【中学英語やり直し講座⑨】中学英語の助動詞 can をやさしくマスターしよう

ピース!

初心者のための中学英語やり直し講座その9です。

今回は、英語の助動詞のcanについて分かりやすく解説します。助動詞は仕組みさえ分かれば、英語の表現の幅が一気に広がる重要な要素です。

ここでは最低限押さえたいポイントだけを重点的に解説していますので、まずこの仕組みだけを理解できれば大丈夫です。

【第8回】英語の現在進行形はこちら

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助動詞とは?

英語で頻出する重要な表現、それが助動詞です。

詳しい理屈はスルーして簡単なイメージで覚えるとすると、助動詞は直後の動詞(本動詞)に「〜できる」「〜するつもり」「〜すべき」といった意味やニュアンスを付け加える役割を持つ言葉です。

例)

I play tennis.=私はテニスをする。

I can play tennis.=私はテニスをすることができる

この記事ではまず、中学1年生で習う英語の初歩助動詞である can について学び直します。

使い方は簡単で、canの使い方が覚えれば、後々習う他の助動詞の使い方も楽にマスターすることができます。

canの使い方:基本の3つの形

canは、「〜できる」という意味を表す助動詞です。助動詞を使う上で最も大切なのは、必ず動詞の原形(もとの形)と一緒に使うというルールです。

文の種類 構造(語順) 意味
肯定文 主語 + can + 動詞の原形 〜できます
否定文 主語 + cannot(can’t) + 動詞の原形 〜できません
疑問文 Can + 主語 + 動詞の原形 〜? 〜できますか?

肯定文(=~できます)

助動詞は必ず動詞の前に置きます。

I can play tennis.=私はテニスができます。

She can play the piano.=彼女はピアノを弾けます。

They can cook.=彼らは料理ができます。

重要ポイント! 助動詞の次に来る動詞は、主語がHeでもSheでも、必ず原形(sがつかないもとの形)になります。

否定文(=~できません)

〜できませんという否定文にする場合はシンプルです。canの後ろに not をつけるだけです。

I cannot(can’t) play tennis.=私はテニスができません。

She cannot(can’t) play the piano.=彼女はピアノが弾けません。

They cannot(can’t) cook.=彼らは料理できません。

ポイント cannot は、can not のように間にスペースを開けず、一語で表記するのが原則です。短縮形にする場合は、cannot = can’t になります。

疑問文(=~できますか?)

質問は会話を広げたり、必要なことを知る上でとても大切です。

Can you play tennis?=あなたはテニスできますか?

→ Yes, I can. / No, I can’t.

Can she play the piano?=彼女はピアノを弾けますか?

→ Yes, she can. / No, she can’t.

Can they cook?=彼らは料理できますか?

→ Yes, they can. / No, they can’t.

特にcanの場合、Can I 〜? を使うことで、「〜していいですか?(許可・依頼)」という重要な質問を英語ですることができます。

Can I use your phone? (あなたの電話を使ってもいいですか?)

具体的な例文はこちらに掲載していますので、あわせてチェックしてみてください。

Can I ~?で覚える英会話の基本例文
英会話で使える英語の例文 Can I ~?の意味、用法を分かりやすく説明しているページです。重要なポイントはこちらでチェック!

まとめ

canは「〜できる」という意味の助動詞です。

ポイント 詳細
canの意味 〜できる(能力)
否定文 canの後ろに not をつける(cannot
動詞の形 主語が誰であれ、動詞は必ず 原形 になる

最低限、これだけを覚えておけばOKです。あとは具体的な英文を使いつつ、覚えていけば大丈夫です。

最後に

以上、この記事では英語の助動詞のcanについて学びました。

canは「〜できる」という能力を表すために非常によく使う表現です。最初は「助動詞の後は必ず動詞の原形」というルールに戸惑うかもしれません。

ですがご安心を。肯定文・否定文・疑問文のシンプルな語順を覚え、主語が何であっても動詞の形を変えなくていいという点さえ理解できれば、すぐに使いこなせるようになります。

ぜひ、身の回りの能力(「私は料理ができる」「あなたは泳げる」など)をcanを使った表現にしてみる練習から始めてみてください。一歩ずつ着実に、英語の表現の幅を広げていきましょう。

【第10回】疑問詞へ

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