トーフルの意味と特徴を知りたい方向けの記事です。
どんなテストなのか?特徴は何なのか?受験してどんなメリットがあるのか?分かりやすく解説しています。
どんなテスト?
トーフル(TOEFL)とは、世界中で実施されている英語運用能力テストです。正式名称は「Test of English as a Foreign Language」です。
開発は米国非営利教育団体のETS(Educational Testing Service)で、大学などの学術的な英語テストとして知られています。
TOEFLの場合、TOEICのようにビジネス向けの英語テストというより、アカデミックな傾向があります。
目的は海外留学
TOEICの場合、スコアが高ければ、就職などの優遇がありますが、TOEFLの場合は、留学での語学力判定に用いられています。TOEFL受験は、主に英語圏の大学入学の能力判定テストと理解しておきましょう。
ちなみに日本の大学でも、特に英語に力を入れている大学では、セメスターごとにTOEFLを受験させられることになります。海外の大学への留学を検討している場合、ここでしっかりスコアを取得しておく必要があります。
試験内容について
TOEFLのテストは、PBT、iBT、2通りの方法があります。
PBT(Paper-Based Testing)
ベーシックなペーパーテストです。Listening Section、Structure Section、Reading Section、Writing Sectionのテストがあります。
iBT(Internet-Based Testing)
最新のTOEFLテストです。Listening Section、Reading Section、Writing Sectionに加え、Structure Sectionが廃止され、変わりにSpeaking Sectionが新たに追加されています。なお、Listening Sectionではノートテイキングが許可されています。
CBT(Computer-Based Testing:iBTの実施により廃止)
パソコンを使ったテストです。Listening Section、Structure Section、Reading Section、Writing Sectionのテストがあります。特徴は、問題の正誤率から次の問題のレベルが決められるCAT(Computer Adaptive Test)です。
TOEFLまとめ
項目 | 検定料金 | 試験問題 | 最高 スコア |
PBT | 140ドル | ・Listening Section
・Structure Section ・Reading Section ・Writing Section |
677 |
iBT | 170~195ドル | ・Listening Section
・Reading Section ・Writing Section ・Speaking Section |
120 |
※最新の受講費用は公式サイトにてご確認ください。
TOEFLを受験する必要はある?
それで肝心なのがTOEFLを受ける意味と価値。
正直なところ、「海外の大学に留学するor入学する」という方は以外は、TOEFLを頑張る実利的な理由はほとんどありません。
もちろん、スコアを取得して英語ができる証明にはなりますが、実業界で主に評価されるのはTOEIC。そのため、多くの人にとって、特にTOEFLを特に頑張る理由はないかもしれません。
「英語力を就職に役立てたい!」という方は、TOEICで730点以上のスコア獲得を目指した方が、実利的なメリットになるでしょう。