英会話 1日1フレーズ【No.57】では、「そういうものだよ」「仕方ないね」と伝える英語表現、”That’s the way it goes.” をご紹介します。
このフレーズは、ネイティブが日常でよく使う自然な言い回しで、特に予想外のことが起きたときや、物事が思い通りにいかなかったときに使われます。ぜひ覚えて、実際の会話で使ってみてください。
「そういうものさ」と伝える
MihoとJiroが散っていく桜を見ています。儚く散っていく桜に、2人はいろいろ、感じる何かがあるようです。
Miho: Look! The cherry blossoms are falling.
見て! 桜が散ってるわ。
Jiro: Yeah… they’re so beautiful, but also a little sad.
うん…きれいだけど、ちょっと切ないね。
Miho: They’re gone so quickly.
すぐに散っちゃうのね。
Jiro: That’s the way it goes. Time flies.
そういうもんだよ。時間が経つのは早いね。
Miho: You’re right. We should enjoy the moment.
そうね。今この瞬間を大切にしなきゃ。
Jiro: Yeah. Nothing lasts forever, but that’s what makes it special.
うん。永遠じゃないからこそ、特別なんだよね。
Miho: That’s true. Let’s come see the cherry blossoms again next year.
本当ね。来年もまた、桜を見に来よう。
Jiro: Definitely.
もちろん。
英単語メモ
fall=落ちる、散る
sad=悲しい
moment=瞬間
このフレーズに注目!
That’s the way it goes.
そういうものさ。
仕方ないよ。
「(そうなるようになっていたんだから)仕方ないよ」というニュアンスのフレーズです。日本語の「仕方ないね」と似ていて、日本人の感性にもなじみやすい英語表現かもしれません。
ちなみに、もうひとつの有名なフレーズに、
Gather roses while you may.(Gather ye rosebuds while ye may.)
= 「バラは摘めるうちに摘みなさい」
というフレーズがあります。
これは、「人生の今を楽しみなさい」「楽しめることは、楽しめるうちに楽しもう」という、人生の真髄を伝える名フレーズです。
このフレーズの出典に興味がある方は、ロビン・ウィリアムズ主演の映画
『今を生きる(Dead Poets Society)』 をぜひご覧ください。
発音記号
/ðæts ðə weɪ ɪt ɡoʊz/(ザッツ ザ ウェイ イット ゴウズ)
ついでに覚えたい関連フレーズ3選
“That’s the way it goes.”とあわせて覚えておきたい、似た意味をもつ英語フレーズをご紹介します。「そういうものだよ」「まあ、仕方ないね」と英語で言いたいときに、表現の幅が広がります。ぜひ覚えてみてください。
I can’t help it.
どうにもなりません。
自分の力ではどうにもならない状況に対して使うフレーズです。
I have no choice.
他に選択肢はありません。(→仕方ないですよ。)
本当は別のことをしたかったけど、選べなかったときに使うフレーズです。
That’s life.
そういうものですね。
人生は思い通りにいかないこともあるという、少し達観した気持ちで使うフレーズです。
最後に
英会話 1日1フレーズ【No.57】では、物事が思い通りにいかなかったときなどに使えるフレーズ、”That’s the way it goes.”を学びました。
人生ではときどき、「そういうものだよ」「仕方ないね」と言いたくなる瞬間があるものです。そんなときは、このフレーズで少し達観した気持ちを英語で表現してみてください。
更に余力がある方におすすめ
今回のフレーズはいかがでしたか?もし「もっと使える英語を覚えたい!」という意欲がある方は、この記事とあわせて英語の決まり文句を覚えてみてください。
すぐに使える表現ばかりなので、そのまま覚えておくことで、英語で話せる内容がぐっと広がります。余力がある方は、ぜひチェックしてみてください。