Your soul is in your keeping alone.
そなたの魂はそなたのものだ。
いつでもどこでも、自分は自分。
「人間性」という言葉の意味を真剣に考えれば考えるほど、その言葉の重さに気づかされる。
なぜなら、人間として最後の最後にジャッジされるのは、富や名誉、学歴でも何でもなく、人としての生き様、すなわち「人間性」それ自体だからである。
人にはいろんな価値観、いろんな生き方があることを承知はしているが、なかにはどうしても理解できない人だっている。
自分の利益のためだけに友を裏切り、そして誰よりも大切にしていたはずの人を見捨てる。それによって自分だけは美味しい思いをすることができた。
彼の子孫はそれによって末代まで続くことができた。しかし人々からは「恥知らずの裏切り者」と記憶され、この先その評価が一生変わることはない。
すべてのことは変わりゆく。しかし、人としてどのように生きてきたのか、その人間性だけは、決してごまかすことはできない。
そう考えると、人として何が一番大切なのか?そこだけは、絶対に見誤らないようにしたい。歴史を学ぶ教訓として。
ストック!英単語
soul = 魂
元ネタ
映画『キングダム・オブ・ヘブン』(Kingdom of Heaven)、ボードゥアン4世の名言から。
人民を統治する才能が与えれているにも関わらず、不治の病に侵された名君ボードゥアン4世。
彼は自分の死後を考え、後継者として目をつけたバリアンに、為政者として絶対に忘れてはいけない心構えを説きます。
すなわちいくら権力を手にしようとも。いくら莫大な富を手にしようとも。
何かを手に入れること以上に大切なのが、己の心に正直に生きること。そして、民を思い、民のために生きること。
ノブリス・オブリージュの心構えを説いたボードゥアン4世の言葉は、真に気高き者の生き様を教えてくれます。
ついでにこちらの英語もどうぞ
Your soul is in your keeping alone.とあわせて覚えておくと英語の表現力が広がるのがこちらです。ストックして、更に英語で言いたいことを言うためのチョイスを増やしましょう。
Trust yourself.=自分を信じなさい。
You are what you are.=君は君。
Don’t put the blame on others.=人のせいにするな。