「英語が思うように話せない・・・」
「口から言葉が出てこない・・・」
「どうして、こんな簡単な表現が英会話では言えないんだろう?」
勉強しているのに英語が話せない。英会話学習者が経験する悩みです。
なぜ英語が話せないのか?
なぜ英語が話せないのか?その原因は大きく分けて3つあります。
1つは単純な基礎力の不足、1つは英会話の実践的なトレーニング不足、そして英語を話すことに対する誤った認識です。それぞれ、かんたんにご説明します。
ケース1
ネイティブの話していることが分からない。どう返していいのかも分からない。
→基礎的な学習不足。
英会話は、英語でコミュニケーションをとること。そのためには、ネイティブの話す英語を聴きとって理解すること+それに対して英語で反応することが必要です。
ネイティブが話す英語の意味が分からない場合は、もっと英単語を覚えたり、テープを聞いて、英語を自分のなかに染み込ませる必要があります。
最優先課題は、基礎知識を増やす(インプット)ことです。
ケース2
ネイティブとの話していることは大体分かるが、いざ自分で話そうとすると英語が口から出てこない。
→話す練習量不足(=アウトプット不足)
英語経験のある日本人学習者が悩むケースです。
私たち日本人は、英語の読み書きについては、よく訓練を受けています。しかし、英語を話すこと、聞き取ることについては、読み書きほどトレーニングを受けていません。
これが、私達日本人の英語学習者が、「英語を話せない・・・」と悩む原因になっています。
実際問題、私達が普段英語を話す機会や、話す練習をする機会は、ほとんど(実際には全く)ありません。
週に何回も英会話スクールに通っていたり、職場でネイティブと日常的に英語で会話をしていれば別ですが、今の日本では、日常的に英語を見かける場面はあっても、「使う」場面はほとんどありません。
「普段英語を話さない+使う機会がない」というならなおさら。英語を話せないのも自然な話です。
では、この問題を解決するためにはどうすればいいのか?
英語を話せるようになるためには、英語を話すトレーニングが必要不可欠。
・普段の勉強で、意識して英語を口にする。
・初心者の方なら初級用の英会話特教材でシンプルフレーズを覚えていく。
・英会話のレッスン(オンライン含む)を受け、英語を話す機会を意識的に作る。
など、自分に合った方法を試して、英語を話す、使う機会を意識的に増やすことが大切です。
ケース3
「英語を話すならネイティブのように正しくスラスラ話せないと!」という完璧主義的な思い込みを持っている
→間違った誤解を持っているために英語が話せないパターン
意識すべきは、正しい英語ではなく、「通じる英語」を話すこと。すなわち、英会話がコミュニケーションとして成立することです。
発音ミスOK。文法のミスもOK。スラスラと英語を話せなくても、英会話を楽しむことはできます。完璧主義は横においてリラックスしましょう。
一般的に、英語のネイティブが私たち日本人のようなノンネイティブと英語で会話をするとき、発音や言い回しの適切さ、文法ミスなど、とやかく指摘をしてくることはありません。
英語を思う通り、完璧に話せればそれは素晴らしいことかもしれません。しかしそれよりもっと大切なのは、英語でコミュニケーションを取ろうとする姿勢です。
→なぜ英語を話せるようになるためには「マインド」が大切なのか?
初心者の方におすすめの英会話練習法
英語で思ったことを表現できる。その瞬間は、英会話を勉強していて、もっとも「楽しい!」と実感できる瞬間ではないでしょうか。
とはいえ、英語を話すことは、慣れないうちはなかなか難しいもの。自分の頭で英文を考えだすとなると、慣れるまでは一苦労かもしれません。
とはいえ、練習法を工夫することで、日常で使う簡単な英語なら、比較的スムーズに身につけることができます。
英語を話すためにおすすめの練習法が、定型文を覚えて、英会話をパターン化する方法です。簡単に言えば、場面と英語をセットで覚えることです。
日常の会話ではあいさつはもちろん、相手の話をより理解するための疑問文を覚えたり、自分の考えを伝えるときの英語表現を覚えたり、「この場面ではこういう英語を話す」という練習をします。
こうすることで、シンプルな日常英会話レベルのフレーズなら、比較的スムーズに身につけることができます。初心者の方は、まず簡単な場面別の英語を覚えて、すぐに使えるように練習しておくと良いかも。
→初心者が最速で「英語が話せた!」が実感するパターン英会話のすすめ
「英語歴あり。しかし話せない」という場合は
「英語の聞き取りはできるし、英文も読めるほうだ。でも自分が英語を話すとなると、とたんに頭がフリーズしてしまう・・・。」
このように悩む方は意外に多いと思います。
このような場合は、単純にスピーキングの練習が足りないのが主な原因です。
私も同じ悩みを持っていたのですが、職場で仲良くなったイギリスの方と週3で会話をしているうち(仕事の休憩時間中、しょっちゅう会話していました)、徐々に言いたいことが英語で言えるようになりました。
なので、英語慣れしているのに話せないのは、やはり英語を話した量の問題だと思います。英語を話す練習を増やすのが、英語を話せるようになるために必要なことだと思います。そのための方法はいろいろあります。
英会話スクールやオンライン英会話を始めたり、時間に余裕があれば、海外旅行に行き、英語を話す体験を積むとよいでしょう。
最初は上手く話せないかもしれませんが、それまでにしっかり英語を勉強してきているなら大丈夫。練習を積んでいけば、きちんと話せるようになります。
実際、自分の英語がスムーズに通じて、ネイティブと会話が成立すると、結構楽しいものです。
「時間的に海外旅行はムリ!」という場合は、音読中心の学習をしつつ、スピーキングトレーニングができる英会話教材で、英語を話すトレーニングをこなすとよいでしょう。
英語慣れしている場合、問題は「英語を話した量」が一番のポイントになります。
「英語は読めるし、聞きとれる。でも、話すとなると全然ダメ・・・」
という方は、その点を意識するとよいでしょう。
最後に
勉強しているのに英語が話せない原因とその対処法について、ご紹介しました。
英語を勉強する→即座に話せるようになる
英会話学習はそんなシンプルな話ではなく、(適切なマインドを持った上で)勉強して使って改善して、少しずつ「英語が話せた!」を実感できるようになります。
このページでは特に、初心者の方が悩みやすい(つまずきやすい)英語が話せない原因をわかりやすくお伝えするため、ポイントを厳選してご紹介しました。
本質的な部分としては、まず英語を話すには基礎を身につけること。その上で、覚えた知識を使う練習が必要なこと。何より、「英語を話す」というアクションに対して「心理的な壁」を持たないことが大切です。
ぜひ、参考にしてみてください。