大学受験のために英語を短期集中で猛勉強してわかったことの続きです。
私は大学時代、TOEFL(Test of English as a Foreign Language)を6回受験しました(PBT)。
といっても、自分からの意思で自発的に受験したのではなく、学科の規則、つまりは強制で受験しました。
大学1年~3年まで、合計6回も受験(各セメスターの学期末に受験)しましたが、最高スコアは538、毎回520~530点台でした。
このスコアは英文科の学生としてはかなりよろしくありません。TOEICの場合、初受験で730点を取得することができましたが、TOEFLは毎度520~530あたりをウロウロ。
留学に必要な600どころか550にさえ届くことはありませんでした。
やる気のなさは結果に出る
なぜスコアが全然ダメなのか?
原因はやる気の欠如。特にTOEFLの勉強もせず「600点以上取ろう!」というやる気すらなく、試験中に頭に浮かぶのは休みのことばかり(セメスターの終わりにTOEFLの強制受験がありました)。当然と言えば当然の結果です。
留学する意志もなく、就職試験でも特にメリットがあるように思えず、「めんどくさい・・・」としか思えなかったこともありますが、やる気のない行動は結果にならないもの。
自分で「受験したい!」と思ってテストを受けたわけではないので、そもそも乗り気がしません。
試験中も、「あぁ~めんどくさいなぁ、早く終わらないかなぁ」などと考えているので、集中力もゼロです。
こんな状態で高得点が取れるハズがありません。逆に、しっかり目標の点数を取ろうと決めて、大学時代に自分から受験したTOEICは1発で目標だった730点を取得できました。
このことから、何事も結果を出すためには、モチベーションが大切だと感じました。
自分で自分をやる気にさせるために
やる気が出ないにはそれなりの理由がありますし、嫌々勉強したことは、労力が必要なわりに得られる結果が少ない感じがします。
ということは、英語を上達する上で、いかに自分のやる気を引き出すのかが最大の課題になると思います。
特に、学校を卒業して、社会へ出ている場合、特にモチベーションの管理はとても大切です。
普段働いていると、学生に比べ格段と勉強時間が少なくなります(本当に学生時代とは貴重な時代ですね)。そのなかであえて英語を勉強する。それも自分の時間を削って。
そこで、「なぜ英語を勉強するのか?」という問題意識と、具体的な目標を作ることが大切だと思います。
特に目的もなく英語の勉強を始めるくらいなら、「QOLを高めるための別の何かをする」というチョイスもあります。
ポイントは具体性
漠然と英語を話したいと考えるよりも、「海外旅行で英語をペラペラ話したい。そのために英単語・英会話をそれぞれ100個覚えよう」など、具体的な目標と行動を決めておきます。
こうすることで、何を勉強すればよいかが明白になりますし、その分時間を上手く使うことができます。
私の場合、TOEFL受験にやる気が見出せなかったため、勉強すらしませんでした。逆に、TOEICを受験したとき、「何度も受験したくないから1回で最低730点を取ろう」と決めました。
そのために、問題集を勉強し、通学時間をリスニングの時間にあてました。このように、「なぜ勉強をするか」ということに、自分なりの理由を持てば、人は頑張れるのかもしれません。
少なくとも、人から強制されたり、嫌々やっていると、努力の報いが少ないだけでなく、精神的にイヤな思いもします。
「なぜやるのか?」という理由を持つことが、長期的な上達のポイントになるのかもしれません。
最後に
ということで非常に恥ずかしい話ですが、失敗体験こそ実は重要な意味を持つと信じていますので、正直にお話させていただきました。
英語はノウハウも大切です。でもそれ以上に大切なのがモチベーションです。
「自分は英語を頑張りたい。英語でこんな結果を出したい」
そういったメンタル的な意識の違いは結局は、結果の差になることを知りました。
逆にやる気さえあれば、結果を現実にするための方法論は自然に見つかります。
TOEFLで全然結果を出せなかったこと。やる気がなく受験したこと。あの失敗を振り返ると、その事実を確信しています。