed
例)
・I played tennis yesterday.(私は昨日テニスをしました。)
不規則に変化するものもありますが、基本的に動詞の過去形を作りたいときは、動詞の原形+edとなることを覚えておきましょう。
変化のルール
動詞によって過去形の形が少し変わるものもあります。たくさんはありません。まずはこちらのパターンを覚えておきましょう。
動詞の原形+ed
一般動詞を過去形にする、基本的な形です。
例1)play → played
eで終わる動詞にdをつける
最後がeで終わる動詞は、d をつけるだけでOKです。
例2)like → liked
語尾が子音+yの動詞にはyをiに変えてedをつける
子音とは、母音(a, e, i, o, u)以外のアルファベットのことです。動詞の最後が y で、その前が子音の場合、y を i に変えることで、過去形にすることができます。
例3)study → studied
子音を重ねてedをつける
edをつける基本形と同じですが、語尾の子音を重ねる場合もあります。「短い母音(短母音)のあとに1つの子音が続く1音節動詞」は、語尾の子音を重ねて ed をつけます。
(日本語の発音では、小さい「ッ」が入るように聞こえることが目安になりますが、あくまで補助的な感覚です。)
例4)drop(ドロップ)→ dropped (短母音 o の後ろに子音 p が続くため)
例5)stop → stopped
不規則に変化するもの
動詞のなかには、過去形が不規則に変化するものがあります。不規則に変化するものはそう多くはないので、暗記して覚えます。
例6)
・go → went
・have → had
・take → took
・understand → understood
・come → came
・see → saw
・make → made
など
一般動詞の過去形の否定文
一般動詞の否定文を作るときは、doやdoesがシンプルになり、did を使います。主語がIだろうがHeだろうが、否定文は did を使います。
そして重要なのは、一般動詞の過去形の否定文を作るときは、動詞が動詞の原形に戻るということです。
例7)I played tennis yesterday.(私は昨日テニスをしました。)→ I didn’t play tennis yesterday.(私は昨日テニスをしませんでした。)
重要なルールなので、覚えておきましょう。
一般動詞の過去形の疑問文
疑問文を作る考え方は一般動詞のときと同じです。DoやDoesがDidに変わるだけです。
Did+主語+動詞の原形+?
答え方も、doやdoesがdidに変わるだけで、新しいことを覚える必要はありません。
例8)
・Did you meet Kazumi yesterday?(昨日カズミに会った?)
→ Yes, I did.(はい、会いました。) / No, I didn’t.(いいえ、会っていません。)
・Did she study English last night?(昨夜彼女は英語を勉強しましたか?)
→ Yes, she did.(はい、しました。) / No, she didn’t.(いいえ、していません。)
過去形でよく使われる表現
過去形の文と一緒に使われる表現があります。覚えておくと便利です。
・yesterday=昨日
・last night=昨夜
・last month=先月
・last year=昨年
・○(two, threeなどの数字) days ago=○日前
まとめ
英語の一般動詞の過去形の基本ポイントのまとめです。
この記事で覚えておきたい重要ポイントは、
・一般動詞の過去形は基本的に ed をつける(規則動詞)。ただし変化の仕方が変わる動詞(不規則動詞)もある。
・否定文、疑問文は did を使う。
この2つです。
文の構造的な部分は、一般動詞と同じです。「doやdoesがdidに変わるだけ」ということをイメージできれば大丈夫です。少しずつ、慣れていきましょう。
最後に
以上、英語の一般動詞の過去形の重要ポイントをご紹介しました。基本的な考え方は現在形とそう違いはありません。
「言葉が多少変わる」「使われる言葉が新しく増える」といったイメージを押さえておけば大丈夫です。
現在、そして過去を覚えたら、次は未来です。それでは次のステップへ進みましょう。
→【第15回】未来形へ
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