知っておけば効率的に英語力を鍛えられる?
この記事では英語の練習法の一つ、リプロダクションの意味と方法について分かりやすくご紹介しています。
英語を勉強するときに意識して取り入れると効率的に上達できるかも。リスニング&スピーキング力アップに興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
リプロダクションとは
英語のリスニングとスピーキングをお得に強化するための練習法。それがリプロダクションです。
リスニングするとき、聞き取るセンテンスの長さを自分で決めて、聞き、覚え、話します。例えば、1センテンスや5センテンスなど、自分でリスニングする長さを決めます。そして、英文を聞いて覚え、口ずさみます。
簡単に言うと、区切り区切りで英語を「聞いて」「話す」学習法です。
リプロダクションの方法
シャドウイングは、英語にあわせて、流れを止めずに聞き取ったセンテンスをどんどん話していく方法ですが、リプロダクションは自分でペースを決めることができます。
例えば、リスニングする素材の難易度にあわせ、
「これは簡単だから5センテンスでいこう!」
「これは自分にとって難しいから、1センテンスごとにいこう!」
というような感じで、マイペースに練習することができます。
この点、リプロダクションは、初心者の方でも取り組みやすい学習法です。
「英会話ができるようになりたい、でもシャドウイングは少し難しいかなぁ」
という方は、まずリプロダクションで練習する方が効果的かもしれません。方法は次の通りです。
STEP1・リスニング素材を用意する
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STEP2・CDをかけ、自分が決めたセンテンスごとに聞き取りを行う
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STEP3・聞き取りができたらCDプレイヤーの一時停止ボタンを押し、CDを止める
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STEP4・聞き取った英語を口に出して言ってみる
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STEP5・再度CDをかけ(巻き戻しで)、間違っていないのかを確認する
これがリプロダクションの基本的な学習方法になります。
学習を効果的にするには
以上を踏まえ、リプロダクションを試したい方、特に英会話初心者の方は、次の2つの点に意識して練習を行うことで、よりスムーズにリプロダクションすることができます。
難しすぎない教材を選ぶ
リプロダクションは、英語を聞き取って、それを覚えておく集中力が必要です。
そこで、自分のリスニング力にあわせた学習素材を選び、集中して聞き取りをする時間を作ります。
難しすぎる教材を選んでしまうと、「英語を聞き取りはできるけど、口に出して言えない!」という状態になる可能性があります。
リプロダクションは、聞き取ったセンテンスを自分で話すことに意味があります。
なので、英会話初心者の方の場合は、「これくらいならできそうだ」と思える、簡単なリスニング教材がおすすめです。
例えば、日常英会話が中心の内容だと、初心者の方でも比較的かんたんに英語を聞き取ることができると思います。
リプロダクションは積み上げ式にコツコツやることで、効果がジワジワと出てきます。
そこで、長く続けられそうな、簡単な内容がベターです。少し「かんたんかなぁ」と思えるくらいの教材がちょうどよいと思います。
15分~30分の集中できる時間を持つ
次に大切なのが、集中してリプロダクションをすることです。ながらでやってもあまり効果はないので、できれば毎日、同じ時間に集中してやると効果的です。
目安としては、フレーズを暗記してしまうくらい、繰り返しやることです。そのためには、ある程度邪魔の入らない集中した時間を持つ必要があります。
忙しい方は、毎日15分、1日5センテンス程度でかまいません。
それを完璧にできるくらいリプロダクションの練習をします。こうすることで、自然に聞き取ったフレーズを暗記できると思います。
すると、英会話をしているときに、「フッ」と口から出てくる瞬間に出会えます。どんなに短時間でも、繰り返し練習していると、じっくりと効果が出てくるはずです。
以上がリプロダクションの基本的なポイントになります。
まとめ
リプロダクションは英語のリスニング力とスピーキング力を同時に強化するための練習方法です。
実際に試してみると分かりますが、簡単にできるわりには、続けることでいい感じで効果を実感することができます。
必要なのは英会話教材とトレーニングのための時間。手軽にでき、かつ効果を実感しやすいので、独学で英語を頑張る方におすすめの方法です。
英語力をグングン高めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。