日常英会話をマスターするには、中学英語の理解が欠かせません。
もちろん、高校で習う高度な構文や特殊な表現を覚えること、語彙力を高めることも大切ですが、基本は中学校で習う英語です。
その理由はこちらです。
英語の重要文法が凝縮!
中学校で習う英文法は、まさに重要英語の宝庫。
1年ではbe動詞、一般動詞、疑問文、否定文、命令文、現在進行形、過去形、名詞の複数形、代名詞を習います。
これらの重要文法に加えて、
Good morning.
How are you?
Goodbye.
Hello.
など、日常英会話で使う基本的な表現を習います。
2年では、be動詞の過去形、未来形、be going to、助動詞、不定詞、比較、接続詞など、更に表現の幅が広がります。
そして3年では現在完了(継続・経験・完了・結果)、受け身、分詞など、複雑な表現を習います。
中学校で習う英文法は、まさしく英語力の土台。ここをしっかり押さえておけば将来的に、堅実な上達が期待できます。
慣れることで苦手を克服できる!
中学英語は取り組むコスパが非常に高いです。覚えれば覚えただけ、必ず役に立ちます。
「ではそのためにどうやって覚えればいいの?」
という話ですが、中学英語をマスターするコツは、とにかく英語に慣れ親しむこと。
英会話教材を使い、英文を読んで英単語や例文を覚えていきます。1日3回くらい音読すればなおベター。
これを毎日毎日、コツコツ繰り返していけば実力がついてくるはずです。
具体的な目安は英検3級
英語を話せるようになるために必要なのは基礎力。
この意味で、
「日常英会話を習得すること=中学英語をマスターすること※」
と言っても過言ではありません。
もっと具体的に言えば、英検3級の問題を9割解ければ十分です。後は、ネイティブ相手に英語を使うトレーニングを積めば完璧です。
中学英語をやり直せる英会話教材とは?
中学英語の重要文法を復習したいなら、公文式の『中学英文法』のような、1年から3年の文法を復習できる教材が便利です。
基本的に、初心者向けの英会話教材を購入すれば、基礎的な部分はやり直しができます。
スピーキングについては、テキストの音読と暗唱を中心とした、ベーシックな方法がオススメ。
テキストは市販の教材で十分ですが、「良いものがない」と思ったらニュークラウンなどの中学校で使われている教科書でもOKです。
おすすめの英会話教材はこちらでまとめています。参考にしてみて下さい。
上達してきたら
ある程度英会話のフレーズを覚えて、簡単な自己紹介ができる程度の英語力がついたら、次のステップに進むとき。
英会話スクールで実際にネイティブと英語を話すか、自信がある方の場合はオンライン英会話にトライしてみるとよいかもしれません。
レッスン料金が格安(1レッスン当たりの費用が100円~200円)で、自宅でマイペースに英会話のトレーニングができます。
いきなりネイティブと会話するのが不安な方は、一人でトレーニングできる英会話教材でコツコツやるのもOK。
練習を重ねるにつれ、英語で話せることがどんどん増えていくでしょう。
1.独学で英語をインプットする
2.覚えた英語をアウトプットする
3.自習して知識を蓄える=英語力アップ!
このパターンが、英会話上達の王道になるでしょう。
最後に
英語を話せるようになるために大切なベースとなるのが中学英語です。
単語。文法。ここでしっかり中学英語を理解し、身につけることで、日常英会話を使いこなすために必要な、最低限の英語力を身につけることができます。
この力を土台にして、一つ一つ積み木を積んでいくように、より上の英語力を目指すことができます。
その全ての始まりは中学英語から。始めての方は、ぜひ、参考にしてみてください。