「誓います」
裁判の冒頭です。裁判官が目撃者のMarkに証言をもとめる場面です。
Judge:State your name.
名前は。
Mark:Mark Monta.
マーク・モンタです。
Judge:Do you swear to tell the whole truth and nothing but the truth, so help you God ?
真実だけ述べる事を誓いますか?
Mark:Yes, I do. I swear to God.
はい。神に誓います。
このフレーズに注目!
I swear.
誓います。
この言葉の背景には「私は決してウソをつきません」というニュアンスがあります。
この英語を使うときは100%ホントのことを言うとき。くれぐれも安易には使わないことをおすすめします。
法廷で真実を述べることを誓った上で嘘を言ってしまと、偽証罪に問われる可能性があります。
ちなみに個人間の付き合いで「約束する!」と付け加えるときは、I promise.やYou have my word.などがおすすめ。
このページの英語表現
state = 述べる
nothing but ~ = ~他はない(~のみ)
ちょっとマメ知識
so help you God ? = 神に誓いますか?
アメリカはキリスト教徒の国。裁判では、聖書に手を置いて宣誓するのが一般的です。
映画等の裁判シーンでは、「神に誓います」という場面が見られますが、これは、宗教的な理由があります。
アメリカは、イギリスで宗教的迫害を受けていた清教徒によって建国された国です。彼らは信仰の自由を求めてアメリカ大陸に渡ってきたのです。
このような宗教心の強い人によって建国されたのがアメリカ。当然、その影響は現代にもつながっています。