以前、ネットで、
「英会話スクールで30万円必要です。高いのでしょうか?」
というようなお悩み記事を見つけました。「30万円」という数字だけで見れば、スクールの受講費はかなり大きい金額のように感じます。
英語を話せるようになる。そのためには、教材を購入したり、英会話スクールに通ったり、英語への自己投資が必要不可欠です。そこでこの記事ではお金を有効活用して効果的に英語を習得する考え方をご紹介します。
「英語を話せるようになりたい」
「英語に自己投資したい」
という方は、一つの考え方として参考にしてみてください。
最初のポイントは「お金を払った意味を実感できる可能性が高いか低いか」
まず、
「英会話スクールで30万円必要です。高いのでしょうか?」
という最初の質問に戻ります。
ここで1つ、真っ先に注目したいことがあります。それは支払うお金に対する「費用対効果」です。ビジネスの世界で使われている言葉ですが意味はというと、
「支払うお金に対して、どのくらいの利益(メリット)が見込めるのか?」
という内容です。
例えば、あなたは高級ソファ販売のお店を持っています。そこで、
「もっとたくさんの人に買って欲しい!」
と思い、新聞に広告を出しました。
このとき、広告費として、1日100万円のお金がかかりました。そこで費用対効果の点から2つの結果を見てみましょう。
ケースA
売り上げ240万円→プラス140万円の利益(費用対効果が大きい)
ケースB
売り上げ50万円→マイナス50万円の損失(費用対効果が小さい)
この場合、販売のために支払ったお金が100万円。
なので、広告費として払った100万円以上の利益が出たAのケースは、かなり効果が大きかったことが分かります。
逆に、Bの場合支払ったお金に対し、利益はマイナス。これは、広告の効果がなかった(損をした)ことを意味します。
さて、ここで再び、
「英会話スクールで30万円必要です。高いのでしょうか?」
という質問について考えます。
この場合の着目点は、
「支払う30万円の元を取れるか(金額に見合う効果があるか)」
ということ。
つまり、30万円払うことで、
「英語が話せるようになった」
「英語力が伸びてTOEICに合格した!」
など、お金を払った意味を実感できる可能性が高いのか低いのか。その判断が第一段階になります。
英会話への自己投資と値段の関係
次に確認するのが、「英語にいくらお金をかけることができるか」というポイントです。
もしあなたが30万円の受講費で「値段が高い!」と感じるなら、無理な出費は避けた方がよいでしょう。
遠回りになるかもしれませんが、現在日本にいながらでも(自分で手間暇を惜しまないなら)お金をかけず英語を学び、身につける方法はたくさんあります。
お金を払うということは期待できる効果だけでなく、教材を探したりカリキュラムを考えたりするなどの手間を節約できる部分があります。そのため、受講費用に関して感覚的に「悪くない」と感じるなら、受講を検討する価値があるでしょう。
支払うお金に関するラインは、あなたの目標や、個人の金銭感覚にもよります。
「何が何でも英語を話せるようになりたい!」
と考える場合、30万円を支払い、それによって自分が望む英語力が結果的に手に入ったなら、効果の高い買い物になります。
それに、英会話スクールに参加することで、英語を通じて新しい人間関係ができたり、思わぬ出会いが期待できる場合もあります。そのような場合、30万円というお金が英語を身につけることや人生を充実させるための生き金になります。
逆に、漠然と英会話ができるようになりたいと考えているくらいなら、
「30万円は高い→割りに合わない」
という判断もあるでしょう。あなたの場合、「いくらまで英語にお金をかけれるか?」ということを、しっかりと考えてみるとよいでしょう。
英会話教材選びも考え方は同じ
なお、こうした考え方は英会話教材を探すときも同じです。
英会話教材は玉石混交。それが一番よく分かるのが、値段と価値の関係です。必ずしも教材・スクールのお金が高額だからといって、全てがそれに見合う価値があるというわけではありません。
価格が安いのに、内容が素晴らしいもの、大いに効果がある教材もあります。例えば、本。わずか1,000円~2,000円程度の本が一生を変えるきっかけになることもあります。
逆に、「値段ばかり高いのにぜんぜん効果がない!」というものも。必ずしも価格と価値が釣り合っているとは言えないものもあります。
この点は、広告を鵜呑みにせず、慎重に口コミ・体験談などの情報を集め、決断することをおすすめします。もしも無料サンプルがあるのなら、利用して判断するのもよいでしょう。
私の個人的な体験としては、広告にこちらを過剰に煽る表現がある教材・スクールはあまりおすすめできません。
その本音の理由はこちらです。
最後に、費用対効果の面で大切なのが、英会話教材にお金を使って、身に付けたい=得たいスキルを明確化することです。
私の場合、失敗例でご紹介している通り、一度資格取得の某大手通信コースを受講して、効果がないまま10万円以上のお金を支払った経験があります。
これは、自分が支払うお金と、身につけたいスキルがはっきりしないまま受講してしまったことが原因です。つまり、お金を支払うことで何を得たいのかがはっきりしていなかったわけです。
そこで、教材購入によってどの程度の英語力を身につけたいのかを検討します。こうすることで、無駄なお金を支払うリスクが減ります。
今のご時世、これはとても大切なことです。お金は絶対にムダにしたくないものです。英語にお金を払う場合、コスパを考えることは悪いことではありません。
まとめると
英会話スクールに通う。英語コーチングジムでパーソナルトレーニングを受講する。英会話教材を購入する。
この場合大切なのは、自分がそれにお金を自己投資することで、どのようなスキルを身につけたいのか。それを事前に検討しておくことが大切です。そして費用を検討し、どのくらい英語にお金を投資できるかを考えておくことが大切です。
実際のところ、マジメに使えばその分だけ努力に応えてくれる。そんな良質な教材、サービスもあります。それらを経験することで効果的に英語力アップ。納得して英語に費やしたお金は、きっとあなたの能力を高めるための生き金になります。
英語にお金をかけるのは立派な自己投資です。英会話教材の購入を検討している方。英語コーチングジムなどを検討している方は、この考え方を知っておく価値があるでしょう。
最後に
お金はとても大切です。それは生存のために必要、というのはありますがお金は人生の選択肢でもあります。すなわち、「何にお金を使うか?」によって私たちの人生は変わります。
仕事をしてお金を稼ぐ。そのお金をどうでもいいものに使って「消費」することもできますが、「私は将来、◯◯を身につけたいです」と考え「◯◯」を身につけるものにお金を使う。
そして「◯◯」を身につけることによって人生が豊かになったり、新しい仕事につながったり、新しい出会いが見つかる。こうした現実が、確かにあります。お金は貯めることは大切ですが、それ以上に「お金をどのように使うのか?」を考えることが大切です。
英語を身につけることに興味をお持ちの方は、ぜひ、あなたにとっての最善のお金の使い方を考えてみてください。この記事がそのきっかけになれば幸いです。
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