学習フローチャート【準備編】の続編です。
すでに英会話の学習をスタートした方向けのコンテンツです。英語上達のプロセス、スランプ対策など、途中で挫折せずに英語学習を続けていくためのお役立ち情報をご紹介します。
レベルアップを実感して英語を話せるようになりたい初心者の方は、ぜひ参考にしてみてください!
ステップ1:英語力が伸びる過程を知る
まず始めに、上達のプロセスについて情報を共有したいと思います。
通常、勉強すればするほど直線的に英語が上達すると考えてしまいますが、実際はそんなに上手くいかないのが現実です。
これは私自身の体験や私が見てきた他の人の体験ですが、どうやら上達には一定の経験則があるようです。あなたに当てはまることはないかもしれませんが、ご紹介させていただきます。
通常、頑張れば頑張っただけ、努力すれば努力した分、それがすぐに結果になると主ってしまいます。ところが、現実はどうもそうではないようです。
成長は直線ではなく、らせん状に進みます。勉強を始めて一定期間は効果が実感できないレベルで進みます。
ある人は1ヶ月かもしれません。ある人は3ヶ月かもしれません。毎日勉強しても、自分が伸びていると実感できない時です。
具体的には「勉強しても上達が思うように実感できないのに、こんなことを続けていて、本当に英語ができるようになるのか?」という迷いが出てきたときです。
この時期がいつまで続くかは個人差がありますが、ここで勉強を辞めてしまうか、それとも淡々と続けるかによって、将来天と地の差がでます。
「結果が出ていない」ように見える時期は、種を植える時期です。
庭にひまわりの種を植えたからといって、すぐに花は咲きません。花が咲くには、一定期間時間がかかります。
学習の上達もそれと同じような傾向があるように思います※。実際はこのような感じでレベルアップしていきます
初心者の方は、学習を始めてしばらくはこのような「上達しない時期」を経験するかもしれません。
「努力していても結果がでない」と感じる時期がある程度続きます。学習を始めても、一定期間は効果を実感できない時期があるかもしれませんが、それは自然なこと。
能力に関係なく「そういうものだ」と知っておけば、思うようにいかないときに、慌てずにすむと思います。
淡々とやるべきことを続けていると、急激に「自分のレベルが上がった!」と感じる時期が来ます。ここが成長のブレイクポイントです。上の表で言えば、10ヶ月目がそれに当たります。
蛇足ですが、この下積み時期が長ければ長いほど、後で飛躍的に伸びる人が多いというのが私の個人的な感想です。
参考記事
ステップ2:計画を見直す
日々の学習管理です。定期的(1週間単位がベターです)に、学習の進度、問題点等をチェックします。
・勉強量は適切か?
・負担が大きくないか?
・もっと上手にノルマをこなすにはどうすればいいか?
など、定期的なメンテナンスをすることで、少しずつ、学習の質が向上します。何事もやりっぱなしがよくないのと同じで、必ず自分の学習の質をチェックします。
例えば、日々のノルマを達成できていない場合、学習計画を修正したり、自分の生活パターンを見直して、より適切な方法を探す必要があるかもしれません。
必要なら、柔軟にプランを変更してもよいのです。
この試行錯誤の時期は、自分の勉強スタイルを作りだす大切な時期です。一概に「○○式勉強法」があなたに合うとは限りません。そして常に、
「今の自分にとって、何が上手くいくのか?」
をトライ&エラーで試していきます。学習のプランを立てても、上手くいくこと、いかないことが出てくると思います。
そういうときは、適度にプランを変更してOKです。「~ねばならい」ということはありません。「ちょっときついかも・・・」というときは、勉強量を減らすなどして調整をします。
大切なのは、英語の勉強を習慣づけ、それを継続することなのですから。
参考記事
ステップ3:伸び悩む時期を乗り越える
最後に英語力アップを実感するために大切なのがスランプ対策です。これはおそらく、英語学習者誰もが経験することだと思います。
ある程度英語の勉強を続けていくことで、自然と一定のレベルに進んでいくことになります。そうすると、その後同じレベルで停滞してしまいしばらくの間は成長が止まります。
上手く行っていた学習を続けていても、思うように上達しない時期があります。これがスランプです。
そして、このスランプの時期に、
・出来たことができなくなってしまう人
・そのままの水準でとどまる人
などに分かれます。
私の場合前者になる時期と、後者の時期両方がありましたが、前できたことができなくなると、精神的にかなり「ガーン」ときます。
こういう時はペースを変えてみたり、ミニブレイクを取ったりと、スランプ対策が必要になります。努力家な人、真剣な人ほど落ち込んでしまいますが、長い目で考えると、スランプも学習のプロセスです。
今一度、自分の学習に対する姿勢や、考え方、行動を振り返ることで、もしかしたら、以前よりも素晴らしい方法を見出すことができるようになるかもしれません。
スランプの本質=今以上に上手くいく方法を見つけるチャンス
ステップ4:英語のアウトプット量を増やす
英語習得の基本的なプロセスはまずインプットです。単語を覚えたり、文法を理解したり、英文を読みこなしたり、教材のCDを何度も聴くことが大切です。
必要なインプットをしつつ大切なのがアウトプットです。つまり覚えた英語を実際に使って練習してみることが、英会話を習得するためには不可欠です。
そこで、英会話の勉強を頑張ってきて、ある程度英語に慣れてきたら、英語を話す機会を作ります。具体的な次のような方法があります。
・英語圏の国に旅行に行く(団体プランではなく個人プランがおすすめ)
など、英語を生で使う時間を持つのが理想的です。
【忙しい場合】
→「ともかくたくさん英語を話したい!」という場合はオンライン英会話
【「他の英語学習者の方と交流しながら英会話に挑戦したい!」という場合】
→英会話スクールを活用する
このような具合、一番あなたの目的に合うサービスを利用するのがポイントです。
イギリスやオーストラリアなど、個人で海外へ生き、そこで現地の人と英語で話して交流のも面白いですよ。勉強になり、やる気になると思います息抜きにもなります。
本格的に英語に挑戦するなら、語学留学を検討するのも1つの方法です。
お得な価格で語学留学できる国もあるので、コストパフォーマンスで留学サービスを選べば、お得な価格で本格的に英語力を磨くことができます。
「コツコツ独学で英語を頑張ってきた。これなら、簡単な自己紹介や、中学レベルの英会話ならできるかも!」
という方は、ぜひ実践段階に入り、勉強してきた英語の知識を生きた英語力に変えていきましょう。
最後に
以上、英語上達のプロセス、スランプ対策など、途中で挫折せずに英語学習を続けていくためのお役立ち情報をご紹介しました。
英会話を勉強を始めたからといって、今すぐ希望する英語力が手に入ることはありません。
効率的に取り組むことで、英語力アップを実感するための時間を節約することはできます。それでも英語の勉強を習慣化して継続していくことが大切です。
あなたが英会話を習得するために勉強を始めればきっと、いろんな課題が見つかるかもしれません。そのときはこのページの情報を思い出し、そのときあなたが必要とする情報をチェックしてみてください。
参考になれば幸いです。