英語のタイトルや見出しを書くとき、大文字にするか小文字にするか迷うことがあります。そんなときの判断基準となるのが、キャピタライゼーションルール(Capitalization Rules)です。
キャピタライゼーションルールとは、英文における大文字の使い方のルールのことです。キャピタライズとは、単語の最初のアルファベットを大文字にすることを指します。
この記事では、英語を学ぶ初心者の方に向けて、基本的なポイントをわかりやすく解説します。
キャピタライゼーションルールの基本ルール
タイトルや英文の見出しを書くときは、このルールに従って、大文字で書くか小文字で書くかを決めます。
基本的には、次の3つのポイントです。
1.タイトルの最初と最後の単語の先頭は大文字にする。
2.名詞、代名詞、動詞、形容詞、従属接続詞、副詞は必ず大文字にする。
3.冠詞、等位接続詞、前置詞、不定詞の「to」は小文字にする。
(ただし、前置詞が5文字以上の場合は大文字にする。)
文法用語が多くて難しいかもしれませんが、具体例をあげるとこのようになります。
従属接続詞
→ although、once、since、that、until、when など
従属接続詞は、文の意味をつなぐ重要な役割を持つため、タイトルの中でも大文字にします。
冠詞
→a、an、the
冠詞は「重要度の低い単語」とされるため、タイトルでは小文字にします。
等位接続詞
→and、but、or、not、yet、for
等位接続詞も冠詞と同様に、タイトルの中では小文字で書きます。
このポイントを押さえよう!
キャピタライゼーションルールの基本的な考え方は、文中の各英単語の頭文字を大文字にすることです。
例)
・Little Red Riding Hood
・Star Wars
しかし、冠詞や前置詞など、大文字にしないものもあります。(上記のルールを参照。)
例2)
・The(文章の頭なので大文字) Lord of(前置詞なので小文字) the(冠詞なので小文字) Rings
・The(文章の頭なので大文字) Tortoise and(等位接続詞なので小文字) the(冠詞なので小文字) Hare
大文字にするべき単語としない単語を理解することが、キャピタライゼーションルールを身につけるための最初のステップです。
最低限これだけ覚えておけばOK
以上がキャピタライゼーションルールの基本的なルールです。
細かいルールは他にもありますが、「英単語の頭は大文字にするが、一部の単語の頭は小文字のままにする」と理解しておけば問題ありません。
キャピタライゼーションルールを理解することで、ライティングの幅が広がり、ネイティブのような英文が書けるようになります。
まずはルールを意識しながら英文を書いていくことが大切です。
最後に
英語には日本語とは異なるルールがあります。最初はその違いに戸惑うかもしれませんが、ルールには「規則性」があります。その規則性を理解しておけば、あとは勉強を続けるうちに自然と使いこなせるようになります。
この記事では、キャピタライゼーションルールについて、初心者の方にもわかりやすいように、シンプルさを大切にして解説しました。あなたの英語学習の助けになれば幸いです。
次の一歩を踏み出したい方へ
キャピタライゼーションのような「英文を書くための基本知識」は、英語力アップの第一歩です。こうしたルールを身につけることで、自信を持って英文が書けるようになります。
ただし、英語力を伸ばすには、文法・語彙・リスニング・発音など、幅広い力をバランスよく鍛える必要があります。
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