The arrogant do not last long; they are as fragile as a dream on a spring night.
おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。
だから絶対、調子に乗るな。
人生は栄枯盛衰。
どんなに我が世の春を満喫していたとしても、それが続くことはない。なぜなら、全ては変わっていくのがこの世の定めだからである。
今日が幸せの絶頂だっとしても、この先その幸せが続くかは、何の保証もない。
あなたは想像できるだろうか?
今日、あなたが考えられる限り最高の幸せな1日を経験し「私の人生は最高である」と喜びの絶頂を味わった翌日。人生最悪の出来事が訪れる可能性があること。
逆に言えば。今どれだけ最悪な状態だったとしても突如奇跡が起こって、ピンチが一瞬にして人生飛躍の大チャンスに変わることだってある。
そう、結局人生は何もかもが変わっていく。どこでどうなるかは誰にも分からない。
この意味で、今人生が最高に上手くいっているあなたは決してこの先も安心することはできないし、今人生が最悪に失敗続きのあなたはこの先の未来を悲観する必要もない。
人生はそういうもの。最悪「おごれる人」にさえならなければ、いつだってなんとだってなるものなのだから。
ストック!英単語
arrogant = 傲慢な
fragile = もろい
last = 続く
元ネタ
『平家物語』(The Tale of the Heike)より。
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり~」でおなじみ。私たち日本人はこの名文を義務教育で習いますが、この言葉はただの教養ではありません。人生一生において肝に銘じる価値がある知恵です。
というのは人生山あり谷あり。山が高ければ高いほど谷は深くになります。すなわち人生調子に乗ってしまえば山の上から谷の底へ真っ逆さま。高い山の上にいるときほど、谷底に落ちたときのダメージは甚大です。
だからこそ驕れる者久しからず。「祇園精舎の鐘の声~」はそうならないための、戒めの言葉なのです。
ついでにこちらの英語もストック!
The arrogant do not last longとあわせて覚えておくと英語の表現力が広がるのがこちらです。ストックして、更に英語で言いたいことを言うためのチョイスを増やしましょう。
Don’t get too comfortable.=調子に乗ってはいけないよ。
Don’t be modest.=謙遜しないでください。
Don’t push yourself・=無理をしないでください。