
英会話 1日1フレーズ【No.121】では、相手の非現実的な考えに対して、目を覚ませという皮肉がこもった表現”Dream on.”をご紹介します。
日本語訳は英会話 1日1フレーズ【No.115】で学んだ”Face the facts.“と似ていますが、使われ方や込められているニュアンスが異なります。この記事でその違いを押さえ、あなたの英会話フレーズの一つに加えてください。
「寝ぼけたことを言わないでください」と伝える
看護師のEikoが、無職でブラブラしている夫のEikichiに説教しています。Eikichiの非現実的な態度に、Eikoは激怒しています。
Eiko: Eikichi, how old are you going to be next year?
あんた、来年で何歳になるん。
Eikichi: Thirty years old.
30や。
Eiko: When are you going to get a job?
いつ仕事、見つけるんや。
Eikichi: I don’t know. I’m a lucky guy. Everything’s going to be all right.
分からん。ワイは運がいいからのう。何もかも上手くいくわ。
Eiko: Dream on. Face the facts. You’ll be 30 years old next year!
バカなこと言いなさんな。現実を見いや。あんた来年で30やで!
Eikichi: …
…。
Eiko: I worry about you. Get it together.
うちはあんたが心配なんや。しっかりしてや。
Eikichi: I’m sorry. I’ll try.
すまん。ワイ、頑張るわ。
英単語メモ
lucky=運が良い
worry=心配する
effort=努力
このフレーズに注目!
Dream on.
バカなこと言うな(寝ぼけたことを言うな)。
相手の非現実的な発言や楽観的すぎる考えを、皮肉を込めて一蹴する表現です。怒っているときや口論の最中などで使われることが多く、励ましや冗談とは正反対の、かなり辛口な英語なので注意が必要です。
直訳すると「夢でも見てなさい」ですが、実際には「はいはい、その話はもういいから」「現実見なよ」といった突き放したニュアンスになります。
乱用すると角が立ちますが、相手の甘い考えをピシッと止めたい場面では、非常に効果的な一言です。
Face the fact(s). との違い
Dream on.
→ 相手の発言そのものを 皮肉で切り捨てる 感情的な一言
Face the facts.
→ 現実や状況全体を 冷たく突きつける 決まり文句
特に会話では Face the facts.(複数形) がよく使われ、「目の前にある複数の事実=現実を直視しろ」というニュアンスになります。
この2つを続けて使うと、「甘いこと言うな → 現実を見ろ」という強いメッセージを自然に表現できます。
発音記号
/ drim ɒn /(ドリーム オン)
ついでに覚えたい関連フレーズ4選
“Dream on.”とあわせて、相手にカツを入れたいときにおすすめのフレーズを4つ紹介します。
いつでもどこでも「頑張れ系」の言葉を連呼するのは適切ではありませんが、状況や相手によっては効果抜群です。
Go for it!
頑張ろうよ!
相手に挑戦する勇気を促したいときにぴったりの表現です。
Just do it!
ともかくやりなよ!
某スポーツメーカーのキャッチコピーとしておなじみの、迷っている相手に対して行動を促す、定番の表現です。
Keep it up.
その調子!
相手の行動や努力を認めつつ、続けるよう励ますときの表現です。
Cheer up!
元気出して!
落ち込んでいる相手や元気がない人に励ましの気持ちを伝える表現です。
最後に
英会話 1日1フレーズ【No.121】では、相手に現実と向き合う機会を促す、短くても強烈な表現”Dream on.”をご紹介しました。
このフレーズはいわばコミュニケーションにおける演出のひとつです。定番で無難なフレーズだけでなく、こうした辛口のフレーズを隠し味としてストックしておくことで、英語力だけでなく、話し手としての表現の幅が広がります。
ぜひこの記事の内容をマスターし、あなたの英語でのコミュニケーションに役立ててください。
英会話に挫折しないコツをご紹介します
今回のフレーズはいかがでしたか?
“Dream on.”のような強いフレーズを学ぶと、「完璧に使いこなさなきゃ」「失礼にならないよう正確に話さなきゃ」と、つい身構えてしまうかもしれません。
しかし、英会話上達の最大の敵は「完璧主義」です。最初から100点満点の英語を目指すと、どうしても言葉に詰まり、挫折の原因になってしまいます。
大切なのは、「伝わればOK」という心の余裕を持つこと。その適度な緩さこそが、結果として英語を話し続けるための最大の武器になります。
下記の記事では、挫折をゼロにするための「7割主義」の考え方と、働きながらでも楽しく学習を続けるコツを詳しくご紹介しています。
「もっと楽に、自由に英語を楽しみたい」と感じている方は、ぜひチェックしてみてください。

