英語を話すときに緊張してしまうあなたが試したい3つのこと

緊張している男

「英語を話そうとすると、必要以上に緊張してしまって、頭の中が真っ白になってしまう。思うことが話せなくて、自信がなくなってしまう・・・」

このような悩みは比較的多いようです。

英語で会話をするのは、日本語で会話をするのとは一味違います。慣れないうちは当然かもしれません。

そこでこの記事では、「英語を話すときに緊張してしまう」という症状へのおすすめ処方箋をご紹介します。参考になれば幸いです。

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英語を話す緊張を解消するには

緊張してしまって、勉強した英語が話せない。

私も慣れない人と会話をするときは、国籍を問わず緊張してしまうタイプなので、この大変さはよく分かります。

「せっかく英語を勉強しているのに、いざ英会話をしようとなると頭が真っ白になって、口から英語が出てこない。緊張してしまってどうしようもない」

このような状態の対処法は次の3つです。

1.(最重要)そもそも緊張を解こうとしない。

2.WhyやHowなど5W1Hを使って、聞き役に徹する。

3.相槌を打つことに集中する。

詳しくご説明します。

そもそも緊張を解こうとしない。

英語の本質はコミュニケーションです。言葉という道具を通じて、相手と意志の疎通を行うことです。人と人との会話なので、緊張してしまうのはある意味自然です。

そこでまず意識したい重要なことは、「緊張してしまう」という症状を受け入れ、消そうとしないことです。

英会話でなくても、初対面の人と会話をするときは、多かれ少なかれ緊張するものです。これは自然な事なので、「緊張したまま」その場でベストを尽くせばよいのです。

場数をこなせば、英語を使うことに慣れてきます。英会話をする時間と回数を増やしていけば自然と解決してきます。

我が国には「森田療法」という、不安に対処するための有名な精神療法があります。森田療法の本質は「あるがまま」。不安を感じようが緊張しようが、あるがまま受け入れ、行動を意識することを勧めます。

症状を消そうとせず行動本位になることによって自然と症状が和らぐ。そんな不思議な解決策があることを、森田療法は教えてくれます。ポイントは、症状を消そうと努力せず、自分がすべき行動を起こすことです。

聞き役に徹する。

英会話は英語を使ったコミュニケーションです。すなわちそれは、話す人と聞く人がいて成り立ちます。

英語を話すときに緊張してしまう。それならそれで、自分ではなく相手への気遣いに意識を向けてみましょう。

自分が話すよりも相手の話を聞き、相槌と疑問詞を使って会話が発展するように、聞き役に徹します。「英語で話さなきゃ!」という姿勢ではなく、その場の雰囲気を滑らかにすることに徹します。

聞き役として相手の話をしっかり聞くことの大切さを知ったのは、私が大学を卒業したての頃でした。

勤務していた職場では隣の席のスコットランド人の方とよく会話をしていました。同じような立場(職場でのポジションや年齢など)で、会話をしていて楽しかったことを今でも覚えています。

私は基本聞き役になることが多くて、相手の話に合わせ、相槌を打ったり、疑問詞で話を広げる役をしていました。すると相手も更に饒舌になって、聞いてもいないことを自分から話してくれます。

この経験から結局は英語も、日本語での会話と同じく、人と人とのコミュニケーションであることを、学ぶことができました。

英会話、というと「英語で自分をガンガン主張しなければいけない」といった意識を持ちがちですが、確かにそれが必要な場面はあります。ですが一般的には、話し手と聞き手、両方が言葉でキャッチボールを行うことでコミュニケーションが成り立ちます。

ネイティブと会話をするときに、固まってしまって気まずい沈黙が流れるなら、まずはあいづちと疑問詞を使って、聞き役に徹するのも一つの方法です。

英語を使おうが、人の気持ちや話し手が伝えたいことを察し、それに応じた行動を取ることは可能です。まずはそこから英語のコミュニケーションに慣れていくと、自分から話もできるようになり、場慣れして緊張しにくくなります。

「英語で話そう!」とムリに自分に発破をかけて緊張を解こうとするより、まずは良い聞き手を目指してはどうでしょうか。

良い聞き手になっていれば、自然と話すべきこと、タイミングが分かってきます。何より、相手を気持ちよく話させるのは気分が良いものです。

相槌を打つことに集中する。

英語の良い聞き手になるための初歩的なアクションが相槌です。

先に述べたとおり、言語問わず会話はコミュニケーションです。話し手が話をしているとき、聞き手が「私はあなたの話を聞いていますよ」というアクションを示すからこそ、話しては安心して話をすることができます。

相槌には様々な方法がありますが、まずは一つだけ、日本語で言う「ええ」「そうですね」といった、基本的な相槌をしっかり打てるよう、意識しましょう。

“Uh-huh.” “I see.” “That’s right.”などシンプルなもので十分です。英語でのコミュニケーションに慣れていない方は、そういったシンプルな英語だけでも自然と使えることを意識することで、少しずつ質問を投げかけたり、できることが増えていきます。

まずは、かんたんでシンプルな相槌だけでも、ベストタイミングで打てるように、意識してみましょう。

まずはこれから!覚えたい英語の相槌

まとめ

英語を話すと緊張してしまう。それは不思議でもおかしいことでもありません。最初は誰でもそうですし、英語を話すことに慣れていても、初対面の人や場面によって緊張してしまうことは当然にありません。

なのでまずは緊張することを「おかしいこと」「してはいけないこと」と考えず、自然に受け入れます。その上で、自分ができることに意識を向けることが大切です。

英語を話すことに慣れていないなら、まずは聞き役として自分の役目を果たすこと。その上で最低限、自分が話すことを話す。相槌を適切に打ち、コミュニケーションを盛り上げること。

「英会話」というと英語でガンガン話すことが求められるイメージがありますが、それは状況によります。英会話も英語でのコミュニケーションです。話し手と聞き手、2者の関係なのです。

最後に

英語を話す。それは慣れないうちはいろいろ緊張してしまいます。

しかし、緊張してしまうということは、あなたが英語に対して真剣に取り組んでいるということ。つまり、「英語を上手に話したい!」という気持ちがあるからこそ、あなたは緊張してしまうのです。

この意味で、あなたが英語を話すときに硬くなってしまうということは、ある意味とても良いサインなのです。なので、できれば緊張することそのことを、悪いことと考える必要が一切ありません。

むしろ、どうしたらもっと英語が上手く話せるようになるのか、そこに意識を向けることが大切です。

英会話教材で生きた英語のフレーズを着実に習得していく。英会話スクールでネイティブ講師と会話をし、経験を積む。あなたがもっと英語を話せるようになるにつれ、緊張感はどんどん自然に和らいでいくことを実感できるでしょう。

ぜひ、参考にしてみてください。

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