英語上達の転機は新しい出会いからの続きです。
中学2年で恩師との出会いにより英語の成績は急上昇。そして中学3年の秋、私の人生を変える決定的な出来事がありました。それがThe Beatlesとの出会いです。
音楽で出会った英語の世界
それは英語の授業の一環で外国の文化を音楽で学んだときのこと。
サブカルチャーを中心とした授業で、英語の音楽を、生まれて初めて聴きました。その時に出会ったのが、英国出身の名バンド、The Beatlesの”Let It Be”です。
当時の私は15歳。ピアノのイントロが流れた瞬間、なにか電撃のようなものが、自分の背中を走り抜けたことを、今でも覚えています。
そして曲を聴き終えたときの感動。絶頂感は、とても言葉では表現できないほど強烈でした。この英語の授業で聴いた”Let it be”は、文字通り私の人生を変えました。
初めて”Let it be”を聴いてからというもの、受験生であるにも関わらず、曲を聴きながら英語の歌詞を読む毎日です。意味が分からない文章は辞書で調べ、発音し、徹底的に真似ました。今思えば、この体験が一番私と英語との大きな縁になったと思います。
今でも、The Beatlesの歌詞を暗唱することができます。このおかげで、自分の英語力が大きくアップしました。
私が「洋楽で英語を勉強する価値がある」と信じる理由
受験生にも関わらず英語の勉強をそっちのけでThe Beatlesのアルバムを聴き込む日々。
その結果、英語の歌詞を覚え、歌うことで、単語や文法が身に付き、結果としてスピーキング・リスニングにも役に立ちました。
不思議なことに、受験した某英語重視の私立高での面接での英語インタビューも、The Beatlesの歌で覚えた歌詞を組み合わせて突破。
市販の本で、「The Beatlesの英語は勉強に効果的です!」という内容の本がありますが、これは本当のことだと思います。
The Beatlesの英語は極めてシンプルなので、中学生でも十分に理解することができます。また、歌詞の単語は覚えておくと試験でも役に立ちました。
それに、音楽といえ、英語を聞いて歌うので、結果としてリスニングやスピーキングの能力もアップしました。体で英語を覚える学習になったような感じです。
こうして、幸運なことに、音楽を聴きながら、楽しんで英語を学ぶことができました。これは、英語の授業の何倍も効果的な経験でした。
「楽しい!」は最強の英語上達法
英語の歌詞を手に持ち、音楽を流して英語を聴くと、自然に頭に入り、記憶に残ります。英会話をしていても、無意識に「パッと」出てくるので、不思議なものです。
この体験で、私は英語というものに強い興味を持ちました。それまで、クラスで英語を勉強するだけでは、本当の意味で英語のおもしろさを感じることができませんでした。
英語文化に触れることで、英語は生きた言葉で、それを使いこなすことで、自分の世界が広がるかもしれない、そんな感動がありました。このような感動体験が、勉強をしていく原動力となります。
こうして、私の英語への強い興味は、今日まで続いています。The Beatlesをはじめてとして、私はどんどん英語にはまっていきました。