英語をスラスラ話せるようになるために大切なのは英語をしっかり聴くこと。そして、聴いた英語をそのまま真似して覚えること。これが上達のコツ。
英語はどんどんまねして覚えることが大切です。
ではどうすればうまく英語をまねて効果的に身につけることができるのか?この記事ではそのカギとなる方法をご紹介します。
なぜ耳が2つで口が1つなのか?
「耳コピ」という言葉があります。
楽器を演奏する方が使う言葉ですが、これはCDで音楽を聞き、フレーズを採譜していく方法です。
私は学生時代にギターコードの耳コピをしていたのですが、何度も集中して音を聞いていると、耳がだんだんと音を聞き取れるようになってきます。
そして、「この音はラのフラットだな」というように音を区別できるようになります。
実は、英語のアクセントを伸ばすのもこの方法と同じです。最初に単語をしっかり聞き、そして自分で言ってみる、シンプルなプロセスです。
英語をCDで何度も聞く→発音を真似る
この単純なプロセスを繰り返すことで、英語の発音がよくなっていきます。英単語にカタカナ読みがついているのがアレな理由もここにあります。
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英語はまず聞く。そして口にだしてみる
英語は日本語と全く違う言語です。
発音、イントネーション、強弱のポイント、何もかも180度違うと言っても過言ではありません。そのため、英語の音を日本語の音(カタカナ)に当てはめること自体、かなり無理があります。
日本語の音を不自然に当てはめて理解しようとするよりも、自分の耳を英語に慣れさせ、まねて覚える方が効率的です。
子供が言葉を覚えるのが早いのは「聞いて覚える、まねをする」という学習がスムーズにできるからです。頭で考えず、聞いた言葉をまねて話すから速く言葉が身につくのです。
私の場合、英語の他、ドイツ語もちょくちょく勉強しているのですが、音を聞くことの大切さがよく分かります。
いくら、単語の発音記号を見ていても、言葉は上手く話せるようにはなりません。それより、CDを何度も聞いてまねる方が、シンプルながら効果が期待できます。
この意味で、「何度もCDを聞いていると耳の語学レベルがアップしていく」というのが私の実感です。つまり長い目で見ると、スピーキング力はリスニング力に比例します。
「通じる英語」を話せるようになるために
ネイティブとの英会話では、発音の仕方1つで通じやすさが変わります。
そのため、できる限りネイティブライクなナチュラルな発音ができるよう、英語本来のアクセントを身につけたいものです。
理想的なのは、英単語を見ただけで、その発音が頭に浮かぶくらい繰り返すことです。何度も何度もリピートして練習。ここまでやれば、音読学習もスムーズになり、効果が期待できます。
そのためには、1つの英会話教材(要CD)を繰り返し学習、CDに収録されている英語の発音をまねしてしまうことです。
練習はシンプルですが、奥深い練習方法です。繰り返すことで、内容も身につきます。
普段の学習で、英語を聞くこと&発音を真似することを意識することで、ネイティブにも通じるアクセント力が身についていくでしょう。
このページのまとめ
ここまでのまとめです。
通じる英語の発音やアクセントは、単語をカタカナで読んで覚えたりするのではなく、耳で聞いて覚えることが大切です。
そのためには、英語を繰り返し聞くことが大切で、聞く→聞こえた音をまねて発音していきます。シャドウイングがサクサクできるくらいまで取り組むことが理想的です。
学習の方法は次の通りです。
【例】学習の手順
①CDで英語を聞く。
②今度はテキストを見ながらCDを聞く。
③またCDを聞く。
④発音を覚えたら自分で音読する。
⑤CDにあわせてシャドウイングする。
最後に
英語をスラスラ話せるようになる。そして、きちんと通じる正しい発音を身につける。そのために大切なのは、最初から英語を話せなくても大丈夫、ということです。
物事にも手順があります。必要な手順を一つ一つ、きちんとクリアしていくことで、自然に英語も話せるようになります。
その大切なステップの1つが、こちらの記事でご紹介した話です。
大切なのはまず英語をしっかり聴く習慣を持つこと。何度も何度も、正しく聴き取れるまで英語を聴く。そして、その音を真似て発音する。
あなたが英会話教材をお持ちなら、CDを流し、それがすっと耳で理解できて、そしてすっとその英語を口に出せるまで、何度も何度も、練習してみてください。
このシンプルな練習が、実はとても大切なことです。正しい英語の発音を身につけたい初心者の方は、ぜひ参考にしてみてください。