英語学習に挫折しやすい典型例とその対策

なんてこったい

英語で挫折してしまう人の特徴。それが「継続できない」こと。

英語は継続。「続けていればなんとかなる」もの。逆に言えば、続けることができなければ、どんなに優れた英語上達のノウハウに則って学習に取り組んでも、その効果を実感することはできません。

それともう一点、重要なのが完璧主義。ずばり「理想の高さ」です。「◯◯ねばならない」という意識が強すぎて、やがて自分を追い詰めてしまうからです。

高い理想を持ち努力することは良いことかもしれませんが、英語学習を継続し、途中で挫折しないためには、少し考え方を変えることが大切です。

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これが典型的な挫折例!

英語を始めて挫折するよくあるケースの一つが、自分に過大な負担をかけすぎてしまうことです。

例えば、「仕事のために英語を身につけなければいけない!」という意識を持ったビジネスパーソンが英語の勉強を始めるとします。そこで、「やるからにはしっかりやろう!」と決意し、仕事終わりに1日90分の英語学習を自分に課します。

一週間や三週間、短期間ならなんとか頑張ることができるかもしれません。しかしそれを継続するのは困難です。

なぜなら、ビジネスパーソンには日中仕事で拘束されています。夜仕事を終えて疲れているのに、「気合」で英語を勉強するのは肉体的に困難です。もちろんそれができる人はいますが、それは例外であり、例外を参考にすることはできません。

最初は意思の力で仕事を終えて帰宅した夜に英語を勉強するのですが、だんだんと疲労が蓄積し、継続することが困難になってしまうのです。そしてやがて糸が切れてしまったように・・・、というのがよくあるケースです。

対策はこの2つ

やる気を出して英語を学ぼうと行動を起こしたにも関わらず挫折してしまう。

そうならないためには次の2つの方法があります。1つは小さな一歩を心がけること。もう1つは英語を続ける(続けなければいけない)環境に身を置くことです。

それぞれ、詳しくご説明します。

小さな一歩を心がけること

英語は継続です。継続は習慣から生まれます。そして習慣こそが私たちの人生を創り出す、最強の要因です。

習慣は私たちに様々な影響力を及ぼします。

朝起きて歯を磨く習慣を身につけた人は、「口が臭い人」のラベルを貼られずにすみます。きちんとあいさつする習慣を持つ人は「まともな人」と周囲に認識されます。読書をする習慣を持つ人は、1年1年重ねるごとに、人間の厚みと深みが出てきます。

習慣を身につけることで、継続が自然となり、そして効果を実感することができるのです。

ではどうすれば習慣を身につけることができるのか?繰り返すことによって、習慣は身につきます。どんな小さな行動でも、繰り返せばそれは身につきます。

特に英語を習慣にしたい方にとって大切なのは、ほんとうに小さな行動から英語に取り組むことです。

例えば、出勤するときは英語教材のテキストをカバンに入れておく。英語教材のサブスクリプションを契約しスマホで見れるようにしておく。

これらを通勤電車に目を通すようにする。昼休憩や移動時間など10分15分のスキマ時間に目を通す。このような、かんたんにできる小さなことから、英語を始めるのです。

間違っても、「1日90分は英語を勉強する!」といった、過大なノルマを自分に押し付けないようにしましょう。更にいうと、英語の勉強は時間で決めてはいけません。

大切なのは小さな一歩。英語に触れる。毎日触れる。そんな小さな行動を繰り返すことがポイントです。

関連記事:なぜ英語の勉強計画は「時間」ではなく「ノルマ」で立てるのか?

英語を続ける(続けなければいけない)環境に身を置く

私たちの現実を決める上で致命的な影響力を及ぼすもの。それが「環境」です。

「朱に交われば赤くなる」「孟母三遷の教え」という言葉があるように、私たちは良くも悪くも、属している環境によって染められてしまいます。

「英語なんてどうでもいい。努力してもムダ」と考える持つ人々が集う環境に身を置けば、あなたもやがて、同じように考えるようになります。

一方で、「これからの時代、英語を学ぶメリットは大きい。勉強して自分を向上させよう」という人々が集う環境に身を置けば、あなたが頭で意識していなくても、あなたは自然と影響を受けるようになります。

英語を続けるためには英語を続けられる環境に手に入れる。こういう発想を持つことは、とても大切なことです。

関連記事:英語力がメキメキ伸びる人が知っている「環境」の効果

ポイントは「小さく」「適度」に

ネイティブのように自然な発音で英語を話すことができ、TPOに応じた適切な表現をチョイスすることができる。

TOEIC(R)900点を取得して交渉のための英語をマスター。バリバリビジネスの世界で活用する。

「高い」目標を持つことが問題ではありません。高い目標が刺激となり、現実を変えるきっかけになることはあるかもしれません。

ただし「今自分がいる場所」とあまりにもかけ離れた目標を持つことは問題です。「◯◯であるべき」にしばられてしまい、自分が耐えられる以上の負担を自分に与えてしまうからです。

英語は継続。続けなければ、元も子もありません。だからこそ着実。一歩一歩、小さく、確実に前に進んでいく。小さい一歩を継続していれば、やがて一歩進むその歩幅も広くなっていきます。

最後に

大切なのは無理なくコツコツ、小さく前進していくこと。英語が習慣になれば継続が可能です。継続すれば、効果が現れます。

人生で三段跳びができないように、英語も一気にレベルアップすることはできません。

だから最初は小さな積み重ねから。過大な負担を自分に押し付けず、小さな行動、小さな一歩を続けていきましょう。

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