「英語が苦手・・・。0から優しく英会話を覚えたい!」
という初心者の方のための記事です。
この記事では、
英会話教材はどうすればいいの?
どうやって英語を勉強していけばいいの?
注意したいことは?
など、「何から英語の勉強を始めればよい?」とお悩みの初心者の方向けに、オールインワンで知っておきたい情報をお伝えしています。ぜひ参考にしてみてください。
英語の勉強は何から始めればいい?
「英語を話せるようになりたい」
「簡単な日常英会話でもいいから使えるようになりたい」
「英語は苦手だから、一から勉強したい」
そんなときに悩んでしまうのが、「何から」英語の勉強を始めればいいのか、ということ。
英語が苦手な方や初心者の方は、具体的に何から手をつけていけばいいのか、お悩みかもしれません。
では、初心者の方がどうやって英会話に取り組めば効果的に勉強できるのか?大枠となる基本的な原則をお伝えします。
当サイトでは英語学習の準備や手順も掲載しています。こちらの記事とあわせてご利用ください。
まずは英語の基礎体力をつける!
初心者の方にとって、何より大切なのは英語の基礎を身につけること。基礎というのは土台のことです。
例えば、スポーツ。サッカーや野球、テニス、どんなスポーツをやるにしろ、基礎体力が必要です。技術があっても、土台となる体力がなければ、よいプレーはできません。
これは英会話学習も同じ。しっかりとした基礎があってこそ、着実に成長できるのです。
英会話文を丸暗記するなど、小手先の学習法では、本当の英語力は身につきません。ある程度の理解力や、最低限の努力は必要です。
フレーズをひたすら丸暗記するなど、即効性が期待できるのも確かですが、長い目で見ると、すぐ効果が出る方法はすぐダメになります。
お手軽な方法では一時的に上手くいったとしても、本当の実力はつきません。英語を話せるようになるには、ある程度英単語・文法の基礎的学習の積み重ねが大切です。
そして、ある程度の基本的な勉強を積めば、日常英会話ならすぐに話せるようになります。基礎学習というのは、特に軽視されがちですが、1年~2年でみると、効果は抜群です。
英会話初心者の方はここで「基礎が大切なんだ!」ということだけでも覚えておくと、それが生きてきます。
勉強の準備をする
では、英語の基礎を積むためにはどうすればいいのか?具体的に何をすればいいのか?そこで重要なポイントが、「英会話の教材選び」と「勉強法」です。
英会話教材選び
英会話を始めるにあたって、まずしておきたいのが、メインで使用する英会話教材の選定です。
英会話教材とは必要な英語力を身につけるためのツールです。適切な教材を選び、使うことには価値があります。
あなたが今後着実に力をつけて英語を話せるようになりたいと思っているなら、英会話教材だけでなく、英語の文字を読んだり、文法を学ぶことが大切です。
英語の音声はもちろん、単語や英文法を中心に英語を学ぶことができる教材を用意することをおすすめします。
初心者向け英会話教材
英語の基礎力を身につけたり、英語を聴く→話すといった「英会話中心」の内容が特徴です。初心者の方に向いている内容はこちらの記事でご紹介しています。
メインのテキスト
英会話教材で英語の聴く&話すを勉強するだけでなく、初歩から知識(単語や英文の理解)をつけることはとても大切です。
どんな内容を選べばいいか?かんたんなポイントがこちらです。
・中学英語レベルからスタート。優しくてかんたんな教材を選ぶ。もちろんCD付き。
・中学校の英語の教科書のように、英文+文法をセットで学べるものが地味におすすめ。
具体的な英語テキストの選び方はこちらの記事を参考にしてみて下さい。
英文法の問題集
後述しますが、英語を話せるようになるためにも、最低限の文法を覚えておく価値があります。文法の問題集で必要な知識を覚えることができます。
・初めての方は中学英語の文法集を選ぶ。
・必ず解説が分かりやすいものを選ぶ。
・テキストのレベルと合う問題集を選ぶ(必要なら、中学英語の問題集でもよい)。
・しっかり知識を定着させたい方は同じ文法問題集を2冊買う。
英会話教材で勉強する基本原則とは?
以上をもとに勉強に使う教材が決まったら、あとは浮気をせずに、ひたすら1つの英会話教材をとことん使い倒しましょう。
英会話の初心者の方の場合、あれこれ教材を買い込んで中途半端に浮気するよりも、1つの教材をとことん使った方が効果が出やすいです。
なので、基本は購入した英会話教材をとことん使い倒すのが原則。教材を使って英会話に取り組むことで、徐々に英語に慣れていくことが大切です。
関連記事:初心者が英語を効果的に勉強をするコツは1つの英会話教材を使い倒すこと
ポイント1:英語の覚え方を意識する
ここからはちょっとした学習のアドバイスです。
英会話を勉強する場合、英文のテキストを読んだり、音読したりすることになりますが、次のことを意識して練習すると、効果的に英語に取り組めます。
まずはさっとテキストの英文を読む前に、単語を調べ、意味を確認します。同時に、発音も確認しておきます。
このとき、ノートに単語を書き込まず、テキストの英文に単語の意味を直接書き込むことをおすすめします。こんな具合です。
例)
彼女は | 持っている | ペンを |
She | has | a pen. |
このときの注意点としては、分からない単語のみ、英文の上に意味を書き込みます。例えば、上記の英文で、「has」の意味だけ分からなかったとします。
このとき、
持っている | ||
She | has | a pen. |
というようにすれば、時間の節約になります。
全ての英文に意味を書き込む必要はありません。後は、このような感じで、テキストを進めていきます。
1ページごとに、分からなかった単語の意味を再確認し、英文とセットで意味を覚えていきましょう。
意味を確認したら、CDで英文の音を確認。その後、ゆっくりでよいので、2~3回英文を音読します。
このときのポイントは、大きな声で読むこと。上手い下手は気にしないようにします。まずは読んで、自分のペースで、繰り返し音読しましょう。
ポイントは、CDで英語を聞き、それを真似て音読すること。これを繰り返していけば、少しずつ上達していきます。
ポイント2:文法を軽視しない
次は英文法の確認です。勉強する文法問題は、リーディングで勉強した内容とリンクさせると、なお効果的です。
一般的に、英文法というと、英会話に役に立たない印象がありますが、やはり、英語を母語としない私達日本人にとって、英語の文法を学ぶことは必要です。
文法というのはルールです。ルールを覚えることで、必ず英会話の上達に役に立つときがきます。
ではどうやって英文法を覚えていけばいいのか?やることはシンプルです。基本的に、必要な文法だけを、問題集等を活用して、覚えていく方法がオススメです。
文法を勉強する場合は、難しいものを覚える必要はありません。英会話のために必要なのは、中学英語レベルの最低限の知識で十分です。
中学英文法の重要部分だけを集中的にやり直すなら「くもんの中学英文法」がおすすめです。必要最低限の知識を、この一冊で覚えることができます。
参考書で、基本的な文法知識をストックし、適度に復習をして、勉強したことを覚えているか、理解しているかを確認していきます。
ポイント3・書く練習は意外におすすめ!
基本的な英文法を習得しつつ取り組みたいのがライティング。
といっても、英文を書く作業は最初は難しいもの。そこで、初心者の方の場合、まずは体で英語を覚えていきましょう。
英会話教材のテキストを活用し、必要な英文を暗記していきます。具体的には、覚えたいフレーズ、口に出して言えるようになりたい英文を、紙に書く+口に出して暗記していきます。
そして、余裕があれば、その英文の主語や動詞、時制を変えて、自分で文を作っていきます。書いて覚える練習をしていけば、それが記憶のなかに蓄積され、実際の英会話でも、「スッ」と口にしやすくなります。
なので、英会話の練習のために、英文を書く練習は、地味に効果があることは、言語習得研究で明らかになっています。
関連記事:英語の「超」効率的習得法!『科学的トレーニングで英語力は伸ばせる!』のレビュー
ポイント4:重要なのは英語をたくさん聞くこと
英会話を習得する上で絶対に避けては通れないのが、英語を聴くリスニングトレーニングです。
具体的には方法はこちらをご覧ください。
主に英会話教材に付属するCDを使って練習するのですが、基本的にリスニングは数稽古になります。
たくさん英語を聴けば聴くほど良いので、英会話教材を活用して、何度も何度も、リスニングの練習をするのが望ましいです。
そして、効果的にリスニング練習をするために、事前にテキストを予習し、英単語の意味の確認等、準備をしておきます。
内容を確認したら、次はCDテープを使ってリスニングします。何度も何度も同じトラックをリピート、分からないところは何度も確認して、聴きとれるよう練習します。
リスニングは慣れが大きい分野です。英語に慣れていない初心者のうちは、CDで英文を聴き取ろうとしても、「分け分かりません」状態になるかもしれません。
これは最初誰もがそうなので、気にする必要はありません。2回、3回、4回と何回も聞いているうちに、しだいに耳が英語に慣れてきます。
リスニングは、頭のよしあし以前に、「どれだけ英語を聞きなれているか」の方が大きいです。
ですから、ぜんぜん英語を聞き取れなくても、意味が分からなくても、ひたすら繰り返し聞きましょう。一定の学習量を積み重ねた段階で、ブレイクスルーがやって来ます。
初心者の方の場合、まずはCDについていけるよう、ひたすらテキストを追いかけていきましょう。
大体の内容が分かるようになれば、耳が英語に慣れてきた証拠。英会話教材を繰り返して聴いて、勉強の量を増やしていくことで、英語の音に慣れて、更に英語が聴きとれるようになります。
追記
現在はスマホを使ったオンラインの英語教材(サブスクの教材)が主流となりつつあります。スマホで気軽に英語学習に取り組むことができるので、英語学習を習慣化しやすい点が特徴です。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
まとめ
以上が、英会話の勉強に取り組む上で意識しておきたい流れ&ポイントになります。
基本的には、
・基礎を重視。
・英会話教材を初級用の分かりやすいもの+文法の勉強ができる教材の2つを用意。
・買った教材をやり込む。(買って放置は効果なし)
この3つのポイントさえ押さえられていれば、問題はありません。
ある程度英語に取り組んでいくと、できること、したいことが増えていきます。なので、初心者の段階では、あきらめず、コツコツできることをしていけば良いと思います。
最初は、上達を実感できるまで時間がかかるかもしれませんが、英語はやったもん勝ち。やればやるほど、時間とともに効果が実感できると思います。
大切なのは、第一歩を踏み出して、始めてみること。その一歩が、「英会話ができる自分」と出会う一歩になります。
最後に
「英語を話せるようになりたい!」
そう思ったら1日1歩で3日で3歩。必要なことを必要なだけ継続していくことで、思いを現実を変えることができます。
この記事では初心者の方に向け、「何から英語の勉強を始めればいいのか?」という情報をお伝えしました。
英語の勉強の始め方についてもっと細かく語れることはたくさんありますが、大切なのは今からできることを始めることです。
やる気が出たらそれはチャンス。英語を話せるようになるための一歩を、踏み出してみてください。