「ネイティブの英語をすらすら理解できる」
そんな英語耳を育てる定石。それが英語を聴く習慣を持つこと。
英語は言葉。普段から英語を聴き、話すトレーニングをしてこそ、英語を使いこなせるようになります。
しかし、私達日本人は、日常生活で意識して英語を聞かない限り、英語を聴く環境それ自体が絶対的に不足しています。
そこで大切なのが毎日英語を聴く習慣を作ること。毎日英語を聴くことで「リスニングに慣れる」というメリットがあるだけでなく、英語学習が習慣化します。
毎日15分の英語リスニング習慣を身につける!
とはいえ、大きな一歩を踏み出す必要はありません。
いくらあなたがやる気に満ちているとはいえ、「毎日英語を2時間リスニングしよう!」と気合を入れる必要はありません。
それができる方はそれでOKですが、現実的に1日に何時間も英語を聴く時間を確保するのはなかなか難しいことです。
それに、慣れていない初心者の方がいきなりそんなハイペースで頑張っても、途中で嫌になってつまづいてしまうリスクがあります。
だからこそ無理は厳禁。まずは出来る範囲で出来ることをしていけばOK。あくまで無理のない範囲で続けていきければ、それで大丈夫です。
では具体的にどうすればいいか?初心者の方におすすめしたいのは、1日15分のリスニング習慣を持つことです。
ポイントはこの2つ
なぜ15分かというと理由は2つあります。
1つはどんなに忙しくても15分くらいの時間なら努力すれば作れること。もう1つは英語に慣れていないうちの長時間リスニングは集中力の面でトレーニングが大変だからです。
長時間無理にリスニングしようとするより、短い時間で集中した方が、すっきりします。
また、リスニング教材を使う場合、15分ほどあれば、少なくとも2~3回は同じトラックを数回聴くことができます。
英語は繰り返しリスニングすることで力がついてくるので、15分の集中リスニングは効果的な学習になります。
無理に浅く広くリスニングするより、1つのトラックを集中して繰り返した方が、効率よく能力を高めることができます。
そこで1日15分、勉強する教材を決めて、繰り返し同じトラックをリスニングすることをおすすめします。繰り返し再生して英語の音を確認、ネイティブのアクセントをまねて、正しい英語を練習するのがコツです。
1日15分の理由
1.英語の音を聴くことに慣れることができる。
2.毎日リスニングすることで英語学習の習を身につけることができる。(ここが重要!)
英語を聴く工夫をする→習慣化
普段、自宅であまり英語を勉強する時間を取れない方は、外出中のスキマ時間の活用がオススメです。
・車を運転するときにオーディオでリスニング教材を流す
・通勤電車の中で、ポータルCDプレイヤーを使ってリスニングする(今ならスマホに英語教材をインストールしてスマホで英語をリスニングする)
という具合に、英会話教材を電車や車などで使います。
私が20代後半の仕事が忙しかった頃、朝4時30分起きで6時に職場へ向かう生活をしたことがあります。そのときは自宅で英語を勉強する時間がほとんどありませんでした。
そこで、通勤中の電車で英会話教材を聴いていたのですが、自分の耳が育っていくのを実感。小さなことでも、継続すると大きな力になることを知りました。
忙しい日々のなか、ちょっとした工夫をすることで、1日の飽き時間が効果的な英語学習時間になります。
短い時間でかまいません。毎日、リスニングを続けることができるよう、環境を作り、トレーニングできるように工夫することが大切です。
まとめ
ここまでのまとめです。
英会話の勉強を始めたらまず大切なのが英語の習慣化。そこで、1日1〜2時間頑張って英語を勉強するというより、英語を続けるための行動を意識することがポイントです。
具体的にはまず1日15分〜、英語を聴く習慣を持つことです。
英語を聴くことが日々のルーティンとして「当たり前」になるよう、1日15分〜という、取り組むことに無理のない時間から始めます。
ある行動を繰り返していれば、それはやがて習慣になります。習慣になればやがて、効果が出てきます。無理なく小さな一歩から始めることが大切です。
最後に
以上、英会話初心者の方におすすめの勉強法についてご紹介しました。
大切なのは、英語の勉強を無理なく続けていくことです。いろんな上達のノウハウを実践し、効率的に上達することも可能ですが、最終的に英語は、続ければ続けるほど、努力が結果を裏切らない世界です。
この意味で、最初から1日2時間3時間頑張って、途中で挫折してしまうよりも、1日15分でも細く長く、英語学習を続けていくことが大切です。
これから英語に取り組む初心者の方は、ぜひ、無理なく続けるスタンスを大切にしてみてください。
すぐに大きな変化を実感することはできないかもしれませんが、1年3年5年。時間とともに、続けることそれ自体の大切さが実感できます。
大切なのは小さな一歩を継続することです。ぜひ参考にしてみてください。