英会話 1日1フレーズ【No.67】では、「たいしたことじゃないよ」「気にしないでね」と伝えたいときに使える表現、”It’s nothing.”をご紹介します。
誰かに「ありがとう」と言われたときや、相手が自分のことを心配してくれたとき、または返事を曖昧にしたいとき、このフレーズを使ってみましょう。
「なんでもないよ」と伝える
父親のMasaが、何かを考えている様子の娘・Miyoに声をかけます。でも、Masaはすぐに別のことに気を取られてしまい、Miyoは少しがっかりしてしまいます…。
Masa: Miyo, what are you doing?
ミヨ、何してるんだ?
Miyo: It’s nothing.
別に。
Masa: All right.
そうか。
Miyo: Dad, I was just thinking…
お父さん、ちょっと考えてたんだけど…
Masa: Hey Nobu! Turn the TV down!
おい、ノブ!テレビの音を下げなさい!
Miyo: Dad, are you listening to me?
お父さん、聞いてるの?
Masa: What?
えっ?なんだって?
Miyo: Whatever. Forget it.
もういいわ。忘れて。
Masa: I’m sorry. Come again?
ごめん。もう一度言ってくれるか?
英単語メモ
nothing=何も~ない、たいしたことない
listen=聞く、耳を傾ける
forget=忘れる
このフレーズに注目!
It’s nothing.
①別に。
②大したことじゃない。
「たいしたことじゃないよ」「気にしないでね」と伝えたいとき、返答をあいまいにしたいときに使える英語表現です。
“nothing”は「何も~ない」「価値のない」といった意味を持ちますが、”have nothing to do with ~”(~とは関係ない)など、いろいろな形でも使われます。
“It’s nothing.”を相手が使っているときは、もしかすると「本当は何か話したいことがある」のかもしれません。
「別に」と言われたからといって、その言葉をそのまま受け取るのではなく、空気を読んで、完全にスルーするか、もう少し会話を続けるか。その場の雰囲気を見て柔軟に対応するのが大切です。
発音記号
/ ɪts ˈnʌθɪŋ /(イッツ ナッシング)
ついでに覚えたい関連フレーズ3選
“It’s nothing.”と一緒に覚えておくと、英語での返し方のバリエーションがぐっと広がります。感情や状況に合わせて、使い分けられるようになると表現力アップにつながります
Never mind.
心配無用。
相手に「もう気にしなくていいよ」と伝えるときのフレーズです。
Forget about it.
気にするな。
「そんなこと気にしなくていいよ」と相手を安心させるときに使うフレーズです。
I don’t care.
どうでもいいし。
「特に気にしていない」「こだわりがない」と伝えたいときのフレーズですが、場合によっては、少し冷たい・ぶっきらぼうに聞こえることがあります。
最後に
英会話 1日1フレーズ【No.67】では、返事として使えるシンプルな表現、”It’s nothing.”を学びました。
誰かに「ありがとう」と言われたときや、相手が自分のことを心配してくれたとき、そして返事をあいまいにしたいときに使えるフレーズです。ぜひ、日常会話で気軽に使ってみてください。
覚えておけば役立つ英語の表現をご紹介します
今回のフレーズはいかがでしたか?
英会話には、覚えておくとすぐに使える表現がたくさんあります。下記の記事では、今回のフレーズに加えて、覚えておくと役に立つ英語の決まり文句を厳選してまとめています。
「もう少しフレーズを覚えて、英会話で使いこなしたい!」という方は、ぜひ2つか3つ、チャレンジしてみてくださいね。