【中学英語やり直し講座その⑥】名詞の基本!「数えられる/数えられない」の区別と役割を徹底解説

これはこういうことなんです

初心者のための中学英語やり直し講座その6です。

この記事では英語の名詞について、大切なポイントを分かりやすく解説しています。

やり直しを目的としていますので、難しい話は抜き。「ここだけは!」というところだけを重点的にご紹介します。

英語を学び直したい初心者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

【第5回】英語の一般動詞はこちら

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そもそも名詞とは?

人やものを表す言葉。それが名詞です。

いろいろな種類がありますが、まず名詞とは人やものを表す言葉であること。そして、英語の文でどのように名詞が使われるか。その役割を理解することが大切です。

では具体的にどのような役割をするのか?覚えておきたい基本がこちらです。

文の主語になる=(~は)

文の主体となり、「〜は」という意味を表します。

Yuri has a book.(ユリは持っている 一冊の本を)

His brother sings very well.(彼の兄弟は歌う 上手に)

主語+動詞で、「○○は△△だ」という文ができます。

動詞の目的語になる=(~を)

動詞の動作の対象となり、「〜を」という意味を表します。

John loves Yoko.(ジョンは愛していますヨーコを

They study English.(彼らは学びます英語を)

動詞の補語になる=主語とイコールになる

「AはBです」というように、be動詞の後ろにきて、主語とイコールの関係になる言葉を補語と言います。名詞は動詞の補語になります。

She is a consultant.(彼女はコンサルタントです)

Taro is her boyfriend.(タロウは彼女のカレシです)

名詞を更に詳しく(可算名詞と不可算名詞)

名詞には、数えられるもの(可算名詞)と、数えられないもの(不可算名詞)があります。

可算名詞(Countable Noun)

1つ2つと数えられる名詞です。複数形(=語尾にsやes、ies、vesなどがつく)にできます。

単数形 複数形
apple apples
dish dishes
city cities
knife knives

可算名詞には語尾変化があります。数えられる英語の名詞は基本的にsをつけますが、語尾によって次のように変化します。

語尾のパターン 変化のルール
s、x、sh、chで終わる 語尾に es をつける bus → buses / watch → watches
oで終わる 語尾に es をつける tomato → tomatoes
子音 + y で終わる 語尾の y をとって ies をつける city → cities / baby → babies
母音 + y で終わる 語尾に s をつける boy → boys / day → days
f、fe で終わる f、fe のかわりに ves をつける knife → knives / life → lives

不可算名詞(Uncountable Noun)

a や 数 をつけて数えることができない名詞が不可算名詞です。複数形にもできません。

日本人にとって不可算名詞を正確に区別するのは勉強が必要になります。

そこでここでは、まず、「最低限次のようなものが数えられない名詞である」というイメージを頭に入れておきましょう。

液体や粉状のもの: juice, water, milk, coffee, tea など

素材となる物質: gold (金), wood (木材), paper (紙) など

抽象的なもの: work (仕事), news (知らせ), information (情報), peace (平和) など、形がなく概念でとらえられるもの

不可算名詞は、a や two などをつけて数えることはできません。そのかわり、単位をつけて数えます。

単位 意味
a glass of a glass of water 一杯の水
a cup of a cup of coffee 一杯のコーヒー
a slice of a slice of bread 一切れのパン

補足: a glass of は冷たい飲み物、a cup of は温かい飲み物に使われることが多いですが、厳密なルールではありません。グラスに入っていれば冷たい飲み物でも a glass of を使います。

単位の方を複数形にすることで、数を表すことができます。

two glasses of water(二杯の水)

three cups of tea(三杯のお茶)

英語の数えられない名詞を数える5つの表現
a cup of~、a glass of~など、「数えられない」英語の名詞を数えるための5つの表現についてまとめています。覚える必要があることをシンプルに、分かりやすく掲載しています。

まとめ(ここだけは押さえよう!)

ここまでのまとめです。この記事で必ず押さえておきたいのは、次の3点です。一度にすべてを完璧にマスターする必要はありません。まずはこの3点だけ、ぜひ押さえてください。

名詞の役割は3つ!

名詞は文の中で、「主語(〜は)」「目的語(〜を)」「補語(〜です)」のいずれかになります。

数えられる名詞は「複数」に注意!

数えられる名詞が2つ以上になったら、必ず語尾に s (es/ies/ves) などをつけて複数形にしましょう。

数えられない名詞の基本イメージを持とう!

水やコーヒーなどの液体、情報や平和などの抽象的なものは数えられない名詞です。これらには基本的に a や s はつきません。

最後に

以上、英語の名詞について、覚えておきたい重要ポイントだけをシンプルに分かりやすく解説しました。

まず名詞とは何なのかという基本的な考え方。そして、英語ではどのような形で使われるのかという役割。その最低限の基本的なポイントを理解することが大切です。

ちなみに、名詞を勉強するさいは、次回ご紹介する冠詞とあわせて勉強することが大切です。日本語にはない英語の考え方が、よりスムーズに理解できます。

ぜひ参考にしてみてください。

【第7回】冠詞へ

英文法の学び方を押さえよう!

この記事と合わせて、初心者の方にお伝えしたい中学英文法の学び直し方についてご紹介します。

やはり私たち日本人にとって、英語は異国語であり、異国語を理解するためには、文法を学ぶことが不可欠です。そこで大切になるのが、「どうやって」学ぶか、という点です。

英語を学び直す上で、「英文法の専門家」になる必要はありません。大切なのは、ルールがあること、そしてその最低限の使い方を学ぶことです。

英語の学び直しのためにこのシリーズをお読みの方は、あわせて次の記事もご覧ください。

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英会話のために中学英文法をやり直すときの注意点

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