スラングとは、いわゆる俗語です。
一部の若者の間で使われている言葉です。どちらかというと、大人が「汚い」と思う表現が多く、性的な表現や、差別用語などがあります。
「スラングを使える人=英語に慣れている人」というイメージがあるかもしれませんが、実際のところ英語のネイティブではない私たち日本人の英語学習者がスラングを安易に使うのは避けた方がいいかもしれません。
スラングを話すときの注意点
英語圏のドラマ、そして映画ではスラングが自然に使われています。そのため「スラングを話すことは普通なんだ、自分も使ってみようか」と思うかもしれません。
しかしスラングは基本的に隠語に属する言葉です。TPOの点から考えれば、ある意味で使うことに知性が要求されます。
たとえば日本でも若者言葉や隠語を使うことによって恥を書くシチュエーションがあります。場所とタイミングによっては要注意人物扱いされてしまう場合があります。
英語でも同じえす。スラングを使うことで、「この人は常識がないな」と判断されてしまう場合があります。
若者同士の日常会話や、プライベートな関係ができている人にならスラングを使っても問題ないかもしれませんが、TPOをわきまえないスラングの過剰使用は要注意です。
ビジネスは言うまでもなく、現地に行ったときや一般のネイティブスピーカーと会話するとき、スラングを使うことは避けることをおすすめします。
有名なスラング
・yellow cab
直訳はタクシーだが・・・。気になる方は検索して下さい。
・big chips
お金持ちという意味。チップがたくさんある、つまりお金がたくさんあるということ。
・awesome
「すげー」「すごいぜ」的なスラング。
スラングよりも標準表現を優先する
スラングは発想が柔軟で面白い(個性的な)表現が多い点が特徴です。
ついつい口ずさみたくなるようなキャッチーさがありますが、先に述べたように、我々日本人のようなノンネイティブがスラングを意識して使う必要はほとんどありません。
むしろスラングは避け、標準的な英語を心がけたほうが安心です。気軽に発した言葉によって誤解が生じたときは本当に厄介です。
ということで、スラングを積極的に勉強する必要はありません。標準的な英語を、しっかり覚えていくことが大切です。
まとめ
スラングとはいわゆる若者言葉です。
ビジネスライクな場面、パブリックな関わりでは使うのは控えたほうがいいかもしれませんが、覚えておくと「こんな表現もあるんだなー」と勉強になります。
日常英会話で使えるスラングなら、適度に覚えて使ってみるのもOKかも。「TPO」という言葉の意味を実感する方の場合、スラングは知っているだけで十分。日常で使うのは基本的には避けたほうが良いでしょう。