ローマは一日にして成らず。「英語を話せるようになる!」という目標を達成するためには、日々様々な努力を継続していく必要があります。
とはいえ、根性論や精神論で「頑張ろう!」と自分を叱咤激励するやり方は疲れます。
大切なのは、なぜやめたいと思うようになってしまったのか?原因を知り対処することによって「もうちょっと、続けてみようか?」と気持ちを変えることもできます。
そこでこのページでは、英会話を続けるかを迷ってしまう5つの原因と対処法をご紹介しています。あきらめるのはまだ早いかも?こちらで、あなたの原因&対処法をチェックしてみてください。
主な原因はこの5つ
まずはじめに知っておきたいのは、「誰でも」ふと英会話をやめたいと思うときがあるのが自然、ということです。
英語を話せるようになることはかんたんではありません。勉強をしていても、思い通りにいかないことが、たくさんあります。
ときに、努力が結果に比例しない現実を目の当たりにして、やる気をそがれてしまうことも、実際にあります。
ただ忘れてはいけないのは、やる気が落ち、「続けても意味がないかも?」と悩んだとしても、それは誰にでも起きうる自然なことで、「もうこれ以上は無理です」という話ではありません。
英語は続けていればなんとかなります。逆に言えば、途中でやめてしまったその時点で終了です。
そうならないために知っておきたいのが、「やめたい」と思うようになってしまう原因です。それは、主に次の3つです。
1.英語力が伸びない
2.英語にあきてきた
3.目標を達成した
4.英会話を身につける必要性を感じなくなった
5.勉強する余裕がない
以下、詳しくご説明します。
英語力が伸びない
努力しても期待する結果が得られない。一向に、英語力が伸びていると実感できない。
これは辛いですね。
別に、努力も何もせずにいれば、英語ができなくてもそれほど心は痛みません。でも、英会話の勉強をコツコツ続けているのにも関わらず、伸びない。話せるようにならない。
そんなとき、ふと「心が折れてしまう」ということがあります。
あなたがもし、勉強を続けているにも関わらず、思うように上達していない場合。「もうやめようかな・・・」とあきらめる前に、
1.英語の勉強法は方法は正しいか?
2.英語力が伸びる過程についての情報を知っているか?
3.(英会話レッスンを受けている場合)スクールは自分に合っているか?
をチェックすることをおすすめします。
英語の勉強法は方法は正しいか?
個人的に、「正しい」「間違っている」という、白黒つける物の言い方は好きではありませんが、英語習得の実際の話として、「こうすれば効果が期待できます」という方法論が明らかになっています。
つまり、今までのやり方を変えることによって今度は違う結果を得ることができる可能性があるのです。
関連記事:英語には効果的な習得法がある!「第二言語習得理論」とは?
英語力が伸びる過程についての情報を知っているか?
次に大切なのは努力が結果に比例せず、効果を実感できない期間があることを知っておくことが大切です。
例えば、私たちは1日3時間の勉強を5日続けることによって、15時間分の効果をすぐに得られると期待します。
ところが実際の話、コツコツそれを続けても、ある段階に到着するまでは、効果のビフォア&アフターを実感しにくい期間があるのです。
そして効果があろうがなかろうがコツコツ続けていると、ある段階に差し掛かった時点で、旧にグングンとそれまでの努力の効果を実感できるようになります。
成長は右肩上がりではなく、螺旋状に進んでいくと言うと、イメージができるでしょうか。
ここであなたが知っておく価値があることは、努力はすぐには実りませんが、必要な行動を継続していれば、その努力が報われる瞬間がやってくる、ということです。
大切なのは、「そのとき」が来る前にあきらめないことです。
スクールは自分に合っているか?
もしあなたが英会話スクールに通っており、そこでのレッスンにお悩みなら、こちらの記事をチェックしてみてください。
英会話スクールといっても実際のところ質は様々です。先生によっても効果はダントツ違います。向いていないところなら、今すぐ変えるくらいがちょうどいいでしょう。
英語にあきてきた
英会話の勉強を続ける上で大切なのは1にも2にも「継続」です。
勉強を始めて最初のうちは「よし、英語を話せるようになるぞ!」とやる気満々。英会話教材を購入して勉強を始めるのですが、しばらくすればマンネリ化。
そのうち「今日くらいはまぁいいか」と放置、勉強をやめてしまうパターンはよくある話です。
あなたが、「行動を継続できない・・・」というお悩みを持っているなら、今すぐ「英会話の勉強はやる気が必要だ!」という認識を改めることをおすすめします。
英会話にやる気は必要ありません。むしろ、やる気に頼っていると、長い目で見ればプラスよりマイナスの効果の方が大きいと言えます。なぜならやる気は感情。つまり日によって変わってしまうのがあたり前だからです。
そんなものに頼るより大切なのは、あきる前に習慣化することです。
具体的にはまず21日間。英会話のための勉強を日常生活のルーティンとして取り組むことです。それはあなたが朝起きて歯を磨くような行動の一つと同じです。
習慣化についてはこちらの記事でご紹介しています。詳細はこちらをご覧ください。
目標を達成した
英会話をコツコツ続けて目標の英語力を手に入れた。これは喜ばしいことですが、一方で一つの終わりでもあります。
「英語の勉強それ自体が楽しい!」という方は問題ありませんが、仕事や留学などのために今すぐ英会話が必要な方にとって、目標を達成することはとても大切です。
それがクリアできた以上、「もういいかな」というチョイスもありです。手に入れた英語力を失わないようメンテナンスを続けていくだけでも十分でしょう。
一方で、更に必要な目標を見つけて前進するという方法もあります。
英会話だけでなく天職を見据えてTOEICを勉強したり、身につけた英会話力を活用して日本のことを英語で発信する方法を勉強したり、「英語を使ってできること」はたくさんあります。
一定の英会話力が手に入れば、あとは英語の単語を覚えたりするだけでなく、教養的な部分に足を踏み込み、日本文化をはじめ、知的な関心や興味を、英語で伝えられるようにすることができれば、本当の意味で国際人を目指すことができます。
英会話を身につける必要性を感じなくなった
「英語を話せるようになりたいと思って英会話をはじめたら、実は自分にとって必要がないことだと知った」
このケースは案外あって、人それぞれ、英語を話せるようになるために時間を投資する価値がある方。そして英語に投資するよりも別のことに時間を使う方がいい方。人それぞれ、事情が違います。
時間は有限です。英語を話せるようになることに時間を使うよりも更に重要なことがあるならば、それは仕方のない話です。「あきらめる」というより「中断する」という認識で、英語を後回しすることも一つのチョイスです。
「はじめたからには絶対に!」というより、柔軟に立ち回ることも大切です。中断しておけば、また必要なときに「再開」することができます。
勉強する余裕がなくなった
仕事が忙しい社会人が英語を学ぶ上で一番の過大となるのは、方法論以上に「いつ」英語を勉強するかです。
仕事をして更に英語を勉強をすることは、控えめにいってもとてもハードです。学生時代のように自分の自由な時間を確保することはほぼ不可能です。
「仕事が休みの日に頑張ればいいじゃないか!」と言うことはかんたんですが、仕事の疲れで休息が必要な場合は休みが必要ですし、人によっては家族サービスなどで自分のことに時間を使えない人もいます。
ではどうするか?英会話を勉強する時間を「作る」のではなく、「見つける」のです。
まずおすすめしたいのは、平日の細切れ時間です。例えば通勤時。電車で通っている方ならスマホで英語の勉強を。車通勤の方は英会話教材を運転中に再生。スキマ時間を発見し、そこでできる小さな行動から始めることが大切です。
「アフターは英語を頑張れる!」という方は仕事が終わったあとスクールに通ったりオンラインレッスンを習慣にすることができますが、無理はしないことです。
まず、あなたの日常生活のなかで、「この時間だったら英語を気軽にできる」という時間を探しましょう。そこで、ほんの小さな行動でいいのです。それを始めることからスタートしましょう。
関連記事:社会人こそ知っておきたい英語の勉強を習慣化する効果と今すぐできる3つのこと
まとめ
ここまでのまとめです。
英会話を続けるかどうか迷ってしまったときに大切なのは、あなたがどのような原因で「やめようかな」という気持ちになってしまったのかを知ることです。
原因は次の5つがよくあるケースです。
・英語力が伸びない
・勉強にあきた
・目標を達成した
・英会話を学ぶ必要性がなくなった
・勉強する余裕がない
大切なのは、なぜ「やめようかな?」という気持ちになってしまうのかを知ることです。
そして忘れてはいけないのが、その気持ちはあくまで一時的なものであることです。方法を変えれば「続けてみよう!」と意識を変えることができます。
最後に
以上、英会話の勉強を続けるかどうか迷っている方に向け、気持ちを変えるための情報をご紹介しました。
英語はやる気があっても今すぐ話せるようにはなりません。スキルとして身につけるためには、必要な時間、しっかり自己投資する必要があります。
その過程で続けるかどうか、迷ってしまうことは普通にあります。あなたはなぜ英語を話せるようになりたいのでしょうか?なぜ、「やめたい」という気持ちを感じているのでしょうか?
ぜひこのページの原因をチェックし、あなたにあてはまる理由を見つけてみてください。参考になれば幸いです。