有名私大に一発合格するために押さえたい受験英語対策の考え方の続きです。
大学の受験英語についてのコンテンツです。こちらのページでは、具体的な勉強法、私が使った英語の参考書をご紹介しています。
大学受験英語対策の情報を探しているあなたの参考になれば幸いです。
「受験英語で力が伸びない!」という場合はこちらを参考にして下さい。
受験勉強の時間は限られている!
受験とは、限られた期間でいかに実力を伸ばせるかの勝負です。
つまり、限られた時間の間、いかに効率的に点を取るための勉強ができるか。そこに合否の全てがかかっています。大切なのは点数という「結果」です。
勉強して教養を磨くこと。一般的な知識を学ぶことも大切かもしれません。しかし、志望校に合格できなければ、きっとあなたは納得できないでしょう。
だからこそこだわるべきは結果。すなわち、志望校の最低合格点を取得する、それにつきます。
合格するためのの重要ポイント
こちらのページで公開している受験英語の勉強法ですが、すべて私の体験に基づいています。2ヶ月で英語の偏差値を40程度(推定)から62(模試)に急上昇させた勉強法です。
ポイントは、次の2点です。
1・過去問を解いて出題傾向を研究する
↓
2・参考書を準備してひたすらやる
短期間で結果を出すためには、志望校の出題傾向を分析し、ひたすら点を取るための勉強をすることです。
・長文重視の問題ならひたすら長文を読んで、英文を読むことに慣れること
・文法問題が多いなら、文法問題集を多めに暗記しておくこと
など、志望校の傾向に沿った勉強をすることです。
使う参考書
・志望校の赤本(全学部※)
・センター試験の過去問
・Z会、速読英単語 必修編
・Z会、速読英単語 上級編
・桐原書店、大学入試英語頻出問題総演習
同じ問題集を2冊買います。その理由はこちら。
・旺文社、基礎文法問題精講
・旺文社 ターゲット
→1900と1000、受験直前の1月2月に使用
受験勉強を始めたら最初に赤本を買う理由
志望校に合格するための受験勉強を始める。そのために重要なのが志望校の出題傾向を徹底的に知ること。
なぜなら伝統ある有名私大ほど、出題傾向が変わりません。だからこそ受験勉強を始めるにあたって真っ先に重要なのが赤本を手に入れること。そして、本格的な勉強を始める前に、必ずトライします。
この際、全然問題が解けなくても構いません。赤本を買い、全然点数が取れない状況でも全く問題ありません。
ちなみに、私が9月の中頃に受験勉強を始めて、志望校だった同志社大学文学の問題を解いたところ総合点は200点(満点が500点)を切っていました。しかし翌年の2月の受験で一発合格しました。
なので、あなたが現在赤本で何点取れるかなど、合否には関係がない話です。
まずは敵を知る
ではなぜ、受験勉強を始めたとき、最初に志望校の赤本を手に入れ問題を解くのか?それは、志望校の出題傾向を理解するためです。
「志望校に合格する」というゴール。それは「試験当日に志望校のテストで最低合格点を取得する」ということ。ではどうすればテストで最低合格点を取得すればいいか?それを知る情報として、赤本を解くのです。
どんな問題が出題されているか?傾向やレベルを知ることで、「対策」を取ることができます。つまるところ、「敵を知り、己を知る」ことが第一なのです。
そのために受験勉強を始めたらまず赤本。志望校の赤本の全学部を手に入れ、解いてみましょう。これは、声を大にしてあなたにお伝えしたいことです。
繰り返しますが、ここで全然点が取れなくてもかまいません!「受験日まで」に点を取るための対策をすればいいのです。それこそがすなわち、受験勉強なのです。
ということで、いざ私がどのような受験勉強をして英語のスコアをアップしたのか。具体的にお伝えします。
9月半ば~11月半ばまで
私が受験勉強をスタートしたのは9月の中頃。赤本で志望校の出題傾向を把握。その上で「急がば回れ」で労力を英語にフル投資。基礎固めに徹することにしました。
志望校を決めた赤本チェックは真っ先に取り組むべき最優先課題です。具体的にどのような問題が出題されているのか?傾向をつかむことが重要です。
あなたが受験勉強を始めた段階で志望校の赤本を解いた結果「全然わけわからん」「合格可能性はほぼゼロ」でも問題ありません。
私の場合、次のように英語を勉強しました。まず速読英単語の必修編を1日5ページを黙読したあとに音読、その後で桐原書店の大学入試英語頻出問題総演習を丸暗記します。その後、旺文社の基礎文法問題精講を2~3ページやります。
月曜から金曜、このルーティンを繰り返します。土曜日は丸ごと復習に時間を使います。日曜日は勉強なし、遊びや休養に。週に1日は、必ず休みます。気分転換は必要です。
各教材の使用法と注意点について
速読英単語の必修編
最初はこの参考書で、英文を読みつつ、基本的な英単語を覚えていきます。必修編の英単語は全部覚えるつもりで取り組むことが大切です。
必修編がひと通り終わったら、上級編を始めると同時に、必修編も再度やりなおします。
大学入試英語頻出問題総演習
こちらは2冊、同じ物を用意。1冊は直接答えを書きこんで、暗記用に使います。もう1冊は、復習用に使います。
旺文社の基礎文法問題精講
英語独自の構文を理解するために使います。やや英文が古く、硬いので、最初は苦労するかもしれませんが、やり終えたらかなり力がつきます。
最初のうちは、ノルマをこなすのにかなり時間が必要かもしれません。慣れてくると、30分くらいで済むようになります。早い人(1日3時間~5時間ペースの人)だと、11月くらいに、英文を読むのが格段にラクになるはずです。
12月~1月
上記の学習に加え、実践問題にトライしていく期間です。
センター試験&志望校の赤本の英文を解きつつ、英単語や熟語、文法をストックしていきます。点数は気にせず、ひたすら問題を解いて、分からない単語を丸暗記します。
英文を読むスピードや、勉強にも慣れてきているはずなので、かなりの量をこなせるようになっているので、この時期はどんどん自分に負荷をかけていきました。
ちなみに、あなたがセンター試験を受験して、そこでの結果がよろしくない場合でも、希望を捨ててはいけません。
ラストスパート直前の伸びはスゴいです。あなたが最後まで希望を捨てずに最善を尽くせば、直前で急激に実力が伸びることは、実際にあり得ます。
正直に告白しますが、私も試験慣れのために一橋大学の校舎でセンター試験を受験したのですが、このときの点数は国語90点。英語150点。
受験のプロの方のアドバイスを受けた場合、「あなたは合格できる可能性が極めて低いので、今すぐ志望校を変更してください」と言われるラインです。でもそんなことは関係ありませんでした。
センター試験から第一段階の大学の受験日までは二週間くらいありましたし、私のゴールはセンター試験で良い点を取るのではなく志望校に合格すること。「実際の試験」で合格するための必要最低限の点を取ればいいだけの話だからです。
私の場合はセンター試験はただの受験慣れのためであり、結果は完全にスルー。試験直前まで勉強しまくって1日12時間以上勉強して自分を追い込んだのですが、試験目前の2月に入り実力は急上昇。志望校に合格することができました。
2月、受験直前
大切なのは最後の最後まであきらめないこと。
人の底力は無知数です。追い詰められ、「もうダメだ・・・」という状況でさえ実際に逆転可能な奇跡が起こり得るのが人生の不思議なところです。
そこで受験直前までは勝負を投げ出さず、自分を追い込み勉強時間を増やしていくことが大切ですが、注意したいのは「もはや新しい参考書を使うのはタブーである」ということ。
やるべきことはシンプル。英語の場合は速読英単語で長文を読みつつ、旺文社のターゲット(熟語&単語)で、知識のメンテナンスを行います。
速読英単語の必修編と上級編、桐原の文法問題を全部覚え、センター試験の問題を全部解いたなら、ターゲットの英単語は8割くらいクリアできます。
難しい英単語や記憶があやふやな単語やイディオムを重点的に覚えていけばOKです。
この勉強法のポイントについて
以上、私が実践して短期間で結果を出した受験英語の勉強法をご紹介しました。
長くなってしまったのでポイントを簡潔にまとめると次の2点になります。
1.短期間で英語の実力を高めること(結果を出すこと)
2.点数アップに全力を注ぐこと
英語の場合、ある程度勉強すれば、そう簡単に実力は落ちません。なので、一度しっかり頑張っておけば(ある程度の時間を投資していれば)、一定のレベルを保つことができます。
この英語の特性を理解し、あなたが4月からしっかり勉強できるなら4月~9月あたりは英語特化で計画を立ててもいいかもしれません。
ちなみに、受験でしっかり英語を勉強しておけば、トーイック対策も有利になります。というのは、受験で効率的に点を取る感覚を身につけておけば、受験勉強と同じ要領でトーイックに望めるからです。
受験で頑張ったことは、あなたの大きな財産となるでしょう。それでは、栄光を祈ります!
ここがポイント
1.過去問を解いて出題傾向を分析する。
2.出題傾向に似た参考書を準備、ひたすらやる。
ポイントは夏までに基礎力をつけておく!
ちなみに、あなたが有名私大を志望校にしており、4月からじっくり受験勉強をする余裕があり、受験科目に数学がないならば、4月~8月までは英語オンリーで頑張り、着実に実力を伸ばしていくのがおすすめです。
というのは、社会のような暗記科目は早めに勉強を始めたところで、覚えたことを忘れないためのメンテンナスにたくさん時間を取られてしまうので、勉強する効率が悪いからです。
しかし英語は面白いことに、一度あるレベルに到達すると、そこから実力が落ちなくなります。なので、最初に英語をガッチリ勉強しておき、実力を高めておくことで、有名私大の合格に、一歩近づくことができます。
最後に
ということで、私の大声では言えない体験談も交え、正直にあなたに情報をお伝えしました。
あなたが有名国立大学を受験するなら、おそらくこの話はほとんど役に立たないでしょう。しかしあなたが有名私立大学を志望校にしているなら、この話はあなたの参考になることを確信しています。
なぜなら私大は受験科目が少なく英語のウェイトが大きいからです。すなわち、今の実力がどうであれ、適切な戦略を選び短期でも死ぬ気で勉強すれば、逆転の可能性があるのです。
大学へ入学してもその後の道は続きます。この意味で受験勉強は人生の全てではありません。それでも、「大学受験のために自分は死ぬ気で頑張った」という経験ができれば、それはあなたの一生の財産になるでしょう。
志望校合格という夢を持ち、そのための具体的な方法を考えて実行していく。今自分ができる限りの最善を尽くして努力する。このプロセスこそが、一番大切なことです。
この記事の情報が「志望校を母校に」したいあなたの参考になれば幸いです。
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