「英語が上達する」具体的なイメージを持つ意味&効果

上達をイメージする女性

当サイトのコンテンツを読んでくれているあなたは、「上手くなりたい」という思いを持っている方だと思います。

わざわざ時間を割いて、インターネットで英会話や英語の情報を探しているくらいですから、とても勉強熱心な方だと思います。そんなあなたに、1つ考えて欲しいことがあります。

あなたにとって、「英語が上達する」とは、具体的にどのような状態でしょうか?

ネイティブとペラペラ英会話ができるようになることでしょうか?

TOEICで高得点を取れるようになることでしょうか?

英語で文章を書けるようになることでしょうか?

原書をサクサク読めるようになることでしょうか?

「英語ができるようになる」と一口に言っても、実際はイロイロな状態があります。そこで、効果的に勉強をするために、ぜひ確認したいことがあります。

それは、あなた自身が考える英語ができるようになったという具体的なイメージです。言い換えれば、「英語ができるようになったあなたは、どのようなスキルをもっていますか?」ということです。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

必要なことを効果的に学ぶために

例えば、あなたは「日常英会話レベルまで英語が上達すればいい」と考えています。

この場合、わざわざ分厚い文法書を暗記するより、文法は中学レベルまで復習し、リスニングとスピーキングの学習に力を入れる方が、そのレベルまで効率的に上達するかもしれません。

このように、「これが出来れば英語が上達した」と言えるような具体的なイメージを決めておくことで、

・何を重点的に勉強すればよいか?

・どのくらい学習を継続すればよいのか?

など、必要な情報とやるべきことがハッキリします。

私の場合、「英語ができる」という状態は、

・海外へ行った時、日常コミュニケーション(知り合った人と会話したり、友達が作れること)できること。

・外国の人と英語のメールでやりとりできること。

・ビジネス書系の原書を遅くとも1週間以内に読破できること。

などですが、この状態を保つために、英文を読むこと、英会話教材で英語を聴くこと、音読をすることなど、できることを続けています。

脳に正しい質問をする!

なぜ具体的なイメージを持つことで、英語を効率的に学ぶことができるのでしょうか?その理由は、人間の脳の構造にあります。

コンサルタント、マーケッターとして知られる神田昌典先生によると、人間の脳は「検索エンジン」のようなものだそうです。

あなたが何かを質問すると、脳は高精度なアンテナを貼り、必要な情報を探し出します。

この間、脳は大量の情報を処理し、あなたが質問をした答えを探し続けます。答えが見つかったとき、あなたは「ピン!」とひらめきます。この脳の仕組みは検索エンジンと似ています。

検索エンジンは、何かのキーワードを打ち込むと、キーワードに関連する情報を教えてくれるサービスです。

例えば、DuckDuckGoで「英語 上達 勉強法」と検索すると、関連する情報がパッと出てきます。知りたい情報をキーワード検索することで、情報を得ることができます。

ただし、検索エンジンはあなたが検索をしない限り、答えを持ってきてくれません。また、正しいキーワードを入力しない限り、間違った情報しか手にすることができません。

神田昌典著、『非常識な成功法則』(P64~65)参照

脳の力を引き出す絶対条件は「良い質問」をすること!

これは脳も同じです。間違った質問をすれば、脳は間違った答えしか教えてくれません。

例えば、「何で自分は英語ができないのだろう?」という質問をすると、脳は、すぐに英語ができない理由を探し出します。

頭に浮かんでくる考えといえば、

・才能がないから

・勉強してないから

・時間がないから

など、出来ない理由ばかりです(一度試してみて下さい)。

書いていて気分が滅入るような質問ですが、これは頭のよしあしとは無関係で、脳の使い方、質問に問題があります

つまり、「なぜ英語ができないのか?」という質問をする代わりに、「どうしたらできるようになるのか?」という質問をすることで、正しい答えを見つける可能性が高くなります。

そして、脳の機能を最大限活かすためには、英語が上達するという具体的なイメージが必要です。

ハッキリした上達のイメージを持ち、脳に正しい質問をすることで、今までとは違う結果が出る可能性が高まります。

やる気をムダにしないために

このように、「○○できるようになれば、英語が上達した」と実感できるイメージを持つことで、「なぜ学習するのか?」というモチベーションも関係してきます。

モチベーションが落ちるときというのは、今している努力が無駄に感じたときや、思うように結果が出ていないときです。

こういうときは、何となく学習がめんどくさくなってしまいます。

この状態を予防するために、「今英語を勉強するのは、○○ができるようになるためだ!」という具体的なイメージを持つことが大切になってきます。

ほとんどの場合、必ず学習の途中でやる気のダウンや、落ち込む出来事が起こります。

こういう時、モチベーションを維持し、学習を続けることができるかがカギになります。

既に英会話の学習を始められた方、これからの方、時間を作って、

・あなた自身が考える「英語ができるようになった自分」はどのような感じか?

・どんなスキルを持っているか?

など、具体的にイメージしてみることをおすすめします。

日々何をすればいいか、どんな風に英語に取り組めば良いか、進むべき方向が見えてくることでしょう。

まとめ

ここまでのまとめです。

あなたが何らかの理由で英語を勉強するときに大切なポイント。それは具体的に、「英語が上達した」具体的なイメージを持っておくことです。

あなたが英会話を身につけたいなら、ネイティブとペラペラ英語で話せるイメージ。ビジネスのために英語を学ぶなら、仕事中にメールやオンラインミーティングで英語をテキパキ使いこなしているイメージ。

可能な限り、「私の英語力が伸びるということはこういうことです」という具体的なイメージを持つことが大切です。なりたい姿をイメージすることができれば、脳はそれを実現するための、ベストな方法を見つけ出してくれるでしょう。

最後に

せっかく英語を勉強するなら勉強を頑張った効果を実感できるのが一番です。

あなたが純粋に英語の勉強を楽しんでいるなら、上達に効率を求めることは無粋な話ですが、あなたには英語を学びたいと思う、何か理由があるのかもしれません。

そこで大切なのは、英語を勉強して上達した結果、「あなたがどうなったのか?」というイメージです。

英語力が伸びた結果、あなたはその力をどのように使っているのか?ぜひ、結果を先取りしてイメージしてみてください。参考になれば幸いです。

若葉マーク 英語学習を習慣化する!スマホで使えるオンライン教材のすすめ

あわせて読みたい

英会話初心者のための行動フローチャート【準備編】

<<英語&英会話の学習法一覧へ