「この話はあとにしてください」
ジャック・ブラック主演のコメディ映画『スクール・オブ・ロック』より。
ミュージシャンとして成功を目指すデューイだが、自分のバンドをクビになり、無職ニート状態に。
そこで親友のネッドの家に居候をするものの、ネッドの彼女が家賃を払わないデューイに激おこ。デューイにお金を払うよう請求するネッドだが・・・。
3人の会話から引用。
Patty:He is lazy freeloader and it’s time for all this dysfunction to stop.
これじゃただのニートよ。話つけて。
Ned:I know. Can’t we just do this later? I mean, you know how he gets in the morning.
分かってるさ。でも後で。あいつ、朝は機嫌が悪いんだ。
Patty:Ned,aren’t you tired of letting people push you around?
ネッド、あなた人になめられて嫌にならない?
Ned:Yes.
そうだね。
ネッドは優しいそうな顔したヒョロ系の優男です。一方、ネッドの彼女パティは、気が強いS系の女性です。
Patty:Then get in there and do it.
だったら言わなきゃ!
Dewey:What? What is it?
なんだ?Ned:Dewey, hey, it’s the first of the month, and I’d like your share of the rent now.
デューイ、今日は1日だ。今月の家賃を払ってくれ。
Dewey:Man, you know I don’t have it. You wake me up for that? Come on, man!
金はないって、分かってるだろ。そんなことで起こすなよ。頼むぜ。
Ned:Sorry.
ごめん。
Patty:What?
えっ?
ネッドの弱腰な態度にパティが激怒。再度デューイにお金を払うことを催促するように促します。
Ned:Dewey, I mean, you owe me a lot of money as it is.
デューイ、君は何ヶ月も家賃を払ってない。
Patty:Yeah, try $2,200.
2200ドルの貸しよ。
Dewey:Okay, you guys, the band is about to hit it big time. We’ll win Battle of the Bands. When I’m rolling in Benjamins, I’ll throw you and your dog a bone. Good night.
そうか、ちょっと待て。出世の日は近いんだ。バンドバトルで優勝したら払ってやるよ。おやすみ。
デューイはバンドバトルという大会で優勝し、ロッカーとしてデビューすることを夢見ています。ところが、バンドをクビになり、ネッドのマンションでニート状態になっています。
Patty:Your band has never made two cents.
ヘボバンドのくせに!
Ned:Patty, come on. I’m on this.
パティ、待とう。
Patty:Oh, you’re on this? You’re on this? He’s walking all over you.
待つ?こんなになめられてるのに!
Dewey:Mommy, could we please talk about this later?
ママ、この話はあとにして。
このフレーズに注目!
Could we please talk about this later?
この話はあとにしてくれ。
「今その話は勘弁、後にしてよ」という先延ばし(時間稼ぎ)に便利な英語。
でも物事は即時対応がベスト。あまり頻繁に使うと、「この人はちゃんとしてない、話ができない」と思われるかも?
このページの英語表現
freeloader = たかり屋、人の良さにつけこむ人
dysfunction = 機能障害
映画『スクール・オブ・ロック』について
コメディアンのジャック・ブラックが主演する爽快学園ヒューマンドラマがこちら。
ロン毛で太っているジャック・ブラック演じるロッカーのデューイ。「オレ・オレ・オレ」のワンマンパフォーマンスでバンドメンバーからは愛想をつかされてバンドをリストラ。
そこで仕方なくデューイは臨時教師をしている親友のネッドの家に住み着き、ネッドに迷惑をかけています。
デューイがダラダラとニート生活を続けていたある日、ネッドの家にとある私立校から講師の依頼の電話が。ネッドになりすましたデューイは、教師として雇われることに。
そこでデューイは生徒たちのバンドマンとしての素質に驚愕。スクール・オブ・ロックを結成。バンド大会に参加することになります。
ジャック・ブラックのファニーな演技と、才能を発揮していく子どもたちのハーモニーが最高の映画です。