英語力アップのために必要なツール。それが教材。
本屋さん、ネット、様々な場所で教材が売られていますが、このページでは本屋さんやネットで購入できるテキストタイプ(1,000円~)のおすすめ教材の選び方をご紹介します。
教材は独学の友。「まずは一人でコツコツ英語を頑張りたい!実力がグングン伸びるのはどれ?」という方は、まずこちらをチェックしてみてください。
ポイントはこの3つ!
英語のテキストを探すときに大切なのは、実力アップにつながる教材を選ぶことです。
お金はもちろん、勉強する時間を投資するわけですから、きちんとしたリターンが期待できる内容を選ぶことが大切です。
ではどうやって内容を選べばいいか?そこで知っておきたいのが「ここだけは外せない!」というポイント。具体的には次の3つです。
1.解説が分かりやすい
2.英文と和訳、見開き式(語順訳があればなおよし)
3.単語を効果的に覚えることができる
以下、詳しくご説明します。
解説の分かりやすさ
独学の場合、一人で学習に取り組むので、テキストの分かりやすさは外せません。解説を読んで理解できないことを覚えるのは難しいものです。
通信講座のようにサポートに質問できる環境があるなら別ですが、一人で勉強するときは、自分が納得できるくらい、分かりやすいテキストがベターです。
長文読解用の英文は対訳式がベター
左に英文、右に和訳(もしくは上に英文、下に和訳)のような、一目で英語の訳が確認できる内容が便利です。
英文と日本語の訳が別々のページだと、分からない英語を確認するためにわざわざページをめくる必要があります。これをやっているとストレスになりますし、効率の上でも問題です。長文のテキストは見開きタイプの方がサクサク進みます。
英語上達のためには、英文を読むという学習が必要不可欠です。なので、テキストは和訳と英文が見開きで構成されている内容が使いやすく便利です。特に、増進会出版社の「速読速聴・英単語」シリーズのように、
・和訳が英文と同じページに掲載されているタイプ
・かつ英語がセンスグループごと(意味のかたまりごと)に区切られているテキスト
が便利。
【速読速聴・英単語の和訳】
The ambitious program, / which would cover / able-bodied ~
この意欲的なプログラムは / 対象としている / 丈夫な体の
どちらも英文の意味を確認したいときにすぐに確認できる上、返り読みの弊害なく英語を語順のまま理解できるように工夫されています。英語を頭から訳していく和訳方法、最初は違和感を感じるかもしれませんが、長期的には英語脳育成に役立ちます。
関連記事:英語脳が身につけば自由自在に英語を使いこなすことができる
単語を効果的に覚えることができる
英語は最終的に語彙力がものを言います。「あなたが英語を話せるようになりたい!」という場合、圧倒的に英単語を覚えて語彙力を増やすことによって、英語でのコミュニケーションが比例して楽になります。
極端な話、多少文法がおかしくても、単語で答えることでコミュニケーションを成り立たせることは可能です。そのため、必要な文法は学びつつ(軽視するのはNGです)、英語を読みながら語彙力を高め続けていくことが大切です。
良いテキストは、英語を読む過程において必要な単語を読者が無理なく覚えられるように工夫されています。そして必要な単語が組み込まれているので、ステップアップ式に語彙力を高めていくことができます。
テキストで英語を読む→単語を覚えるという作業は、シンプルですが英語力を高めていく上でとても大切なプロセスです。この点、テキストが果たす役割はとても重要です。
具体例をご紹介します
では具体的に3つのポイントに該当するテキストはどのようなものなのか?
いくつか具体例をご紹介します。気になるものがあれば本屋さんの英語コーナーに行き、あなた自身でテキストを見開いて内容をご確認ください。
速読速聴・英単語シリーズ(Z-KAI)
末永く英語力をステップアップ式に高めていく鉄板テキストとしておすすめしたいのがZ-KAIの『速読速聴・英単語』シリーズです。
初級者の基本ボキャブラリーから始め、中級者→上級者と、「英語を読んで」語彙力が高められる内容になっているのが一番の特徴です。構成は左に英文、右に和訳という見開き式で、単語の解説やそのほかの語句表現もばっちり。
独学で主体的に英語を勉強していきたい方にとって、教材のコスパは最強と言いたいくらい個人的にはこのシリーズがおすすめ。大学受験のときからずっとお世話になっています。
感動する英語!
歴史の偉人たちのスピーチで英語を学ぶテキストです。
といっても英文はそれほど難しくはない、一部単語に見慣れないものがあるくらいで、音読を中心に英語力を伸ばしたい方向けのテキストです。
私自身、大学時代にこのテキストを愛用し、チャップリンやヘレン・ケラーの英文を繰り返し読みましたが、今でも時々読み返します。こちらも左側に英語で右側に和訳があり、英文には難しい単語の意味がすぐに確認できる親切仕様になっています。
英語を読む→理解する→音読する→感動して英語を自分の一部にする、という学習ができるテキストです。「偉人たちのスピーチ」という飽きが来ないテーマなので、長く使うことができます。
まとめ
以上、英語力アップのために重要なテキストの選び方のポイントをご紹介しました。
大切なのは、
1.解説が分かりやすいものを選ぶ。
2.英文と和訳、見開き式で確認できるものを選ぶ。
3.英語を読んで単語を効果的に覚える。
という3つのポイントです。
良いテキストを使えば英語を読むという作業そのものに慣れることができるだけでなく、それを使って音読したり、単語を覚えたり、様々な使い方ができます。
この点、独学で英語に取り組む方にとっては、「テキストを選ぶ」という最初の段階がとても重要になるでしょう。
最後に
テキスト選びは英語力を伸ばすための重要なポイント。毎日コツコツ、英語を習慣にして勉強する方にとって、そのコスパは計り知れません。
ただし、自分自身で進めていくことになりますので、ペースや教材の使い方、内容の理解など、無理なく続けていくことができるものを選ぶ必要があります。
そのヒントとしてこの記事では3つのポイントをご紹介しました。英語のテキストを探すときは、これらのポイントをチェックして、あなたの英語力が伸びる一冊を見つけてみてください。参考になれば幸いです。