英語を話せるようになる。
そのためには、日々の継続的な学習が必要不可欠です。
三日坊主で終わらせず、コツコツ英語に取り組むことが大切ですが、そこで重要になるのが日々の勉強計画です。
どれくらいの時間で、どれくらいの勉強量をこなすことができるのか?英語の勉強で効果を実感するために大切なのが、効果的な勉強計画の立て方を知ることです。
ポイントは「何」を「どれくらい」やるか
学習計画を立てるとき、意識しておきたい大切なことがあります。それは、何をどれだけ勉強するのか?具体的なノルマ(To Do)を決めることです。
ノルマで学習計画を立てる理由は、勉強時間で勉強の効果(質)を測ることが難しいからです。
たとえば「1日3時間勉強するぞ!」と時間単位で学習計画を練ったとします。てもそれではあまりに漠然としています。
そのため、「何を勉強するのか」がはっきりしていないので、ついつい集中力が途切れてしまったりして、せっかくの学習が非効率的になりがちです。
いわゆるダラダラした学習になってしまいます。
たとえば、1日3時間勉強しようが、こなした量がテキスト5ページほどだったとしら、効果はあまり出ないでしょう。
逆に、1日わずか1時間の学習でも、その1時間でこなした学習内容がテキスト10ページ+問題集数ページだったとしたら、その1時間の勉強時間はかなり質の高い学習と言えます。
【5時間の学習】
・テキスト5ページ→質の低い学習時間
【1時間の学習】
・テキスト10ページ+問題集数ページ→質の高い学習時間
このように、勉強時間の質はこなした内容で大きく変わります。そのため「勉強時間のみ」で学習計画を立てることは望ましくありません。
大切なのは勉強計画を「具体的」に決めること。すなわち、時間ではなく何をするか。「ノルマ」で決めるのです。
ダラダラ学習を続けるよりは、サッとノルマをこなして、後の時間は自由に好きなことを楽しむ方が、精神的に健康的です。
良い学習計画の例
・○○文法問題集を1日3ページ
・××単語集を1日5個、暗記する
・△△リスニングCDを1トラック聞く&シャドウイングする
ポイント
1日の勉強する具体的な内容を決める
↓
できる限り短時間でこなせるよう、集中してやる
↓
集中して取り組むことで、だんだんと勉強のスピードが上がり、効率がアップ。時間の使い方も上手くなる
To Doを決めれば学習の質が高まる!
3時間机に座ってダラダラ勉強するよりはやるべきことを明確化。
「テキスト5ページ、文法問題を2ページ解く!」というように、ノルマをはっきりさせる方が、集中して学習に取り組むことができます。
そこで英語教材を購入後、1日「これだけはやる!」というノルマを自分で決めておきます。
制限時間を決める必要はありません。集中してノルマをこなせば、速く進みますし、自分の成長も後々はっきり結果が出てきます。
例えば、最初に1時間かかったノルマが、毎日こなすうちに30分で済むようになるという感じです。速くノルマをこなせれば、それだけ自由時間も増えます。
ダラダラ学習しても、次第にモチベーションが下がってきます。それよりは、「これだけは必ず勉強する!」という量をノルマを決め、コツコツ取り組んでいくことが大切です。
毎日やることがはっきりしていれば、ダラダラ勉強することもありません。やるべきことを決め、それをこなしていくことは、時間管理の上でも効果的です。
ノルマを決めるときの注意点
一番理想的なノルマは、少し頑張ればできそうな分量を設定すること。あまりにきついノルマだと、途中で嫌気が差してくるかもしれません。
「忙しくて自分の時間がほとんどない!」という方なら、テキスト2ページでもよいのです。ポイントは、
1.続けられる分量(継続こそが最大の効果を生みます)
2.少し頑張ればできる分量(自分の器を広げます)
を設定すること。この上で、週単位で学習を継続します。また、どうしてもノルマをこなせない時もあるかもしれません。
こなせなかったノルマは、「まぁいいや」では済まさず、他の日にこなします。「やるべきことは集中してやる」という気持ちで、英語に取り組むことが大切です。
まとめると
英語を勉強する。
その上で大切なのは、何時間勉強をしたかということではなく、何をどれくらいしたのか。勉強の質が大切です。
やるべきことをしっかり集中してやることができれば、極端な話、30分の勉強でも全然問題ありません。
逆に、いくら数時間、机に座って英語のテキストを見ていても、集中力がなければ、ダラダラ取り組んでいれば、あまり効果は期待できません。
だからこそ、大切な時間をムダにしないために大切なのは勉強の「質」。
英語を勉強するときはぜひ、何をどれくらいやるのか。「勉強時間」ではなく、具体的な課題を明確にして取り組むことが大切です。
最後に
以上、英語の勉強を効果的に行うための計画の立て方のポイントについて、ご紹介しました。
「○時間頑張る」という考え方は時間をかえってムダにします。大切なのは、短い時間でも、集中してやるべきことに取り組むことです。時間の長短ではありません。
勉強は集中する。したいことをやったら自由。メリハリを持つことが英語を続けていくポイントです。ぜひ参考にしてみてください。